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6月18日 デフォルトから1か月・・スリランカの今🐶

2022年6月18日/Srieko配信

 

こんにちは犬課長です。

 

最近市民の笑顔が減って来てますね・・国がデフォルトして約1か月、国際金融市場から排除されつつあるスリランカでは外貨がほぼ枯渇し、他国からの援助や融資無くしては物も満足に買えない国になり果ててしまって、街中には長く続く経済崩壊による疲労感というか悲壮感が漂ってますワン🐶

知り合いの家族は近々外国に移住の予定だし、そこまで余裕のない有能な人達は海外の就職先を真剣に探してる・・沈没する船からネズミがいなくなるっていうけど、本当 こういうのをレムダックと言うんでしょうね・・

頼みの綱の旅行産業は、モンスーンの季節と、政治経済の混乱から客足は鈍く、また輸出産業は優遇されている程の実績を上げておらず低調、海外からの投資は推して知るべし、海外出稼ぎ労働者からの送金も減少・・昨日の中央銀行総裁の談話では、もっと早くIMFに救済を求めていれば、現在の経済混乱を避けることが出来たと述べているけど、ここ1年の政府の失策に次ぐ失策で、IMF再生プランやADB・世界銀行を始めとする、国際金融機関による纏まった融資が始まったとしても、かなりの年月を経ないと国が再生自立できないところまで来ているワン🐶

 

 

世界銀行の試算では今年2022年は経済成長率▲8%弱、来年2023年は同▲4%弱、やっと希望的観測で2年後の2024年にプラス又はイーブンに戻るかもしれない・・今年は、少なくともIMFを含む国際社会から50億米ドルの融資必要らしくて、融資が受けられないと極端な燃料不足・医薬品の不足・急激なインフレ等に見舞われてるスリランカ経済の秩序を回復できないという、今にもポクポク・チ~ンとなりそうな緊急事態・・IMFは全ての債務国が債務再編に応じなければ、その国を救済しない方針を取っていて、大手債権国の中国が債務再編に至急応じない限り、IMFとの融資交渉も長引きそうだワン🐶・・

交渉が長引けば長引くだけスリランカ国民の生活は増々どん底に・・国民にとって魂と国を獲られるまで続く蟻地獄のような悪魔の無限ループ・・かくのように「債務の罠」とは、国家を破滅させ乗っ取る又は属国化する中国の必殺兵器と言えるかもね。

国連世界食糧計画(WFP)の最近の調査によれば、スリランカ国民の3分の2が何らかの食料危機に直面しており、昨日ラニル首相も、既に国民400万~500万人が直接の影響を受けていて、全ての国会議員に緊急食糧安全プログラムの実施を直ぐ行うよう要請したという国家の緊急事態だワンワン🐶

 

さて今週に入って行列の状況はますます悪化、・・尋常じゃないわよ・・ガブガブ

 

●燃料枯渇で全国ガソリンスタンドの殆ど閉鎖、しかしいつ開くかもわからない各スタンドにガソリン車・ディーゼル車並列して3㎞程の長蛇の列・・ラッキーでスタンドが開いても15時間以上待ち(15時間以上待っても買えない場合も)、ケロシン(石油)も同様

*交通渋滞ではありません!ガソリン車(右)、ディーゼル車(左)の行列約1.5㎞・・スタンドはいつ開くのか??開く気配なし

*オート三輪(トゥクトゥク)の列・・既に数時間待ち、まだまだ道のりは長そう・・

*販売の始まる前からケロシン(石油)の長蛇の列・・数百人は軽くいそう・・後ろの人は買えるのかな~~

 

●家庭用ガス枯渇でガス販売所閉鎖、同じく空のガスシリンダーが各販売所に数百個単位で並べられ販売待ち半月以上

*ガソリンを待つ車列と並行して並ぶ、空のガスシリンダー・・数百個はあろうか!?ガスは待てど来ない、毎日通うマダムの表情は日に日に険しくなるワン🐶

 

●燃料不足によるバス運行が減、都市圏のバス・鉄道は大混雑となり、ぶら下がって乗る人も多数で危険極まりない。

*ぶら下がり乗車は南アジアぽいともいえるけど、これは異常事態といえますワン🐶ちょっと違う

 

●燃料不足による頻発する停電は、モンスーンによる水力発電の増加でカバー、最近は比較的落ち着いており連日2-3時間程度、しかし雨量の少なくなる7-8月は再び悪魔のような10時間を超える停電再来かもね・・とりあえず来週から4-5時間に延びる可能大・・燃料無く発電機もNG。

 

●公共交通機関の安定した確保が難しいため、来週から2週間、官公庁のほとんどのスタッフは自宅待機(テレワーク)、既に先週から学校を含め金曜日は自宅待機になっており、事実上の週休3日制!?・・しかしテレワークと言っても家が停電じゃ仕事にならないんじゃんね😊・・

 

●スーパーでは主食のコメ・小麦・ミルクパウダー・野菜などの食料、ティッシュ・トイレットペーパーなどの紙類など生活必需品不足、外国からの輸入品不足など顕著、加えて価格が1年前の3倍~4倍になり、食事の回数を減らす家も。

*主食のお米販売コーナーもほとんど無し・・やばいワンワン🐶あたしのドックフードも残り少なし

 

まあ写真で見た通り物不足は深刻化の一途・・おまけに価格は1年前の約3倍~4倍だから、市民の笑顔がどんどん減っていくというもの、早く何とかしてもらわないと・・犠牲者が出てからでは遅いワンワン🐶

 

ところで、こちらは楽しい方の行列・・

今週の火曜日6月14日は、ポソンポヤデー(満月の日)で祝日~仏教伝来を祝う日で全国各地各所で「ダンサラ」と呼ばれる食事やスナック類・ジュース類などの「施し」があり、こちらは別の意味で長い行列が出来て大いに賑わいましたワン🐶

*こちらの行列は、笑顔も多くなんだか楽しそう・・あたしも美味しいものを頂くと幸せになるもの・・

*ここのダンサラ(施し)は、チキン・ライス&カレーで超豪華!大人気・・

この「ダンサラ」、十数人でトラックの荷台に乗って各所の「施し巡り」をし、腹を満たすツワモノ達が必ず現れるスリランカの風物詩の一つ・・街中に飾られた提灯も綺麗なので、この季節はスリランカの文化に浸りに来るのもお勧めだワン🐶

 

●仏教伝来(ポソンポヤデー6月の満月の日)

紀元前の遠い昔、インドのマヒンダ大僧正が北部アヌラーダプラ周辺のミヒンタレの岩に降り立ち、当時一帯を支配し、鹿狩りを楽しんでいたティッサ王を諫め、仏教における「生きとし生けるもの・・・」を説いたとされる大切な日なのだワン🐶・・仏教に改宗したティッサ王は、即座に一帯を世界初の自然保護区にとしたのは有名な話・・そして仏教はスリランカ全土に広がっていったの。

 

 

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