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8月18日 70歳のゾウさんTikiriの悲しみ@ペラヘラ祭

 

8月5日~8月15日まで開催された、スリランカ最大のお祭りキャンディペラヘラ祭に参加した70歳のゾウさんTikiriが動けなくなり、世界中のゾウ保護団体から、動物虐待を指摘されています。

ペラヘラ祭、祭主「仏歯寺」のチーフ獣医によると、8月13日の朝動けなくなり、診察によると前日夜より、食事をとっていなかった事による低血糖による衰弱との事、食事後回復したとの事です。

観光大臣と自然保護大臣を兼任するジョン・アマルトゥンガ氏は、同日13日自然保護局に「なぜこのような高齢で健康状態の十分でないゾウさんを、ペラヘラ祭に参加させたのか」至急対策を取るよう、自然保護局に指示し、「仏歯寺」のチーフ獣医は健康状態から、8月11日一日のみの参加許可だったにもかかわらず、Tikiriの飼い主はそれ以上の期間お祭りに参加させていたらしい事が判明しました。

スリランカは仏教国で、仏陀は白いゾウさんから生まれたと言われるほど、太古の時代からスリランカの人々はゾウさんと密接にかかわりを持っています。この国には太古から、仏教の教えに基づき「生きとし生けるものは、幸せであれ」という考えが浸透しており、悲しい時も嬉しい時も、人びとは動物達を慈しみ肩を寄せ合いながら、生活するという素晴らしい文化があります。この素晴らしい文化は、これからも続いていくことでしょう。それゆえに、飼い主の一存で起きたこの事件、大変残念でなりません。

ジョン・アマラトゥンガ氏は2015年まで遡り、ゾウさん達の健康状態と獣医の診断、それに伴う許可などの経緯をチェックし、今後、ガイドラインを策定するとコメントしています。

 

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