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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.29 – 2012年、盛況につき今年もやっぱりシロナガスクジラで終わりそう!?

December 14, 2012 at 11:57 am

インド洋を優雅に泳ぐシロナガスクジラ!!右上には大きなタンカー!(ミリッサ)

皆様

 

師走に入り、お忙しい毎日をお過ごしのことと思います。

12月、1月は旅行シーズンということで、弊社もうれしい悲鳴・・。クリスチャンのわが街ニゴンボ(Negombo)で、教会の飾り付けを道すがら楽しみながらも、クリスマス・ムードには浸っていられない毎日です。

ああ、Srieko Newsも書かなきゃ、と強迫観念にとらわれていたとき、幸運なことに夫が

「今年最後の締めくくりに、今回は俺が書くことにするから。何といっても南西海岸のクジラのベスト・シーズン!!クジラ情報をタイムリーに伝えたいんだ・・」と、思いもかけないことを言うではありませんか。

少年期、小説ではなく漫画で育った夫ゆえ「文章より“漫画で見るクジラ君”とでもした方がいいのじゃない?」と言いかけた言葉を飲み込んだのは、夫のやる気を削いでは可愛そう・・という気持ちからで、私が楽をしたいためではありません。ハイ、念のため・・。

(妻ではなく!)動物と自然をこよなく愛してやまない夫。今も、庭に出没したサソリと格闘中です。「愛犬・太郎が刺されて、トナカイのような赤い鼻になったらかわいそうだから・・」と言いつつ、写真撮影までして楽しそう・・。

夢中になってなかなか現れないので、今のうちに皆様に今年のご挨拶。

 

お忙しい中、Srieko Newsに毎月、目を通して下さり、本当にありがとうございました。来たる年も、独断と偏見いっぱい、でもサファイアのようにきらりと光るものを織り込みながら、スリランカからの現地情報発信をパワー・アップしていこうと思います。

Srieko Newsを通しどうぞ、異国スリランカを身近に感じてくださいね。

 

☆ ☆ ☆

 

 

こんにちは山倉です。欧米諸国の人々は12月2週目からはクリスマス休暇に入り、我が社のあるニゴンボも観光客でにぎわってきました。

モンスーンも終わり海の透明度が上がりまさにベストシーズン到来といったところです。

学生時代からいつも思っている事ですが、欧米人というのはどうして美しい島や、場所を真っ先に見つけ、自分たちの住みやすいパラダイスに開拓できるのでしょうか?

欧米の気候が厳しいというのもあるのでしょうが、大航海時代からからの外に富を求めるDNAなのかもしれませんね....。

一方アジア人は、つつましやかな農耕民族、パイオニア精神を持って外へ外へとパラダイスを開拓するのではなく、出来上がった美しさの中で、それなりに楽しむスマートさを持っています。

弊社のNO.1のお勧めツアー!!ホエール・ウオッチングツアーを例に取ってみましょう。

このツアーが始ったのは、2006年インド洋大津波の後で、意外に最近なんです。いまでこそローカルからもちろん欧米人を始め各国の人々がこのツアーに参加していますが、ツアー開始当時は、内戦中(2009年終了)の影響もあり危険な地域が多かったためアジア人でスリランカを訪れる人々はごく少数、一方欧米人と言えば、危険を承知で!?比較的内戦の影響が少ないスリランカ南西部に、毎年多くの人が訪れていました。

このホエールウオッチングも欧米人に支えられてスリランカを代表するツアーに成長してきたといって良いでしょう!?

その、ホエール・ウオッチングツアーも遂に政府が目を付け課税の対象になるとの事(今のところは課税されていません)。有名になると利権を求めて人が集まるのはどの国も一緒でしょうが、課税された資金が決してBMWやメルセデスに変わることなくクジラの保護に役立つ事を願うのみです。

まだまだ日本では、スリランカが世界で有数のシロナガスクジラが観察できる場所だと知られていないのが残念でなりません。

 

以下にお客様ホエール・ウオッチングツアー体験談を紹介します。

シロナガスクジラは大きな体からは想像できない程、注意深く、繊細な生き物、そんなシロナガスクジラにスリランカではかなりの確率で遭遇できるというWEBでの案内!......何度かほかの地域(オーストラリア、メキシコ等)チャレンジしましたが何れも大迫力とは行きませんでしたので、今度こそはと思い、現地旅行会社SRIEKO HOLIDAYSさんのツアーに参加しました。

