12月4日 騒動てんこ盛り!再開2か月🐶
もうすぐクリスマス🎄、ラジオから流れてくる音楽はクリスマス調、街並みはクリスマスの装いを始め🎅賑やかになってきました。
この時期のスリランカは、朝晩涼しくなり穏やかな気候が始まる一年で一番良い季節・・例年だと、クリスマス休暇を利用して世界中からの訪問者がピークに達しますが、世界的に今年も昨年同様に武漢ウイルスの影響で訪問客の動きは鈍く、更に追い打ちをかけるように新種のオミクロン騒動と、踏んだり蹴ったりのクリスマスプレゼントになりそうですね・・😊
そんな状況の中ここ2か月の間に、のっぴきならない騒動が国内でも起きています。
ちなみに、現政権はゴタバヤ・ラジャパクサ大統領とその兄弟、俗に「フォーブラザーズ」と呼ばれるラジャパクサ4兄弟とその子供達が政権の中枢を握る、いわゆる独裁政権・・良くも悪くもこのフォーブラザーズの意に沿って政権運営されているのですが・・
●まずは最近の連続ガス爆発事件(下風刺画左 4兄弟の一人マヒンダ・ラジャパクサ首相)
(マヒンダ氏は2015年まで大統領職にあり、傾中政策を進めた当事者・・債務の罠にはまり、ハンバントタ港、コロンボポートシティーなど99年租借地として某国に押さえられてしまった)
スリランカ国内では、ここ2~3週間連続してガス爆発が50件近く起きています・・原因は政府系企業のリトロガス(LITRO GAS)のガス漏れしやすいシリンダーと言われています・・政府はシリンダーと接続するレギュレーターだの古くなったホースの問題だのと、市民に責任転嫁していますが、今までガス爆発は少なからずあった(年間130件程)にせよ、ここにきて急増しているのは、ガス供給元に何か変化点があったのは明白でしょう。
8月中旬のガス供給問題に始まり、その後、連続ガス爆発事件に発展した、そして遂に「M」のマークで有名なハンバーガ屋まで爆発しました・・不謹慎かもしれませんが、私は本当は喜劇の世界に住んでいるのかもしれませんね😊
●武漢ウイルス・オミクロン株(上風刺画中 4兄弟の一人ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領)
(ゴタバヤ氏は4兄弟の三男で、軍の大臣だったこともあり、かなり強引に政策(有機農業政策など)推進する・・黄門様のように各地を周り民衆の話を聞いているが、実は格好だけの頑固者との噂あり)
10日ほど前から突然話題になり始めた「オミクロン株」・・昨日スリランカ国内にて、オミクロン株が一時帰国したスリランカ人から見つかったことで、今後のスリランカの入国制限と各国のスリランカからの入国制限が気になるところ・・残念ながら、弊社でも年末年始のお客様のキャンセルが相次いでいます。
窓を全開にしすぎ、閉めるのが一苦労ですね・・大統領!と言いたくもなります😊
●財源不足による国勢不安(上風刺画右 4兄弟の一人バジル・ラジャパクサ経済相)
(バジル氏は4兄弟の末っ子・・国会議員ではないのに、何故か経済相を始めとする数々の要職に就いている・・状況が良い時は力を発揮するが、状況が悪くなると入院して雲隠れするのが得意技)
1.砂糖、ミルクパウダー、小麦粉、セメントから始まった物不足・・今では色々なものに波及していますが、政府が積極的に介入する気配はありません。
2.外貨準備高不足、中央銀行の金融量的緩和、サプライチェンの機能不全などから来る急激なインフレ(物によっては2倍以上も)が起きていますが、必需品だけでも政府が統制価格を取るような動きはありません。
3.エネルギー調達不全からくるケロシン、ガソリン、ディーゼル不足と値上げ・・最近1週間ほどは、電力不足からくる頻繁な停電が始まっています・・もちろん停電もランカ流予告なし😊
*停電で発電所が動かない!?などと平気で報道されてるのには大笑い・・
4.度重なるロックダウンの影響と経済停滞によって起こる、賃金削減、未払い・・供給不足、急激なインフレと相まって、賃金アップのデモが各業界で行われています。
●武漢ウイルスが落ち着いてきたと思ったら、今度はデング熱の蔓延
ここ1か月程デング熱の感染爆発が世間の話題になっています。デング熱も蚊を媒介してひろがってゆくウイルス・・武漢ウイルスが落ち着いてきたのは、ウイルス同士の干渉なのか、関係ないのかわかりませんが、どちらも死に至る事が有るほどの強力なウイルス・・最近都市建設の一環か、各地で新しい電柱に入れ替えも大事でしょうが、危険なデング蚊の発生を防ぐために、下水道の整備が先なのでは・・ねっ大統領!
「フォーブラザーズ」政権はパンデミックの始まる少し前に発足した政権ですが、パデミック中は猫をかぶっていたのか!?目立たなかったのか!?これといった大きな問題は起きなかったように思います・・が、パンデミックが落ち着いてきた途端、出てくるは出てくるわ、いろいろな奇想天外なキテレツ騒動・・はたしてこのブラザーズは、この重大局面を深刻な財源不足のまま乗り切ることが出来るのでしょうか?
ちなみにこのブラザーズ手下の中央銀行総裁は、野党、有識者はもとより、与党の一部からも強力に要請されている「IMFからの融資」を、かたくなに拒んでいます。
良く耳にする事ですが、融資を受ける独裁者や利権者がリベートをもらい、国は資産を某国に取られても独裁者、利権者は潤う・・結局国民が一番の被害者というむごい仕組みにならないと良いのですがね・・。
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