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9月12日 クリケット優勝おめでとう🏆スリランカ

2022年9月12日/Srieko配信 写真Daily Mirrorより

 

●優勝おめでとうございます!

昨晩9月11日(日曜日)、スリランカ・クリケットチームはパキスタンとの激戦を制し、7年ぶりにAsia Cup(UAE開催)にて6回目の優勝を飾りました。

経済危機、国家破産など最近明るいニュースが無い中の、スリランカ国民を元気づけ、勇気と希望を与える快挙!本当におめでとうございます。

 

 

昨日ニゴンボのビーチ周辺は先週から続く連休も影響し、家族連れや友達、グループなどで大混雑・・それに加えビーチ沿いにあるレストランには、この日のためにクリケット観戦用の大スクリーンが設置され、夕方になると贔屓のレストランに待ちかねたクリケット観戦客が押し寄せ、ビールで乾杯を始めていました・・おかげでビーチ沿いの道は押し寄せた車で大渋滞、各駐車場はレンジローバー、プラド、メルセデス・BMWなどをはじめ高級車で満車・・この人達観戦した後、酔っ払い運転で帰るのだろうか!?ちゃんと運転手がいるのだろうか!?と老婆心ながら心配になりましたが野暮な詮索はやめましょう・・スリランカチームの点が入る毎に、雄叫びのような歓声・爆竹・打ち上げ花火と盛り上がります・・

あまりの人の多さと賑やかさに、ビーチで犬課長と散歩をしながら家人と「この国のクリケット人気は分かるけど、確かこの国デフォルト(国家破産)していたよね・・何でこんなに元気で派手なの!?しかもお金は十分あるようだし・・」と微笑ましくも違和感を感じるばかり・・

 

 

4時間弱のマッチでしたが、スリランカ時間の深夜近く祝砲と爆竹が鳴り響く中、パキスタンの猛攻を凌ぎ切ったスリランカチームは感動のAsia Cup・7年ぶりの優勝を飾りました。

 

●やはり、何か違和感が・・

本日12日の現地紙Daily Mirrorを見ても、一面からスリランカ・クリケットチームの記事で一杯・・さすが国民的競技クリケットの王国😊といった趣ですが、新聞の片隅に少々気になる記事が・・

「寺院が電気料を払わなければ、その寺院の電気を止めるだけだ。電力・エネルギー大臣談」という過激な見出しで始まるこの記事は、IMF指導による財政改革の一環として最近実施された電気料金値上げに関係し、寺院が支払いを拒否しているという内容・・

僧侶曰く、5万8千ルピーの電気代が、9月の請求は30万ルピーに値上げ(5倍強)されたと述べ、「電気は公共のために使っている。値上げされた電気料金は支払う事が出来ないし支払うつもりもない」「政治家たちはこの国の貴重な財産と莫大な資産を着服し、セイロン電力公社(CEB)は莫大な損失を追った結果、CEBは我々や罪のない市民から損失を補填させようとしている・・なぜ政治家の私腹のために支払いをしないといけないのか」と抵抗しているところに、見出しの大臣の発言が有ったようです。

 

 

スリランカの僧侶は通常質素な生活をしてると言われていますし、電気は寺院等公共のために使われていると思います。前政権の失政により半年前には10時間以上の長期停電が連日続き、疲れ切っている僧侶と市民が最近やっと電気が普通に使えるかなと安堵しているところへ、追い打ちをかけるような電気料金の急な値上げ・・前政権のある政治家が2千万ルピー以上の電気代を数年に渡って支払わず、それでも電気を止めなかった事を思うと、なぜ大臣は僧侶に対してこんな無慈悲な事を言うのか、はなはだ疑問と同時に、この国の政治的矛盾と闇を強く感じます。

政治家やそれを取り巻く組織、それにぶら下がる闇のグループなど、大なり小なりの特権を持っている人達だけが得をし私腹を肥やしているこの国では、新政権になっても依然、持っている者はどんどん裕福になる一方、持たない者や正直者はどんどん貧乏になっていくといった、政治・経済的な構造問題が益々深刻化してきているようです。

 

 

私達が昨晩ビーチサイドを散歩して「この国のクリケット人気は分かるけど、確かこの国デフォルト(国家破産)していたよね・・何でこんなに元気で派手なの!?しかもお金は十分あるようだし・・」と違和感を感じたのも、この辺に起因しているのでしょう・・VAT(消費税)が9月1日より12%から15%になり、電気代・電話代・水道代など各公共料金の大幅値上げが起きており、インフレ抑制のため今後中央銀行の公定歩合引き上げ=市中金利引き上げが予想される中、借金をして生活している大多数の一般市民の保護政策を早急に打たないと、たとえIMFの再生融資が始まったとしても、国家再生は途中で立ち行かなくなる可能性があるのでは・・

 

 

IMFの再生融資が内定し、西側諸国から貧しい人々への援助金などのサポートが活発に始まっています。今までの前独裁政権ではこれらの援助金が何処で何に使われたのか分からなくなるのが常態化していました・・しかし国民の勝ち取った新政権下では、国民自らが当事者として何処で何に何の目的で使われるのか、しっかり確認と検証する必要があると思います・・それが国民の自己防衛に繋がるはずです・・何せ新政権は大統領が変わっただけで、大臣・国会議員共に前政権とほぼ一緒なのですから・・

 

◆追伸 9月13日 Daily Mirrorより

Asia Cupのチャンプとなったクリケット・ナショナルチームのメンバーは、本日9月13日早朝(到着6:30)開催地ドバイより帰国し、コロンボ国際空港から一般道(Negombo Colombo道)を通りコロンボまでパレードをしました。早朝にもかかわらず沿道は多くのファンで埋め尽くされ、国民の喜びが伝わって来ます😊 残念ながら私と犬課長はこの時間 ”Z.Z.Z・・” と夢の中で、見逃しちゃいました・・残念🐶

 

 

 

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