4月22日 入国規制を更に緩和(ワクチン接種未完了者対象)👨
2022年4月22日/Srieko配信
スリランカ観光局(SLTDA)は、昨日4月21日、ワクチン接種未完了者(ワクチン未接種及び一部接種の者)に対して、スリランカ到着時のPCR検査を免除し、入国規制をさらに緩和すると発表しました。
ただし渡航前72時間前のPCR検査又は48時間前の抗原検査は義務付けられており、陰性証明書を入国の際提示が必要となります。(12歳未満のお子様は免除)
スリランカではオミクロン株が蔓延していますが、PCR検査はほとんど行われていない状況で、感染者数も少なく報告されています。ただし日本のスリランカからの水際対策を見ても、実際はかなり感染者は多いと考えられ、渡航の際は十分注意が必要です。
そんな状況のなか、スリランカは日本でも報道されているように、「債務の罠」による独立以来最悪の経済危機に直面しており、ガソリンを始めとする燃料不足、医薬品不足、食料不足、おまけに連日の長時間停電等々、市民の生活が成り立たない状況にあり、各地で市民の抗議行動が活発化しています。
また、抗議行動の活発化に伴い、治安の悪化も懸念され始めていますので、政府も国民も「オミクロンどころではない」というのが本音なのではないでしょうか・・政府は、マスク着用義務の緩和を宣言したと思ったら、翌日宣言の撤回を行ったりと、なかなか政策が定まらず混乱しています。
こんな状況下での観光局の入国規制緩和・・本来なら大歓迎なのですが、ガソリン・医療品が満足に無く、連日長時間停電の続く国に、訪れたい思う旅行者がどれだけいるのか!?・・この辺、スリランカ観光局は随分ズレているのではと感じています。
まずは外国からの観光客を迎え入れるのに、十分な環境を整える事から始めないと・・目先や小手先の事だけに溺れていると、今まで培ってきたスリランカのブランドを失う事になります・・監督省庁なのだから腰を落ち着け、しっかり先の事を見通しながら動いてほしいものです。
ところで、3年前の昨日(2019年4月21日)は、多くの犠牲者を出したイースター・同時爆破テロの日でした。教会や被災地では追憶の行事が行われました。
時は経ちますが、あの時の記憶は風化する事はありません。犠牲者全てのご冥福をお祈りいたします。
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