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7月19日 明日スリランカ新大統領選出👦前政権の隠蔽

2022年7月19日/Srieko配信

 

スリランカは明日の大統領選挙を控え、本日3人の候補者(ラニル・ウイクラマシンハ暫定大統領UNP党/クマラ・ディサナヤカNPP党首・JVP共産党系/ダラス・アラハペルマ前公報相SLPP党・ラジャパクサ一族系政党)に絞り込まれました・・明朝10:00~国会にて議員による投票が行われ、新大統領が決まります。

現在の国会はSLPP・SLFPなどラジャパクサ一族系議員に過半数以上を押さえられており、国会議員による大統領選出には、特に政治的取引(政権ポストなど)が行われるとして、今まで抗議行動を行ってきた政府反対派を中心に多くの国民が反対と不信感をもっており、誰が新大統領になっても多少の反政府行動は続くかもしれません。

 

*左からラニル・ウイクラマシンハ断定大統領/ダラス・アラハペルマ前公報相SLPP党/クマラ・ディサナヤカNPP党首各候補

 

ただし、今一番必要なのは崩壊している国家の安定・・内輪で揉めてる場合ではありません!

国民が参加し選出する「本来の大統領選挙」は時間やお金がっかり今は適当な時期ではなく、他にやるべき事が沢山あるのではないかと思います。

まずは仮のリーダー(国会選出の新大統領)を選び、そのリーダーの基で国民一丸となって国家再生を計るのが先決だと思います・・さもないと、せっかく弱まったラジャパクサ一族の勢力に再び付け込まれ、反政府行動に乗じて気付いた時には再びラジャパクサ一族復権という事にもなりかねません。

 

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◆国として今すぐに政府が実行すべきだと思う政策(私案)

●債務再編・・国家破産を起こした国家として、債権国及び団体と債務整理の交渉を行い、債務返済を継続可能なレベルまで再編する。

●IMFを始めとする国際社会との融資交渉を行い、出来るだけ早く融資開始にこぎつける。

●国民の不信感を腐食し、国家の安定と信頼回復に努め、外貨を稼ぐべき国家政策に傾注する。

特に国家破産の状態なので、海外からの外貨投資は当面期待できないため、国家安定による海外出稼ぎ労働者からの外貨送金の推奨、外貨を稼げる旅行産業への注力(治安安定は必須)、外貨収支の有る輸出産業の活発化に傾注などに、まずは集中すべきである。

●国内税制を改革して、累進課税の強化、脱税・不正行為の監視強化・・政治的腐敗体質を排除し、お金持ちからしっかり徴税、財務体質を強化する。

●赤字を垂れ流す国営企業(例えばスリランカ航空など)は民営化を検討する。

●ポートシティー・プロジェクト等、巨大投資案件の見直しを国際投資機関の協力を得ながら公正に行い、回収の見込みが薄いものは即刻中止にする。

かくのような明確な政策を新大統領就任後、間髪入れず打ち出し、「国際社会からの融資と緊縮財政」という両輪で国家運営を行う事こそ重要と考えます。もちろん国民への政策の透明性・計画性そして進捗を逐次公開することを忘れてはいけません。

 

ラジャパクサ一族は、たった一人三男のゴタバヤ・ラジャパクサ前大統領が国外に逃亡しただけで、長兄のチャマル・ラジャパクサ氏(元港湾相)、次男のマヒンダ・ラジャパクサ氏(元大統領・前首相)、末っ子のバジル・ラジャパクサ氏(前経済相)の四兄弟(Four Brothers)のうち依然三兄弟が国内に残っています。次男マヒンダ氏の息子ナマル・ラジャパクサ氏(前スポーツ相)を含め、莫大な資産をバックに虎視眈々と、政府の混乱に乗じて復権を狙っていると多くの国民は考えています。

 

 

先日、ラニル・ウイクラマシンハ暫定大統領が、CNNのインタビューに「前ラジャパクサ一族政権が深刻な財政危機について「事実を隠蔽」していた」と述べています。

●Sri Lanka’s acting President says previous government was ‘covering up facts’ about financial crisis

スリランカ国民の大半は、この財政危機が隠蔽されていた事を直観的に気付いていました・・

例えば有機農業政策・・コロナによる経済活動の停滞で外貨不足に悩み、化学肥料を購入できなくなった政府は「有機農業」という国際的に受けの良い政策を昨年5月に即日実行、その影響で紅茶・ゴム・米・ココナッツ椰子を始め多くの農産業は大きな打撃を受け農産物の輸出が急激に減速、更なる外貨不足を引き起こしました。

 

また金融政策でも、外貨不足によるインフレを抑えるためドルペグ制(USD1.0=Rs200)を強行し、Rsルピー安に進む実勢レートとの乖離が大きくなり、海外で労働者からの外貨送金が途絶え、海外投資家からの信用も失い、急激に外貨が不足していきました。

 

更に前述の金融政策を今年3月上旬に、国家財政が耐えられなくなり、突然予告もなく変動為替制に戻したことにより、急激なRsルピー安が起き、狂乱的物価上昇が起き国内は大混乱・・国際的信用は失墜し、極端な外貨不足のため海外から生活必需品(燃料・医薬品・食料)すら買えない状態に陥りました・・そして今の状態です・・ロシアのウクライナ侵略戦争の影響で、世界的な物価上昇の影響も多少は有ったでしょうが・・。

 

5月中旬の国家財政破綻は「なるべくしてなった」と言っても良いでしょう。しかし前ラジャパクサ一族政権は、この国家破綻への過程を国民には公表せず、有識者からの財政危機への警告に耳を傾けず、破綻直前まで「IMFからの融資は必要ない、独自の秘策がある」と国民に主張してきました・・独自の秘策とは、今年1月に某国外務大臣のスリランカ訪問に際し更なる融資話だったのでしょうか・・いづれにしても、前ラジャパクサ一族による政権運営は、巨大な債務(債務の罠)を作ってしまった後ろめたさもあったのか、あまりにも透明性に欠け、国民不在の政権であった事は否めません。

 

 

明日誕生するであろう新大統領、新政権には、これらの事実を国民は観ているわけですから、前ラジャパクサ一族による政権運営を反面教師として、透明性の高い安定した政策運営を行ってもらって、スリランカに再び笑顔で満ち溢れるような社会を、子供達が普通に学校に行けるような社会を、一刻も早く取り戻して欲しいと真に希望します。

 

 

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