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6月25日 日本外務省、スリランカ渡航制限引き下げ

 

6月25日 日本外務省は、4月21日のイースター同時爆破テロ以降、スリランカ渡航制限を引き上げ(レベル2)ていましたが、テロ以前のレベル(レベル1)に引き下げました。美しく平和なスリランカが戻ってきました。

 

 外務省からスリランカの危険情報(危険レベル引き下げ)

スリランカの危険情報を更新しました(危険レベル引き下げ)

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2019T049.html
(携帯)==> http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2019T049.html

 

詳細は以下の内容です。

【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)【ポイント】
●4月21日(日),コロンボ市を含む複数の都市の計8か所で邦人1名を含む258名が死亡し,約500名が負傷する同時爆破テロ事件が発生しました。こうした事態を受けて,スリランカ全土に非常事態宣言が発令されたほか,夜間外出禁止令も継続して発出されましたが,その後,治安当局による大規模かつ集中的な捜査・警備強化もあり,夜間外出禁止令は解除され,治安状況が安定化していることから,スリランカ全土の危険度をレベル1(十分注意してください)へ引き下げます。
●一方で,今後もテロ発生の可能性については排除できませんので,テロの被害に遭わないよう,人混みは避ける等引き続き行動には十分注意してください。また,コロンボ市や主要都市において,宗教・コミュニティ間の対立に起因する突発的な衝突が発生したり,デモや大規模集会が行われたりすることがありますので,最新情報の収集に努めるとともに,デモや集会等には近づかず,教会・モスク寺院等宗教関係施設を訪れることを極力避ける等,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。
●スリ,置き引き,詐欺,ぼったくり(三輪タクシー,観光ガイド,宝石店等)などの一般犯罪には引き続き注意してください。また,北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)については,現在でも地雷の除去作業が進められていますので,十分注意してください。
1 概況
(1)テロ情勢
ア 2019年4月21日(日)午前,コロンボ県コロンボ市(聖アンソニー教会),ガンパハ県ネゴンボ市(聖セバスティアン教会),バティカロア県プリヤンティヴ村(シオン教会)の3つの教会と,コロンボ市内のホテル3か所(シャングリラ,シナモン・グランド,キングスベリー)の計6か所にてほぼ同時に爆破テロが発生しました。また,同日午後には,コロンボ県デヒワラ動物園周辺のゲストハウス及びコロンボ市東部デマタゴダ地区の2か所で新たな爆発が発生しました。これら一連の爆発により,スリランカ政府による発表によれば,5月末時点で258名が死亡,また約500名が負傷しました。邦人も,1名が死亡し,複数名が負傷しています。イ 同時爆破テロ事件については,国内のイスラム過激派組織(NTJ(ナショナル・タウヒード・ジャマート)やJMI(ジャマティ・ミラットゥ・イブラム))から派生したグループによる犯行であり,国際テロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の影響も受けていたとされています。ウ 同時爆破テロ事件の後,治安当局による大規模かつ集中的な捜査・警備強化もあり,治安状況は安定化していますが,引き続きテロ発生の可能性は排除できない状況です。

(2)一般治安情勢
ア スリランカにおける一般犯罪については,空き巣,住居侵入等の古典的犯罪は減少している傾向がある一方,スリ,置き引き,詐欺,ぼったくり(三輪タクシー,観光ガイド,宝石店等)や違法薬物などの犯罪が増加している傾向が見られます。

イ 2009年5月に政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降も,民族や宗教,コミュニティ間の対立が一部に見られます。2018年3月には仏教徒とイスラム教徒との間の緊張に端を発し非常事態宣言が発出された例もありました。また,2019年4月21日に発生した同時爆破テロ事件を受け,この事件の実行犯がイスラム教徒であったことから,事件後にモスクやイスラム教徒の商店等に対する放火・襲撃事件が発生しており,さらなる宗教・コミュニティ間対立の懸念があります。

