Vol.54 – 希少動物が危機に直面!!大自然と人間の関わり方について。
皆様
9月もあっという間に過ぎ、日本は秋を色濃く感じる季節になってきたことと思います。昨日は中秋の名月!日本では「お月見」という素晴らしい文化があり、皆さまはそれぞれ自分に合ったスタイルで「お月見を」楽しまれたのではないでしょうか。
こちらスリランカは、毎月満月の日は「ポヤデー」といってお休み!毎月お休みなんて良いな~~と思う人もいるとはお思いますが、仏教行事のためこの日は、酒屋をはじめホテル、レストランでの酒類の販売禁止となり、国全体で禁酒の一日となるのです....なんとも旅行者にとっては厄介な話ですが「郷に入れば郷に従え」これも仏教国として宗教が根付くスリランカならではの習慣と言えるのではないでしょうか。
旅行者と言えば、最近のスリランカへの国別訪問者は大きく様変わりしています。以前は欧米中心で、私たちが初めてスリランカを訪問した20年ほど前は、アジア人は皆無でしたが、内戦終了後は中国の投資が増大、それに呼応する形で中国人訪問客が爆発的に増えてきています。内戦も終わり治安が良くなったことで、TVをはじめとするメディアがスリランカを取り上げっているのも要因ですが、何といっても観光局の国を挙げての中国への宣伝活動も大きな効果を上げているようです。
空港周辺のリゾート地ニゴンボビーチロードは国慶節ということもあり、「ここはチャイナタウンか」と思えるくらい中国人観光客でにぎわっている状態!更に大手ホテルチェーンは中国語対応スタッフの強化に取り組んでいるようです。
数は力ともいいますが、昨今陰りの見え始めてきた中国経済、このまま中国人観光客の増加は続くのか!?気が付いた時には、観光地は中国人向けの対応がスタンダードになり、欧米諸国はもとより中国以外のアジアの国からはそっぽを向かれ、中国人がいなくなったら誰もいなくなった!!….といった様な事が起きないよう、スリランカは、長年培ってきた良き伝統や誇りを守り続けてもらいたいと願う次第です。
さて今回も、いろいろと伝えたいことがあるのですが、スリランカの希少動物が危機に面しているパート2「大自然と人の関わりについて」考えてみたいと思います。
前回のSrieko Newsで「8月29日にヤーラ国立公園内の道で成獣のメスのヒョウが園内のジープに跳ねられ犠牲になった」ことはお伝えしましたが、一か月もたたない9月21日今度はヌワラエリヤ近郊の森林帯で体長2m強のオスのヒョウがワイヤーで作られた罠にかかり犠牲になりました。
絶滅の危機にあるヒョウが、短い間にまた犠牲になったことには大きなショックでしたが、国立公園や動物保護区以外で猛獣が徘徊しているのも大きな驚きです。
今回は密猟とかではなく、夜な夜な畑を荒らしにくるイノシシ対策の罠にかかり、運悪く首にワイヤーがからみ犠牲になったもの、ヒョウを狙った罠ではなく住民の不可抗力といえます。
スリランカは「野生動物と人々が本当に密接に関わりながら生活する奇跡の楽園」として世界的に有名で、知る人ぞ知る希少動物の王国です。
現に田舎の村々周辺には、いろいろな野生動物が身近に生息し当たり前のように民家の近くで普通に生活をしています。ゾウさんなどが家を襲い、食料を奪っていく事も度々です。
しかしこの国の人々は、家を壊されようが、畑を荒らされようが、ゾウさんを追い払う事はしますが、決して殺そうとはしません。.....

☞ スリランカ南海岸ゴールが更に近くなりました!!
コロンボ国際空港からゴールまで車で2時間!!
といっても、F1顔負けの猛スピードで2時間を達成したわけではありません!スリランカの制限速度を厳格に守り更に安全運転を心掛けて2時間です。
9月中旬に南部高速道路(コロンボ-ゴール線)はKaaduwela-Kadawattaの区間が開通しました。これはコロンボ国際空港とゴールまでの所要時間が大幅に短縮できると考え、本日、自分で運転し確認してきました。....