当日は早起き、眠い目をこすりながら手続き(名前、パスポート番号登録、支払い)を済ませ、朝食のお弁当(サンドイッチ、バナナ、マフィン+ミネラルウオーター)をもらってさて乗船!ポイントまでは約一時間、海の風に当たりながら、海水の色が深まっていく様を見ていると、ここがクジラの王国なんだな~~~と変に納得.....。海上の波風に癒されていると!
クジラを監視するトレーサーの人が騒がしくなって来ました。大声でキャプテンに、左手前に「スプレー」と叫んでいます。指をさす方を見ると、間欠泉の様な巨大な潮吹きが見えます、「ブシュー、ブシュー」と何度も何度も.....船が進むにつれその音は大きくなりましたが、姿が見えたかな?と思った時は、既にクジラは深く潜って行った後でした。(残念!)
一度潜ったクジラを、今度は、待ち伏せです。経験と実績に裏打ちされたキャプテンの勘を頼りに、次に 浮いてくると思われるポイントへ全速力で移動.....半信半疑で待つこと15分、今度は船の右後ろで「ブシュー」...それもかなり近くです、キャプテンはクジラの泳ぎに会わせ船を並走させ....目の前20m~30m程にシロナガスクジラの親子が!!!!!!ゆっくりとそして優雅に泳いでいます。近くを大型貨物船やタンカーが通るのにも構わず、ゆっくり3~4度潮を吹いた後、大きなテールを上げ、また深く潜っていきます。
大げさですが、まさに「大迫力!夢がかなった瞬間」でした。
この後も、10回以上クジラに遭遇し、大満足!同じクジラを何回か見たにしても、10頭以上と遭遇した勘定!?.....後でトレーサーの人に確認したところ全部で5頭だったと聞き、またビックリ!元気なシロナガスクジラさんは私達のために大海原を所狭しと泳ぎ、何度も顔を出してくれたんでしょうね......クジラさん有難う!

 

大晦日まで、あと二週間ほど!

今年一年SRIEKO HOLIDAYSを御支援頂き本当に有難うございました。

2013年は更に飛躍する年にしたいと思っております。

 

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

                      


もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース

 

**スリランカの郵便局でも、銀行以上のサービスが受けられる? **

 

個人的には、対応の悪さと建物のあまりの暑さに、極力足を運ばないようにしていた郵便局ですが“変身の兆し”が・・。

その一つは、1000を超える全ての郵便局に、ATM(現金自動預け払い機)を設置するという発表です。ATMに様々な機能を持たせることはもちろん、手数料は抑えての預貯金の引き出し、またスリランカの全ての銀行とリンクさせることも予定しているとのことです。

また、銀行よりレートのよいUS$等の外貨両替、インターネットの環境を整えた、エアコンのしっかり効いたビジネス・センターの設置も検討中だとか。

しかし、まだ政府系の一つの銀行からしか同意が得られていないそうで、“先進国以上の郵便局”を利用できるようになるのは、いつの日か・・

 

** さらに生まれかわるかコロンボの街 **

 

商業都市コロンボ(Colombo)の開発に力を入れる政府、さらに新たな開発計画があるとの発表がありました。

場所は海沿いに建つコロニアルな落ち着きが人気のゴール・フェイス・ホテルから、コロンボ在住者に人気のリゾート地マウント・ラビーニャ(Mount Lavinia)のマウント・ラビーニャ・ホテルまでの海岸線

“伸び盛りの国・スリランカ”に似つかわしい、おしゃれな海岸線に生まれかわらせるのが目的のようですが、海岸部浸食に歯止めをかけることも大切な理由のよう。

US$2千5百万(約20億円)をかけて、3年以内の完成を目標にした計画だそうです。

くれぐれも、“ゴミだらけのおしゃれな海岸”にならないことを願うのみ・・。

 

** 南西海岸のクジラ・ツアー、大盛況 **

 

Sriekoが得意とするのが自然関係のツアーであり、中でもクジラ・ツアーは“スリランカのパイオニア”を自認しています。西海岸のシーズンは来年4月まで。(12月に入りシロナガスクジラ君は毎日顔を見せています!!)

天候と、政府の法律や課税が、自然保護を名目にどんどん厳しくなるのが気になるところ・・。

青い海を雄大に泳ぐクジラ。オレンジに染まる日没の海岸。輝く瞳と真っ白な歯を見せて微笑みかけるスリランカの子供たち。さあ、スリランカにいらしてください!

 

www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。

                                2012年12月14日

山倉 理恵子

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