2 地域別情勢
全土:レベル1:十分注意してください。(引き下げ)

以下の情勢を踏まえ,スリランカへの渡航・滞在を予定されている方は,十分注意してください。

(1)スリランカ全土
ア 前述のように,2019年4月21日に,コロンボ市を含む複数の都市の計8か所で邦人1名を含む258名が死亡,また,約500名の方が負傷する同時爆破テロ事件が発生しました。
その後,治安当局による大規模かつ集中的な捜査・警備強化が功を奏し,テロ事件の発生はなく,夜間外出禁止令は解除され,治安状況が安定化していることから,スリランカ全土の危険度をレベル1(十分注意してください)へ引き下げます。

イ 一般治安の面では,スリ,置き引き,詐欺,ぼったくり(三輪タクシー,観光ガイド,宝石店等),違法薬物などの一般犯罪が発生していますので,注意してください。特に違法薬物については,厳しい取締が行われていますので,巻き込まれないようにしてください。

ウ コロンボ市や主要都市において,デモや大規模集会が行われたりすることがありますので,最新情報の収集に努めるとともに,デモや大規模集会には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。

エ また,2019年4月21日に発生した同時爆破テロ事件を受け,同事件の実行犯がイスラム過激派組織の思想の影響を受けた者であったとの見方が有力であることから,事件後にモスクやイスラム教徒の商店等に対する放火・襲撃事件が発生しており,さらなる宗教・コミュニティ間対立の懸念がありますので,最新情報の収集に努めてください。

(2)北西部州
2019年4月21日に発生した同時爆破テロ事件後の5月中旬,特にこの地域を中心に宗教・コミュニティ間の対立に起因する暴動等が発生しました。この地域のモスク,仏教寺院,教会等に近づく際には十分注意してください。

(3)北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結して以降,治安情勢は大幅に改善されてきました。
ただし,紛争終結から約10年が経過した現在も,地雷の除去作業が進められています。渡航・滞在にあたっては,引き続き地雷原の警告表示に注意するとともに,交通量の多い幹線道路を通行する,海岸や森林・草原地帯などには不用意に立ち入らないなど十分注意してください。

(4)北部州(上記以外),東部州及び北中央州
ア 2019年4月21日の同時爆破テロ事件の際には,東部州バティカロア県プリヤンティヴ村(シオン教会)においても爆破テロ事件が発生しています。

イ 北部州,東部州及び北中央州の一部では地雷の埋設地域が点在していますので,地雷原の警告表示に注意するとともに,森林・草原地帯などには不用意に立ち入らないでください。車両で移動する際は交通量の多い幹線道を利用してください。なお,洪水や地滑り等によって地雷が移動することもありますので,不審物を発見した場合には決して近寄らないでください。

ウ また,これらの地域では,軍や警察による道路封鎖や検問が行われている場合があります。ジャフナ地方ではAVAと呼ばれる主に若者のギャンググループがひったくりや強盗などを敢行していますので,安全な滞在先,移動手段を選択するようにしてください。
ください

3 渡航・滞在にあたっての注意
スリランカへの渡航・滞在にあたっては,以下の注意事項を参考に,十分な安全対策を講じてください。また,日本国外務省,在スリランカ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
また,不測の事態が発生した場合に備え,在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保してください。さらに,外出禁止令が発令された場合や,事態が長期化した場合に備え,緊急備蓄品(食料や飲料水,燃料等)の備蓄に留意してください。
有効な防犯対策等については,「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●犯罪発生状況,防犯対策」をご参照ください。

(1)テロ対策
スリランカに渡航・滞在される方は,テロに遭遇したり,巻き込まれたりする危険を避けるよう,上記情報に加え,次の点に十分留意して行動してください。また,以下も併せご参照ください。

・パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(パンフレットは,https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html に掲載。)
・パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html に掲載。)
・ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(マニュアルは,http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html に掲載)