2015年 9月 4日間 GTフィッシング@トリンコマリー
2名様 (日本在住) この度は大変お世話になりました。 トリンコマリーに行く途中にシギリヤロック登頂を果たし感動いたしました。また、丸2日の釣行も目的のGTをゲットでき、大満足の釣行となりました。車のドライバーさん及びキャプテンご一同様の一生懸命なサポートに心よりお礼申し上げます。また機会がありましたら宜しくお願いいたします。

☞ 2015年 9月 日帰りツアー シギリヤロック&エレファントライド
2名様 (日本在住)
今日のお昼に無事日本に帰国いたしました。
このたびは色々とお世話になりました。旅行前の突然のご相談に乗っていただき、色んな提案や最高のプランニング本当に感謝しています。 ツアー当日もドライバーさんにも大変お世話になりました。..はじめてのスリランカ旅とてもいい旅行になりました。 直接山倉さんにはお会いできませんでしたが、本当にありがとうございました。

Vol.53 – 希少動物が危機に直面している@スリランカ
皆様
8月は夏休み!子供のころ年で一番の楽しみだったせいか、8月が来るとなぜか体が動かなくなり、忙しいのにどこかに出かけたくなる、「休日モード」になってしまうのです。
常夏のスリランカに住みながら、子供だった頃の夏休み癖が抜けない...どうしてですかね!?(笑)
さて中国の影響で世界経済が混とんとする中、株価の暴落、朝鮮半島の緊張、異常気象によるグローバルな被害等、世界は慌ただしく動いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
こちらスリランカも、8月17日に国会総選挙が無事終わり現首相ラニル氏率いるUNP及び連立政権は過半数を獲得!ようやくシリシナ大統領政権と国会のネジレがなくなりました。
今まで保留されていた多くの重要政策がスムーズに進み、また数々の前大統領政権下で公然と行われてきた汚職を追及して、国民が納得できる政治を進めていくことを期待しています!!
今回は、いろいろと伝えたいことがあるのですが、スリランカの希少動物が危機に面している二つの事例を伝えたいと思います。
まずはスリランカ南東に広がるヤーラ国立公園から。
この国立公園は、世界一ヒョウの密度が高いと言われる国立公園で、会える確率が非常に高く、またスリランカのリゾート地に比較的近いことから、シーズンには毎年世界中から多くの人々が訪問しています。
野生のヒョウは、ライオンとは違い群れで行動はせず、子育時期を除きほとんど一頭で行動する合が多く、なおかつ迷彩色の体を持つため、サファリではなかなか出会えない貴重な動物なのです。
事件は8月29日にヤーラ国立公園内の道で成獣のメスのヒョウの遺体が発見されたことです。
皮膚にはひっかき傷のような外傷はなく、首の骨(脊髄)が折れたのが死因だとの事、遺体の近くを野生のゾウが通り過ぎた跡があったため、見方によっては野生のヒョウはゾウにやられたのかもしれない!?という推測も成り立つのですが、成獣のヒョウがゾウの怒りを買って殺されることは殆んど無いといってよいでしょう。
関係当局は高確率でスピードの出し過ぎたジープに跳ねられとみています。(跳ねたジープはまだ見つかっていないとの事)
ヤーラ国立公園を訪れるほとんどの訪問者は、野生のヒョウを一目見たいという人ばかり....園内は常時100台ほどのジープが朝6時(ゲートオープン)~夜6時(ゲートクローズ)まで駆け回っているのです。ピーク時は200台以上の時も.....サファリ会社のジープドライバーはお客様の夢をかなえてやろうと必死(チップの額に影響)!お客様は夢にまでみた野生のヒョウに会いたいという一心!必然的に園内は殺気立っています(私も訪問時異様な雰囲気を感じましたことが多々あります)
園内には動物保護の為、25km制限のルールがありますが、しかし現実は、一度ヒョウを見つけると、ジープは仲間のジープに携帯電話で連絡を取り、仲間のジープはその仲間に連絡するという仕組みになっていて、それぞれのジープがヒョウのいる場所に制限速度を無視し急行(70km~80km)するのです。また、閉園時間18:00になると公園御ゲートが閉まるため、これも制限速度を無視しゲートに急行します。更には園内に政府系のバンガローがあり一般客も予約をすれば宿泊できるのです。この場合、バンガローにレンジャーが常駐しているのですが、ある筋の話ではレンジャーを買収し、こっそり禁止されているナイトサファリに出かける輩もいるらしいのです。
ヤーラ国立公園内でヒョウが暴走ジープに跳ねられ死んだケースは初めてではありません(近年では2011年)、また他の動物たちも暴走ジープの犠牲になっています。....

