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7月13日 大統領、軍用機でモルディブに逃亡👦

2022年7月13日/Srieko配信

 

スリランカ国民の大規模抗議抗議行動によって、7月13日に辞任すると宣言していたゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は本日13日未明、軍用機にて国外に逃亡しました。 大統領は7月9日の大規模抗議行動以来、ドバイに逃亡したとか噂が飛んでましたが、軍関係者の協力のもと身を隠していたようです。

現地紙によると、本日朝3時頃、モルディブの首都マレーに軍用ジェット機で逃亡し、その情報を受けた在モルディブ・スリランカ人達が、モルディブ大統領府を囲み抗議していると報道されています。

また、弟のバジル・ラジャパクサ前経済相も、米国に向かって出国したと報道されており、国内に残る長兄二人(長男チャマル・ラジャパクサ前農業・港湾大臣、次男マヒンダ・ラジャパクサ前首相)はどうなるか分かりませんが、一族の数十年に渡る独裁支配に終止符を打ち、スリランカは新時代を迎えたと言ってよいと思います。

ただしまだ安心は禁物・・個人的にですが、今回の大統領逃亡劇に軍隊が関係した事、一か月ほど前に軍総司令官が交代した事が、今後何を意味するのか不安は尽きません。また、自国にこれだけの経済危機を引き起こし、国家破産までさせた国家元首として、辞任に当たり国民にお詫びと懺悔の一言が欲しかったと思います・・国防大臣を歴任し、体育会系の矜持あり筋を通す人だと思っていたので、国民の事を思うと非常に残念でなりません。

 

この記事を書いている一時間ほど前に国内混乱から、国家非常事態宣言とコロンボを中心とする西部州に外出禁止令が出されました。

スリランカ国内をご旅行の方・ご出張の方は十分ご注意ください。

 

*写真Daily Mirrorより

大統領辞任に伴う政治の混乱が続いており、財政破綻からの脱却のためには、政治的な空白は避けなければなりません・・一刻も早く末暫大統領・新大統領の選出を行い、国民参加の新政権を樹立して国家再生に取り組まなければならないと思います。

 

下記の内容にて在スリランカ日本大使館から、大統領辞任に関する注意喚起が来ておりますので共有いたします。

 

 

スリランカ情勢に関する注意喚起 7月12日17:10受信

 

●13日(水)には、ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領の辞任が予定されています。抗議者が参集し、不測の事態が発生する可能性も排除出来ませんので、最新情報の入手に努め、必要な安全対策を講じ、自らの身の安全を確保してください。

●抗議者による大統領府、大統領官邸、首相府の占拠は継続しています。無用なトラブルを避けるためにも同所への立ち入りは控えてください。

1 7月9日、コロンボ市内において、大統領等の辞任を求める大規模な抗議行動が行われました。抗議会場では、催涙弾、放水砲が使用され、負傷者が発生する中、抗議者により大統領府、大統領官邸、首相府が占拠された他、首相私邸は放火される事態となりました。

2 これを受け、全政党党首による会議が開催された結果、国会議長によるゴタバヤ・ラージャパクサ大統領及びウィクラマシンハ首相への辞任要請がなされ、ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領は7月13日に辞任する旨を国会議長に伝達し、ウィクラマシンハ首相も党首会議の提案を受け入れる旨を表明しました。

3 7月13日(水)にはゴタバヤ・ラージャパクサ大統領の辞任が予定されていますが、抗議者が参集し不測の事態が発生する可能性も排除できませんので、スリランカ政府の発表や報道に注意を払い、最新情報の入手に努めてください。また、群衆を見かけた場合は、決して近寄らず、十分な距離を取るなど、必要な安全対策を講じ、自らの身の安全を確保してください。

4 また、抗議者による大統領府、大統領官邸、首相府の占拠は、未だ継続されており、12日には首相府内での抗議者グループ同士の衝突により負傷者が発生しています。大統領府、大統領官邸、首相府のいずれも自由に入場ができる状態ですが、無用なトラブルに巻き込まれるおそれがありますので、同所への立ち入りは控えてください。

○問い合わせ先

在スリランカ日本国大使館

電話:(国番号94)11ー269ー3831

住所:3rd & 4th Floor, M2M Veranda Office, No.34, W. A. D. Ramanayake Mawatha, Colombo 2

 

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