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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.111 – 何でもかんでもランカTOP3..哺乳類編

May 11, 2021 at 5:27 pm

 

皆さんこんにちは

 

いや~最近のスリランカは本当に暑い!丁度季節の変わり目で、私達の住むコロンボ周辺の西海岸では、そろそろ雨風が強いモンスーンが本格的に始まります。

スリランカのモンスーンは、あのヒマラヤ山脈があるからこそ起きる地球規模の壮大な自然現象なのですが、人々にとっては恵みの雨!これから三か月程は市場に、色とりどりの果物やみずみずしい野菜といった大自然からの贈り物が並びます。

 

ただ一点の問題は、武漢ウイルス異変種の感染拡大(第三波)が止まらないため、自粛生活を強いられ、せっかくの季節到来なのに現地調達に出れない事!

感染者数は毎日うなぎ上りに増加の一途、連日感染者最多記録更新とインドの感染率に近づきつつあり、危険な状況が続いていますので、仕方のない事なのかもしれませんね。

スリランカ政府は、全国的なロックダウンはしないと言っていますが、今の現状を考えると切り貼りの地域限定のロックダウンも、対象地域が急増しており、そろそろ限界なのではないでしょうか!?

感染拡大リスクが高まる中、政府は大統領をはじめとする関係者で感染対策会議を開き、スリランカらしく即日ですが、今夜から5月末まで、不要不急の外出自重と州と州の移動禁止を決定しました。

状況によっては、全国的なロックダウンにつながる可能性が有りそうなので、必需品は前もって用意しておこうと思っています。

 

さて、またまたお先真っ暗なスリランカですが、夜明けの来ない夜はない!少しでも明るい話題を提供しようと、「何でもかんでもランカTOP3”...!」をシリーズ化してスリランカの文化から大自然まで、これは!と思うものを紹介していきたいと思います。

 

お時間のある時に、お楽しみください。

 

第一講)スリランカ三大哺乳類編

 

野生の王国といえばアフリカ!しかしアジアの野生動物達も捨てたものではありません。

特にスリランカは、箱舟のような島国のため遠い昔インドから渡ってきた動物達が、独自に固有の進化を遂げながら生息する「奇跡の楽園」なのです。

その中でも特にスリランカを代表する動物達を紹介したいと思います。

 

●スリランカ・ヒョウ

スリランカ各地に生息する大型肉食獣で、スリランカには固有の進化を遂げたヒョウの亜種スリランカ・ヒョウが生息しています。

体格は世界のヒョウの中でも最大級で、大型のオスのヒョウなどは、百獣の王ライオンもビビるのではなかと思う程の大きさですが、その神秘的な生態からか、大きさの割になかなか簡単にはお目にかかれません

体の派手な模様は、意外にも大自然の中に溶け込み自身をカモフラージュし、また昼間はほとんど木の上や茂みで寝ている反面、単独行動で夜中ひそかに獲物に近づき捕食する様は、まさに「プレデター」という言葉がしっくりくる動物と言えるでしょう。

野生のヒョウを観察するには、スリランカ南東部の乾燥地帯にあるヤーラ国立公園がお勧め。世界でも有数のヒョウの生息密度を誇る公園で、野生のヒョウを一目見たいという人々が世界中から集まって来ます。

ヒョウはなかなか飼い馴らせない!とよく耳にしますが、馴れたと思っても「豹変するから」なのでしょうかね?...😊

 

●インド洋シロナガスクジラ

スリランカ海域を周遊する世界最大の哺乳類で、赤道直下で観察できる希少なシロナガスクジラです。

体長は優に20mを超える..インド洋を優雅に泳ぐその姿はまさに驚愕といって良いでしょう!

なぜ極地にいるシロナガスクジラが赤道近くのスリランカ海域にいるのでしょう..学者の話ではスリランカ南部は陸地と大陸棚が非常に近く、大陸棚からの湧昇流によって餌となるオキアミ類が舞い上がってそれを捕食にスリランカ近海にやって来るとの事..いや~自然の摂理には大変驚かされる次第です。

という事で、季節になると世界中から赤道直下のシロナガスクジラを一目見ようと、南部ミリッサと東部トリンコマリーに人々が集まって、小さな町はクジラ観察で賑わいます。スケジュールが合えばぜひお勧めです。

ちなみに観察シーズンは、南部は12月~4月(遭遇率90%以上)、東部は2月~5月となります。

 

●スリランカ・ゾウさん達

陸上の哺乳類としては最大で最強のゾウさん!スリランカのゾウさん達はアフリカゾウよりひと回り半ほど小さいですが、アジアの中では最大級です。

♪ぞう~さん、ぞう~さん、お~鼻が長いのね~♪とゾウさんに問いかけるあのゾウさんの歌、

子供の頃、良く替え歌にして歌いましたが、スリランカに住むゾウさんは特にお鼻が長いのです~何故って!?母さんも長いからなのです..というバカなことはさておいて、このスリランカのゾウさん達は、スリランカの人々と公私にわたり限りなく近くで共存しているといって良いでしょう。

さて、どういうふうに近いかと言えば、一番に上がるのが仏教の祖「仏陀」の生誕に白いゾウさんが関わっていた物語から始まり、仏教国スリランカはほとんどの仏教行事にゾウさんが絡みます。仏閣、仏塔にはもれなくゾウさんの彫刻があり、ゾウさんは番ゾウのごとく生活している寺院もあるほどです。

一方、市民生活では森から出てきて夜な夜な村を徘徊し、民家を壊し食料をくすねていくのっぴきならない野生のゾウさんがいたり、季節になると夕方森から湖の周りに数百頭集まってきて(エレファントギャザリングとして有名)壮大な光景を見せてくれる野生のゾウさん達もいたりして..ゾウさん達とスリランカの人々は複雑に絡み合って持ちつ持たれつの調和を保っているようです。

まさにこれが、スリランカを「奇跡の楽園」と言わしめている事なのかもしれませんね!!

エレファントギャザリングは、シギリヤロック周辺の国立公園にてお楽しみ頂けます。(必ず夕方に行ってください!)

 

安全に旅してこそ楽しいご旅行 by Srieko Holidays

2021年5月11日 山倉義典

 

 

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