Error: Contact form not found.

5月10日 スリランカ再び外出禁止令 国家危機迫る

2022年5月10日/Srieko配信 写真Daily Mirrorより

 

既に先週金曜日に緊急事態宣言を出しているスリランカ政府は、昨日(5月9日)15時頃、マヒンダラ・ジャパクサ首相の退任によるコロンボを中心とする全国的な暴動を受け、即時全国外出禁止令を発布しました(5月11日朝7:00まで)

激しい経済危機に直面するスリランカでは、3月下旬からゴタバヤ・ラジャパクサ大統領とマヒンダ・ラジャパクサ首相両兄弟の退任を求め、反ラジャパクサ派市民による大規模な抗議行動が、コロンボを中心に全国各地で行われていましたが、昨日マヒンダ・ラジャパクサ首相の退任を契機に、親ラジャパクサ派による、反ラジャパクサ派市民への過激な暴力行動が起こり、コロンボ市内は警察はもとより軍隊までもが出動する暴動状態になり、大変危険な状況となっています。反ラジャパクサ派市民の抗議行動は今まで平和的に行われていました。

 

*警察装甲車を妨害する親ラジャパクサ派市民と僧侶・・市民はまだしも僧侶は他にするべき事があるのでは・・

*角材も持って暴れる親ラジャパクサ派・・反ラジャパクサ派シンボルのテント村は暴力行為で破壊される。

*暴徒化した親ラジャパクサ派へ催涙ガス弾が撃ち込まれる

 

この暴動は昨日深夜まで激しく続き、スリランカ全土で、器物(家、車など)の破壊、放火、略奪、銃器を使った殺人などが起きました。警察官を含む死傷者は相当数・・外出禁止令が出ているにも関わらず、各派の熱狂的市民はお構いなしで外出し暴動を繰り返しており、治安の悪化が急激に進んでいます。

 

*各派興奮した市民はバスに火をつけ、写真の狼藉・・車だけではなく、ラジャパクサ派国会議員などの家も破壊、放火等が行われた。

 

スリランカ政府観光局は即日、渡航者に対してパスポートと航空券を外出禁止令パスとして、外出禁止令下の移動の自由を認めていますが、空港移動以外は出来るだけホテル滞在を求めるなど、安全面での注意喚起を出しました。

 

ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領とマヒンダ・ラジャパクサ首相両兄弟が、権力の座に拘り退陣を渋るばかりに、国の情勢と政局が大変不安定になっています・・このままではスリランカは、反ラジャパクサ派と親ラジャパクサ派に分断されそうな勢いで、2009年まで30年続いたシンハラ人とタミル人の内戦の様な状況にまたなるのではないかと大変危惧しています・・多くの世界機関、各国の在スリランカ大使館より、今回の暴動に対して懸念と平和的解決の要求が出されています。

 

*熱狂的な親ラジャパクサ派・・胸入れたラジャパクサ氏顔の入墨を見せて威嚇

*親ラジャパクサ派に角材で殴られ、道に倒れこむ市民・・ぐったりしている・・

 

今回の暴動を誘発させた、親ラジャパクサ派の過激な暴力行動は、世界的にスリランカの信用・治安という部分で、今後大きな汚点となることは必至です・・経済危機を脱するために国民全体での協力が必要な時期に、感情に任せ暴れて国家を分断している場合ではありません・・今一度両派ともに冷静になり、お互い協力しながら納得出来る真のリーダーを一刻も早く選出し、一歩一歩着実に再生を始めるべく大切な時期だと思う次第です。

実際もう一人権力にしがみ付いている者がいますので、このような暴動が再び起きる可能性が高いく、併せて十分な警戒が必要だと思います😊

 

本件にて在スリランカ日本大使館より注意喚起が2回来ていますので共有いたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

◆【注意喚起】反政府側と政府擁護側の間で衝突が発生/外出禁止令が発出 5月9日15時公表

 

●首相府(テンプルツリー)前から大統領府付近にかけて、反政府側と政府擁護側の間で衝突が発生。

●スリランカ全土に対し、外出禁止令が発出、即時施行。

●報道等によれば、現在テンプルツリー前から大統領府付近にかけて、反政府側と政府擁護側の間で衝突が発生しています。

●現場では、警察による放水や催涙ガスの使用が確認されているほか、複数の負傷者も出ており、付近一帯が完全に封鎖され通行不可能であるほか、状況は現在も進行中ですので、付近には絶対に近付かないようにしてください。

●また、スリランカ全土に対し、外出禁止令が発出され、即時実施されました。外出禁止となる時間、期間、内容については今後変更される可能性もありますので、最新の情報にご注意下さい。

●何らかの邦人の被害情報等に接した場合には、当館にご連絡ください。

<注意事項>

・ 抗議行動が行われている場所や衝突が発生する可能性がある場所(ガソリンスタンド等)には極力、近寄らない。やむを得ず、これらの場所を訪れる場合には、周囲の状況に注意を払い、できるだけ滞在時間を短くする。行列が出来ているガソリンスタンドでは、小競り合いが多く発生しているので、小競り合いが発生した場合はその場を離れる。

・ 万が一、滞在場所で衝突が発生した場合には、速やかにその場を離れる。

・ スリランカ政府の発表や報道により、最新の関連情報の入手に努める。

・ 現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、以下も参考にしつつ、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

・ 経済状況に端を発する市民の不満は相当なレベルに達しているとみられ、今後しばらくは同様の抗議活動が活発に行われると予想されますので日々の生活にご注意下さい。

【爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合】 

爆発、銃撃の音を聞いたらその場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとり、頑丈なものの陰に隠れる。 周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。

 

◆【注意喚起】スリランカでの抗議行動等に対する対応や外出禁止令について 5月10日23時公表

 

●国防省は、略奪等を行う人物に対する発砲を許可

●5月9日以降、抗議者らの衝突やその後の襲撃により、200名以上の死傷者が発生

●外出禁止令は5月12日午前7時まで延長

●報道等によれば、国防省は三軍に対し、財産を略奪したり、他人に危害を加える人物への発砲を許可しました。これにつき、既に市民に対し発砲が行われているとの情報もあります。

●5月9日には、首相府(テンプルツリー)前から大統領府(ゴール・フェイス・グリーン)付近にかけ、反政府側と政府擁護側の間で大規模な衝突が発生したほか、その後、各地で国会議員やその自宅、各種車両やホテル、店舗に対する襲撃・放火が多発し、複数の死者と200人以上の負傷者が発生しました。

●外出禁止令は、5月12日午前7時まで延長されましたが、今後は抗議者や略奪者に対し、治安機関による発砲が従来より頻繁に発生する可能性が高く、警察と抗議者の間で突発的な衝突もあり得る事を念頭に置き、抗議会場や暴徒を見かけた場合は、直ちに待避して十分な距離を取るなど、身を守る行動に徹してください。

●何らかの邦人の被害情報等に接した場合には、当館にご連絡ください。

○問い合わせ先

在スリランカ日本国大使館

電話:(国番号94)11−269−3831

住所:3rd & 4th Floor, M2M Veranda Office, No.34, W. A. D. Ramanayake Mawatha, Colombo 2 (移転しました)

 

 

●新着ニュース・アーカイブ 

●Srieko ビジネスサポート

●Srieko Holidays🌺春のプロモーションツアー

 

安全に旅してこそ楽しいご旅行 by Srieko Holidays

 

 

お問い合わせ