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2月16日 コロナ変異種感染!スリランカ政府の対応は?

 

 

皆さま今日は

世界中でコロナ変異種(南ア型、UK型、ブラジル型)の感染が拡大しており更なる景気停滞が懸念されていますが、いかがお過ごしでしょうか。

ここスリランカでは、昨年10月に始まった第二波の感染が、今年に入りさらに拡大!先週の2月9日には一日の感染者数が1000人に迫る過去最多の976人を記録しました。

スリランカ・コロナ感染者数推移 ●グラフから10月以降感染拡大が止まらない事を読み取れると思います。

また世界中で感染拡大しているコロナ異変種のUK型の感染が、コロンボを含む全国数か所で報告されており、昨日の報道では、コロンボ中心地の大型コンドミニアムからUK型の感染者の報告がされて驚いています。

一方スリランカ政府は先月1月21日に国際空港(コロンボ国際空港(BIA) マッタラ国際空港(MIA))を観光者向けに開港しており、数は少ないですがトラベル・バイオバブル(入国後の隔離処置なし)を使った観光客の入国が続いています。

観光客と一般市民との接触は、観光ガイドラインでは制限された状況下だけとなっておりますが、世界中でコロナ異変種感染の拡大する中、やはり一般市民としては怖いというのが本音ではないでしょうか。

ワクチン接種も始まっていますが、まだまだ一般市民までは手が回らない状況のようです。

市民からはコロナ変異種感染拡大と、未だに収束しない第二波感染拡大に対する、一刻も早い政府の適切な対応が望まれています。

 

このような状況下、本日の地元紙Daily Mirrorにて興味深い記事がありましたので、以下にてご案内いたします。

 

Daily Mirror 本日の風刺画より

 

●異変種発見、「特別な制限は今のところ考えていない」と国務大臣

2月15日

コロナ担当のスダッシャニ国務大臣は、「コロナ異変種の報告されている地域への移動制限があるだろう」というメディアの報道を否定し、保健省当局が状況を密接に監視しており、それに基づいて対策を取るだろうと述べた。

大臣はDaily Mirror紙へ「国内でコロナ異変種がいくつか報告されているが、特別な対策は今のところ考えていない」と語った。

「免疫局が、異変種のケースを密接にモニタリングしていて、新しいクラスター発生した場合は、移動の制限が行われる」と強調、「政府の取っている対策は、症例数の増加した場合に実施され、特別な制限はない」と付け加えた。

また大臣は、「国内が封鎖されるという報道は、正しくない」と改めて強調した。

以下英字原文

●Detection of new variant: Extra restrictions won’t be imposed, says State Minister

15 FEB 2021

Denying the media reports that there would be travel restrictions in areas where the new variant was detected, Primary Health Care, Epidemics and COVID Disease Control State Minister Sudarshani Fernandopulle said the health authorities are closely monitoring the situation and actions would be taken accordingly.

She told Daily Mirror that there won’t be any extra measures though a few cases of new variant had been identified in the country.

“The Epidemiology Unit is monitoring these new cases very closely. Whenever there new clusters of cases, the movement are restricted,” she underlined.

“The measures that we have been taking would be implemented when the number of cases increases whereas there won’t be extra restrictions,” she added.

The State Minister also reiterated that the reports, which say that the country would be placed under lockdown are not correct. (Sheain Fernandopulle)

*この記事に対するコメントを見ると、「まごまごしていると手遅れになる」といった趣旨の批判的意見が多数です。

 

Daily Mirror記事より

 

●国民は観光客と離れて過ごすよう促される。

2月16日

国内でコロナ異変種への警戒が強まる中、国民は観光客と離れて過ごすことを促されている。

公衆衛生サービス副局長のDr.  ヘマンタ氏「観光客がトラベル・バイオバブル(入国後隔離処置なし)で入国しているなか、地元の人々が観光客と接触を試みるかもしれない危険性がある」と語った。

「観光客は政府の決た観光スポットを訪問することになっているが、地元の人々が観光客に近づこうとするのではないかと大変懸念している。」「スリランカに滞在中の観光客は幾つかの場所のホテルでリラックスしている中、地元の人々には観光客と接触しないように促している」と述べた。

また副局長は、「観光客と接触すれば、誰でも感染する可能性は捨てきれない。」「警察やホテルスタッフは、観光客との接触について、十分な知識を持っています」「私達は我が国でコロナ変異種感染が広がらないよう、すべての人々の出来る限りの協力が必要だ」と語った。

以下英字原文

●People urged to stay away from tourists

16 FEB 2021

The public have been urged to stay away from tourists after the country was placed on heightened alert for the new variant of the coronavirus.

Deputy Director General of Public Health Services, Dr. Hemantha Herath said while tourists are confined to a bio-bubble there is a fear that some locals may attempt to come into contact with the visitors.

He said the main concern is that locals may attempt to get close to the tourists when they visit selected tourist sites in the country.

“A number of tourists are currently in Sri Lanka and are relaxing at hotels in several places. We urge locals not to have any contact with the tourists,” he said.

Dr. Hemantha Herath said if anyone comes into contact with the tourists it could result in them contracting the virus.

He said the Police and hotels have been given clear advice on the steps to be taken if anyone is to have contact with a tourist.

“We would need all the support we can get to ensure the new variant does not spread in the country,” he said. (EASWARAN RUTNAM)

*この記事に対するコメントを見ると、「こんな状態で何で観光客を迎え入れているのか?」「なぜ観光客にはトラベル・バイオバブル入国を許可しているのか」という意見が大半です。

 

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