☞ 2015年 8月 7日間 モルディブ水上コテージ&スリランカ中央高地
3名様 (日本在住)
今回はモルディブとスリランカの旅を企画していただきました。
わがまま放題の私たちの要望にすべて快く引き受けてくださり、またまた心に残る楽しい家族旅行ができました。モルディブからスリランカに戻って来た日、娘が食べるものがなーい!とちょっと料理に飽きていた時、なんと良いタイミングで山倉様から天使の声??ここで日本の回転寿司のお店を教えてくれて娘は大喜びでした!その後もスリランカ滞在中は何度か良いタイミングでお電話を下さり、ほんと安心して旅を続けることができました。素晴らしいサービスですね・・。 ありがとうございました!!
*このお客様はTrip Adviserに投稿してくれています。☞ご興味の方は右写真をクリックしてください。

2015年 8月 7日間 文化三角地帯、中央高地&南海岸
3名様 (日本在住) 初めてのスリランカ、Srieko Holidaysさんのおかげでとても思い出深い素晴らしい旅になりました。最初は、シギリアロックに行ってみたいと思い立ったスリランカでしたが、ヘリタンスカンダマラのお部屋からの遠くにシギリアロックを望むカンダラマ湖の風景、朝の小鳥たちの協奏曲、ヘリタンスティーファクトリーからの風景、美味しいティータイム(素晴らしいホテルでした)。ゴールのライトハウスからのインド洋の風景、どれも心に残るものでした。ゴールのLighthouseは、プライベートプールまでついていて、スイートルームのようでした。Srieko Holidaysさんの事前連絡のおかげで、お部屋をアップグレードしていただき、今までにない贅沢な旅を満喫しました。....心から感謝いたします。日本で見ることのできない紅茶列車の車窓からの風景、車での移動中にみるヤシの畑やバナナの畑など、スリランカらしい素晴らしい風景に癒されました。....

☞☞ 続報【 スリランカ電子入国許可(ETA)の偽申請サイトにご注意ください。】
≪在スリランカ日本大使館からのお知らせ≫
スリランカ入国査証(ETA)偽申請ウェブサイトに関しては,先般,当地において報道され,6月9日付けで当館ホームページにも注意喚起を掲載していますが,今般,当国へ観光旅行を予定していた邦人より当館に対して被害報告がありましたので,同ウェブサイトの概要を改めて次のとおりお知らせいたします。ご注意をお願いいたします。☞

