6月24日　全国外出禁止令中のポソン祭（満月の日）

【Hotel Topaz Kandyより頂いた写真より】

本日6月24日はポソン・ポヤデー（ポソン祭り満月の日）です。先月のヴェサック・ポヤデー（ヴェサック祭り）から各家々に飾られていたランタン（提灯）も、この祭りが終わると徐々に片付けられます。

紀元前237年スリランカへの仏教伝来を記念する日で、全国で祝われますが、特に仏教伝来の聖地といわれるミヒンタレー（アヌラーダプラ）では、全国から仏教徒が集まり盛大にお祭りが行われます。

●例年のポソンポヤ祭＠ミヒンタレ

また、余談ですがミヒンタレ周辺一帯は、「世界最古の自然保護区」として有名で、スリランカの古代史マハワンサによると、インドから来たマヒンダ大僧正はスリランカ・ミヒンタレの岩の上に降り立ち、一帯で鹿狩りをしていたティッサ王（当時アヌラーダプラ一帯を支配していた）を岩の上から呼び止め、殺傷を咎め「生きとし生けるものは、全て幸せであれ」と説いたと言われています。その教えに共感したティッサ王は仏教に改宗し、ミヒンタレを中心としたアヌラーダプラ地域を自然保護区にして、その後仏教はスリランカ全国に伝わっていったとの事です。アヌラーダプラのルワンウエリサヤ大塔の石碑にも自然保護区の事が記されています。