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3月7日 在スリランカ日本大使館より注意喚起(デモ)

2023年3月7日/Srieko配信

 

最近のスリランカは、IMF再生援助パッケージを目の前に政治的駆け引きで混沌としています。

その中でも特に違和感を覚えるのが、スリランカで最近起きている事として奇妙なルピー高現象。

先週中頃、急激にルピー高(USDに対して10%近い上昇)となりましたが、明快な理由が無い所がこの国のこの国たる所以。一説には海外出稼ぎ労働者からの送金増、IFC(国際金融公社)が必需品の輸入を支援するため市中銀行3行4億米ドル相当の通貨スワップ?の提供意向と、中銀による市中銀行に対する金融政策(外貨交換要件緩和:25%から15%に引き下げ)が影響して市場流動性が高まっている言われていますが、しかし、どうも腑に落ちない上がり方・・ハイパーインフレによる経済も停滞する中、何でルピー高になるのか、かなり大規模な投資(ひょっとして闇で中ロが巨大な融資をしてたりして・・)が無い限りこのような状況にはならないと思うのですが・・政府はルピーの変動為替制への移行、3月中にはIMF再生援助を最終決定と息巻いていますが、公的には中国の十分な協力を得られていない債務再編はどうなってるのか

IMF再生支援パッケージに関し、中国を除く世界各国がスリランカの債務再編にほぼ全面協力する中、中国は債権の最大国として真のスリランカ援助を行てほしいと願うのみです。中国の援助に関する玉虫色の言葉はもう十分です!

 

 

スリランカ政府サイドは、このルピー高とIFCの意向に沿って輸入制限の緩和を始めるようです。勿論輸入制限の緩和や解除が行われれば、原材料の輸入がスムーズになり、それなりに経済は回復してくる事でしょうが、回復したとて高々2019年の同時爆破テロ以前並み(国家財政が末期症状をきたしていた時期)まで回復すれば御の字でしょう・・まあ、債務再編が行われているので、負債が軽減され国家のキャッシュフローは改善するのでしょうが、まだまだ自力での国家運営には程遠く、回復しないよりは良いかといったレベルでしょう。

同時爆破テロ、財政危機、国家破綻で、多くの優秀な頭脳や労働者が海外移住してしまったスリランカで今本当に大切なことは、優秀な人材を呼び戻し、次の経済の柱となりうる地場産業を立ち上げ活性化させていく事かと思います。そのためには数十年単位の人材育成、産業育成計画、そして汚職を無くす政府清浄化計画を即時策定する必要性を感じます。

電気代は半年前の3倍になり、物価も3倍から4倍になっている今、収入の上がらないスリランカ国民の生活は逼迫を極めています。未来の混沌とする学生達が反政府デモをやりたくなるのも分かる気がします。

 

在スリランカ日本大使館からの「注意喚起」を以下の内容にて共有いたします。

コロンボにご滞在のご出張者・ご旅行者の方々は十分ご注意ください。

 

【注意喚起】本7日(火)午後の抗議デモ 3月7日10:30着信

  • 当国学生組織IUSF(Inter University Students’ Federation)は、本7日(火)12時にフォート駅に参集し、抗議デモを実施するとしています。参集場所集合後の移動先は不明ですが、会場周辺、デモ行進の経路となる道路等は、相当な混雑が予想されますので、ご注意ください。
  • 抗議デモの規模は不明ですが、移動経路及び抗議会場周辺の交通の混乱や、不測の事態が発生する可能性が排除出来ません。外出の際にはスリランカ政府の発表や報道、地図アプリによる交通状況などにより、移動経路等を確認するなど、不測の事態、無用なトラブルに巻き込まれないよう十分に注意してください。
  • 万が一、群衆を見かけた場合は、決して近寄らず、十分な距離を取るなど、必要な安全対策を講じ、自らの身の安全を確保してください。
  • 規模の大小を問わず、今後も抗議活動が行われる可能性がありますので、スリランカ政府の発表や報道により、最新情報の入手に努め、必要な安全対策を講じ、自らの身の安全を確保してください。

 

○問い合わせ先

在スリランカ日本国大使館

電話:(国番号94)11ー269ー3831

住所:3rd & 4th Floor, M2M Veranda Office, No.34, W. A. D. Ramanayake Mawatha, Colombo 2

 

 

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