Vol.52 – 8月17日スリランカ国会総選挙!新聞大手が代弁する国民の声!!
皆様
ギリシャの経済危機、中国の株価下落問題、そしてイスラム過激派の動き等、世界は慌ただしく、グローバルな世の中にあって、日本も少なからず影響があるのではないでしょうか?
こちらスリランカも、イメージの“のんびり&ゆっくり”というわけではありません。
1月に新政権発足後、公約にしていた総選挙が遅れに遅れていましたが、ようやく来月8月の17日に決まりました。スリランカを慌ただしく(?!)しているのは、その選挙に、前大統領のラジャパクサ氏が出馬し、当選の折には首相の座に就くということが、現大統領のシリシナ氏と所属政党間で決まっているらしいことです。
現政権は連合政権であることから、舵取りの難しさは当初から指摘されていましたが、最終的に国民の大多数や(シリシナ氏所属とは別の)党派との約束を裏切る形となったのです。
以下、7月5日The Sunday Times の「5th Column」の記事の一部をご紹介しましょう。
この欄は筆者が毎週、スリランカの政治家や有名人宛に、手紙形式を用いてコラムを書いていらっしゃいます。
政治的に不安定なスリランカの“ゆっくりの中の慌ただしさ”が伝わってくるのではないでしょうか?
☞ 裏切り—-なぜだマイシリ氏(=シリシナ氏) なぜ?
親愛なるマイシリ様
あなたにはあまりに多くの質問があり、是非とも一筆、書かなければいけないと思った。
先週(あなたの周りで)起きたことを考える上で、あなたは我々(国民に)答弁の義務があると思う。もしあなたが本当に尊敬に値する人物であり、あなたの評判―1月の選挙であなたを当選に導いた、あの評判―を守りたいならばね。
改めて言うまでもなく、あなたとラジャパクサ氏が深夜に内密の話し合いを持ったと報道された時、多くの人が本当に驚いたものだった。
この件の少し前、国会の場で(ラジャパクサ氏の出馬は認めないことを)公言し、カメラだってそれをしっかり記録しているというのに、今になって、なぜ密談などしたのか?なぜ?
(略)
あなたはラジャパクサ氏が出馬することを認めたという。
それがあなたの意図するものなら、その少し前、なぜ「自分の所属政党からラジャパクサ氏が出馬を依頼されることはありえない」などと断言したのか?なぜ?
思い出してみてください。あなたが今のポストについて半年にもなっていない。.....

2015年 7月 9日間 文化三角地帯、中央高地&南海岸
3名様 (日本在住)
スリランカは、ドライバーさんも親切でとてもよかったです。
個人的にはミンネリアのゾウの大群が大変感動しました。ヤーラでのヒョウの写真を送ります。
...非常に魅力のある楽しい旅行でした。
また訪れたい魅力のある国だと思います。アレンジありがとうございました。

2015年 7月 12日間 文化三角地帯、東海岸&中央高地
4名様 (インドネシア在住) 旅行中は大変お世話になり、おかげで楽しい思いで深い旅行となりました。 …帰ってきたばかりですが夫とまたスリランカに行きたいと話しています。 ドライバーさんは安全運転で途中怖い目にも遭わず私たちも安心して居眠りしてしまうほどでした。また、子供がドライバーさんに懐いてとてもよく面倒をみていただき、感謝しております。よろしくお伝えください。コロンボの街ではあちこちでホテルを建設中であと5年後、10年後が楽しみだなと思いました。… 本当にお世話になりました。
たっぷり、ゆったり!スリランカ・6泊7日 ●大自然 中央高地&南海岸編
<6泊7日> 大自然 中央高地&南海岸 「新自然三角地帯」の旅 ● ニゴンボ、コロンボ、空港、どちらからでも出発可能! 前泊&延泊のアレンジ、日程のモディファイも対応可能です スリランカの大自然を満喫したい!!“大自然欠乏症”に陥っている都会に住む貴方に、たっぷり、ゆったり時間をとりながら「新自然三角地帯」をアドベンチャーする 😊“ プレミアムなSRIEKOアドベンチャー・ツアー “ <ハイライト> 世界遺産:キャンディ(仏歯寺)、中央高地ヌワラエリヤ、ホートンプレイン、ゴール ウオーター・ラフティング/お茶摘み体験/高原列車/ヤーラ国立公園サファリ/コロンボ オプショナルツアー:ホエールウオッチング(夢のシロナガスクジラに会いに!) /キャンディダンス鑑賞
