Vol.24 – スリランカ、ちょっと気になるホテル事情!?Part 2
スリランカの高級リゾートホテル。ちなみにこのホテルは本文とは関係ありません。
皆様
新学期がスタートしました。まだまだ残暑厳しい頃でしょうが、皆様それぞれの夏の充電と次の休みへの渇望をパワーに、2012年の残り4か月をお過ごしくださいますよう。
今回はスリランカ版ホテル事情の第二弾。お客様からの声をもとに、Srieko風コメントで味付けしてみました。「夏の暑さでもうクタクタ・・」という方は、元気がでるかも?
1 スリランカのホテルはアメニティー・グッズが少ない。
「スリッパもないし、歯ブラシもついていない・・」というお客様もいらっしゃいますが、歯ブラシもスリッパも日本のお客様に合わせたスタンダード。スリランカに限らず、他の国々の星の数の多いホテルでも、こうしたアメニティーは、付いていないのが一般的。
また、スリランカでは4星以上でも、エコロジーを理由にシャンプー、リンス、ボディソープ等が備え付けとなり、持ち帰り用ではないホテルもあります。どうかご理解を!
2 トイレの水の出が悪い。
「今度、マイ・ハンドポンプを持ってこないと・・」とおっしゃるお客様に、座布団4枚?!
これはホテルにおいて困った問題です。理由の一つとして、トイレット・ペーパーによるトイレ官の窒息状態。
(最近になり、少しずつ一般化してきましたが)もともとスリランカはペーパーを使わない国。X年前(ご想像にお任せします)までは、某大臣宅の広いトイレにすらペーパーが備え付けられてなかったとの逸話があるぐらいです。
その代りに、ビデが備え連れられているので、こちらをうまく使うとよいかもしれません。
くれぐれも「掃除用のホースが付いているわ!」なんて、間違わないでくださいね(笑)
3 5つ星ホテルに大きな写真が飾られている。
日本からの友人と、某ホテルのフレンチレストランで昼食を取った時のこと。
おしゃれで、おいしく、リーズナブル!なカジュアル・フレンチに感激した友人は「このレストランは有名なのでしょう?私、見たもの!フロントに、シェフの写真がでかでかと飾られていたもの・・」ともらしました。
いえいえ、写真のその人は、赤いマフラー(これ故、友人が誤解したよう・・)がトレードマークの、スリランカの大統領ラジャパクサ氏です。
スリランカに限らず、大きなホテルや政府系のオフィスに、大統領の写真が飾られている国は多くあります。王様の場合もあります。
背広着用というわけではなく、個性的なスタイルを好むVIPが世界には多いので、お間違いのないよう・・。
もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース
** 西海岸でみつかった魚の“怪死”の原因は? **
スリランカ海洋研究所は、コロンボ(Colombo)南西の海岸でみつかった魚の死因を調査しています。心配されているのが、8月に起きたシプラスの貨物船による油漏れによるものです。
3年もの間、法律上の問題から西海岸の街パナドーラ(Panadura)の沖20キロの地点で停泊していた船が、挙句の果て、70トンの油を積んだまま沈没したことによるもの。
研究所は、今のところ油漏れと魚の死は関連がないとコメントしていますが、調査は継続されるとのこと。
素晴らしい海洋の魅力を持つスリランカにとって、これから先も気がかりなニュースです。
** どうなっている?!スリランカの電力供給 **
ひと月にもなるスリランカ版・計画停電がまだ続いています。
8月頭に起きた石炭火力発電所の故障から、1日3時間20分課せられていた停電、当初はこれによる停電は行わないとコメントしていたのですが・・。
他の発電所の故障、ストライキ、サボタージュ(生産遅滞行為)いろいろ理由が浮上していますが、外野から見ると、関係者の責任のなすりつけの様・・。
大切なのは、安定した電力供給、それのみ!!
昼間の停電とあって、仕事にも支障がきたす状況で、こんな現状を知ったら、政府が頼みにしているスリランカへの各国投資家はどう思う?!
** 無事、救出されたゾウの親子 **
スリランカ北東部で、群れからはぐれたお母さんと子ゾウの親子が農業用井戸にドボンと落ちてしまいました。どうやら、高圧フェンスを破って、ごちそうにありつこうと田んぼに入ってきてしまったことが原因のよう。
食いしん坊もほどほどにしないと、命まで落ちてしまうゾウ~。
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2012年9月5日
山倉 理恵子
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