[contact-form-7 404 "Not Found"]

♪♪ 紅茶のメロディー ♪♪

 

「紅茶は、飲み手が主体的に近づいて行かなければ得られない飲み物。受け身の生き方をしているひとは紅茶と出会えない」 (引用:スリランカ学の冒険 庄野護氏著)

スリランカの紅茶は「セイロンティー」と呼ばれ、Lipton Tea、Dilmah Teaなど有名ブランドとしても販売され世界中で愛飲されています。
濃いオレンジ色に輝くこのお茶は、オレンジペコとして紅茶愛好家には広く知られていて、ここスリランカでは、いろいろな種類の紅茶を楽しむことが出来ます。どれも豊潤な味と高原を連想させる爽やかな香りとキレが特徴、世界でも類を見ない高級紅茶といってもよいでしょう。私はブラックで飲むのが好きですが、スリランカ人はミルクと砂糖をたっぷり入れて飲むのが一般的です。

この紅茶、歴史をたどれば英国植民地時代の1839年、キャンディ(Kandy)近郊のペラデニア植物園にお茶の苗を植えたのが始まりだと言われています。が、その時はまだコーヒーのプランテーションが主流の時代でした。
それからしばらくして、コーヒー園を営んでいた高原地域に苗木の病気がはやり、やがてコーヒー園は閉鎖。かわりにお茶の苗を植えたところ、こちらはすくすく成長し、瞬く間に高原地帯はコーヒー園から茶畑へ変貌を遂げました。
統治していたイギリス人も、暑いとばかり思っていたスリランカに、紅茶栽培に適した霧のかかる涼しい高地があり、しかも上質の紅茶葉がとれることに、驚きと喜びを隠せなかったことでしょう。
当時の英国植民地政策も手伝いスリランカの紅茶は 「セイロンティー」としてブランドを確立しました。
今では世界の紅茶輸出量の20%を占め、紅茶輸出量世界一の紅茶王国となっています。

●スリランカ紅茶は大きく分けると、Lipton、Dilma、Mlesna、Zestaなどが販売しているブレンド茶、紅茶工場が直販しているシングル・エステイト茶の2種類に分けられます。

●グレード(品質ではなく茶葉の大きさ、形状を表すもの)は大きく分けると4種類に分けられます。

OP:オレンジペコ  製茶の茶葉が7~11mmの紅茶
BOP:ブロークン・オレンジペコ 茶葉を機械でカット製茶の茶葉が2~3mm
BOPF:ブロークン・オレンジペコ・ファニングス BOPをさらにカット 1~2mm
D:ダスト 製茶のもっとも細かくカットされたもの
OPからDに向かって、入れた紅茶の色合いと渋みは、濃くなります。そして、価格も安くなります!

●また紅茶の産地によっても3種類に分けられます。
1.ハイグロウン・ティー (High Grown Tea)
標高1200m以上の高原で作られる紅茶で、スリランカでも最高品質の紅茶です。
産地 : ウバ(UVA)ヌワラエリヤ(NuwaraElliya、ディンブッラ(Dimbula*ウバ茶はダージリン(インド)、キーマン(中国)と並び世界3大紅茶のひとつに数えられています。
2.ミディアムグロウン・ティー (Medium Grown Tea)
標高600m~1200mの丘陵地帯で作られる紅茶です。
産地 : キャンディ(Kandy
3.ローグロウン・ティー (Low Grown Tea)
標高600m以下の丘陵地帯で作られる紅茶です。
産地:ルフナ (Rufuna)

 

つまり、紅茶を購入する時は、自分の好みに合わせ、例えば「ハイグローンのUvaのBOP」といった具合にオーダーするわけです。更にいえばUva地方にも紅茶工場がいくつもありますので、UvaのXX工場のものはありますか?などとオーダーできたら、シングル・エステイト茶を愛する、かなりの専門家の領域に入ります。この時点でスリランカ紅茶店のほとんどの店員は、知識が追いついていけなくなり、チンプンカンプンの回答をし始めます。(笑)

私の好みは、香り高く、渋みの強いハイグローンの特にNuwara Eliyaの「Pedoro Tea Estate」で製造されたBOPF又はD...たまに色の薄いOP「Orenge Pekoe」も...標高、産地、紅茶工場(Tea Estate)、グレードによってそれぞれ味に特徴があり、入れ方によっても味が変化する...スリランカの紅茶は、まさにフランスのXX地方のXXシャトーのXX年もののワイン...いやいやXX地方のXX酒蔵の、大吟醸...日本酒の地酒のような楽しみ方も出来るのではないでしょうか。

スリランカの高品質な紅茶の中でも特に「ゴールドティップ」、「シルバーティップ」と呼ばれる高級紅茶があります。庶民の私の口には合いませんが、滋養強壮効果もあるとかで、中東の大富豪の中では、大人気だそうです。
その味わいは、芳醇な香りと、高原の爽やかさを感じる苦み控えめの上品な味わい。カップに注いだ際、縁に金色の輪を見ることができます。
7月~9月のクオリーティーシーズン(旬の頃)と呼ばれる時期に摘まれ、加工された茶葉が最高級品とされています。

スリランカでのご旅行の際は急がず、ゆっくり、「リトル・イングランド」といわれる高原地帯で、1日1回はアフラヌーンティーを楽しむくらいに時間をつくり、心ゆくまでティーを堪能してみてください。産地で頂くセイロンティーは、また特別な味わいがあるものです。きっと一杯、また一杯と普段の疲れが癒されていくのではないかと思います。

私の紅茶は、飲みだすと止まらなくなるたちで、レストランで出される小さなティーポットでは満足できず、何度もティーポットをお代わりするため、便利さとコストを考え最近旅行時はマイティーポット持参、更にお湯を沸かす電気ポットも持参し、既にいつも携帯しているマイカップと合わせ、旅行三種の神器となっています。家人には「かっこ悪いからやめてくれ!」と言われていますが、私にとっての紅茶は、一杯、また一杯と頂く毎に、頭は冴えわたり、続々と新しい発想が浮かんでくる、魔法の水といっても過言ではないでしょう。

 

*  お勧め!! 高原地、ウバ茶、ヌワラエリヤ茶、ディンブラ茶、キャンディ茶の4大紅茶園を周遊する紅茶園ツアーが大人気です。ぜひこの機会に!!

お問い合わせ