ア テロ
○訪問先の情報に十分な注意を払い,必要な場合には十分な警備態勢をとる。
○テロの標的となりやすい場所(※)を訪れることは極力避ける。
※教会・モスク・寺院等宗教関係施設,ホテル,空港,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等,観光施設及び観光地周辺の道路,スポーツ競技場,コンサートや記念日・祝祭日等のイベント,公共交通機関,レストラン,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等の施設
○やむを得ずこれらの訪問する場合も,周囲の状況に注意を払い,常に周囲の状況に注意を払う。ホテルのフロント等,不特定多数の人の立ち入りが容易な場所での滞在時間を可能な限り短くする。不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。
○軍,警察等治安当局施設(車両を含む。)には近づかない。特に,治安当局による爆弾処理の現場には近づかない。

イ 誘拐
誘拐を防ぐためには,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の安全のための3原則を念頭に,次のような対策をとり,習慣化することが有効です。
○日常の行動パターンを画一化しない。通勤や買い物等に同じ経路や時間帯を使うのではなく,数パターンを使い分ける。
○行動予定を不特定多数に知られないようにする。
○可能な限り単独で行動せず,信用できる人物と一緒に行動する。
○外出中は,周囲に不審者,不審車両等がいないか注意する。
○車両で移動する場合は,必ず窓を閉めてドアを施錠する。移動・降車時にも不審者,不審車両がいないか確認する。

(2)自然災害
スリランカにおいては,地域によって豪雨災害や深刻な干ばつなどが発生しており,2017年5月及び2018年10月には,南西モンスーンの影響でスリランカ南西部,北部地域において豪雨が続き,河川の氾濫,山間部の土砂崩れなどで多くの被災者を出しました。
自然災害に際しては,各交通機関が運休し,電話やインターネットが不通となるなど外部との連絡が寸断され,さらに物資の供給が十分に及ばなくなります。緊急備蓄品(食料や飲料水(10日~2週間分程度)に加え,懐中電灯,ライター,ろうそく,携帯ラジオ,予備の電池,燃料等)を準備するなど,日頃から自然災害に対する警戒を怠らないようにしてください。また,テレビ,ラジオやインターネット等で常に最新の情報を入手するよう心がけてください。

(3)感染症等
スリランカでは,一年を通じてデング熱が流行しています。デング熱の流行に伴い,感染症スポット情報を発出しています。詳細については,以下のリンクをご参照ください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C154.html
また,感染症対策,スリランカにおける医療事情については「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●風俗,習慣,健康等」をご参照ください。
この他,毎年20~30名程度が狂犬病で死亡していますので,野犬に注意してください。

(4)海外旅行傷害保険への加入
スリランカの医療機関は治療費を保険や実費で負担できなければ診察・治療を断る状況が往々にして見られます。また,スリランカの医療機関に入院後,日本又は近隣の国の医療機関への移送が必要となる場合には多額の費用を要します。
医療面に限らず,万が一,事故・盗難被害にあった場合に備える意味からも,緊急移送サービスを含む十分な補償金額の海外旅行傷害保険に加入してください。

(5)在留届・たびレジ
海外渡航の際には,万一に備え,家族,友人,職場等に,日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在スリランカ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の滞在の際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時にお住まいの地域を管轄する在外公館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html )」に登録してください。

(6)その他
スリランカに渡航・滞在するにあたっての留意事項(注意すべき取締法規等)については,「安全対策基礎データ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_006.html )」の「●滞在時の留意事項」をご参照ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
(内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/(PC版・ スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在スリランカ日本国大使館
住所:No. 20, Srimath R.G. Senanayake Mawatha, Colombo 7
Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
電話:(市外局番011)2693831~3
国外からは(国番号94)-11-2693831~3
ファックス:(市外局番011)2698629
国外からは(国番号94)-11-2698629
ホームページ: http://www.lk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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