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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.129 – 太郎ちゃん山ちゃん珍道中・シギリヤ編だワン🐶

December 7, 2022 at 5:23 pm

 

こんにちは犬課長です。

IMFとの融資交渉は未だ纏まらず、乾季を迎え水力発電能力が低下(全体発電力の75%から50%未満に)・・停電時間がじりじりと伸びてきて、この先不透明なスリランカ・・ただ一つ良くなったのは、燃料供給は比較的安定していて、ここ数か月はガソリンも入手しやすくなっているので、久しぶりにシギリヤ方面の視察に付き合ってきましたワン🐶

あたしも12歳近くのお婆さん。若い頃のように飛び跳ねて階段を上るのが億劫になって、山コースよりは海コース(現役のスイマー)の方が良いのだけれど、今回はお兄さんがシギリヤコースにノリノリ・・「シギリヤ周辺を視察しなくて、スリランカが語れるか!?」とまた分けのわからない事を言い出し、翌日突然の出発・・

 

*熱帯雨林に囲まれた天空の要塞シギリヤロック。今回はこの有名な世界遺産を中心に視察

 

お姉さんと、あたしと、お兄さんの荷物を積み込み、さあ出発!

今回は自宅から一般道でミリガマに出て(約45分)、高速(ミリガマ~クルナ―ガラ間約30分)を使い、クルナ―ガラ~シギリヤは一般道(約2時間弱)と一般道・高速混在のハイブリッドコース・・途中カード店(水牛のヨーグルト屋さんで休憩と、あたしのダンブッラ湖での水浴び時間(約1時間)を入れて計約4時間でシギリヤには14時頃到着・・

 

*開通後一年経ったミリガマ~クルナ―ガラ高速(部分開通)。早く全線(コロンボ~キャンディ)開通してほしいけど建設資金が止まっており工事もほぼ停止状態。

*シギリヤ到着後、シギリヤロック麓のビューポイントでくつろぐ犬課長・・地元の強そうな犬に囲まれビビり気味😊

 

いつものように先ずは、あたしを泊めてくれるホテル探しから・・前もっての予約は、犬と一緒と電話口で言った途端断られるので、今回も飛込交渉で、この手の交渉上手なお姉さんのお仕事・・前もって見つけておいたホテルの駐車場に停車し、お姉さんだけ降りて交渉開始、これも毎度の如く待つこと5分程、もちろんお兄さんとあたしは車で待機、特にあたしはホテルのマネージャーさんとの面接が終わるまでは良い子に大人しくしていますワン🐶・・そして今回もめでたしめでたし!シギリヤロック麓の様子の良いホテルに宿泊することが出来たのワンワン。

流石にお姉さんが選んでくれたシギリヤの人気ホテルだけあって、お庭が広くそのお庭から、あの有名な世界遺産シギリヤロックを間近に見る事の出来る抜群のロケーション!お部屋は清潔感があり、家具もベットもお兄さんの好きなアンティーク調、あたしの寝床になるベットの下も綺麗に清掃されているじゃない・・朝食と夕食はホテルなので、素敵なお庭の横にあたし達のテーブルをセットしてくれてるし、なんと言ってもウエーターさんのホスピタリティーはなかなかのものだったワン🐶・・そのウエーターさんなんて毎日テーブルセットが出来上がると、あたしの口にパンを一切れ入れてくれるの💕・・本当に美味しくて嬉しかったワン🐶

 

*手前は近年人気のピドゥルンガラロック、奥が世界遺産シギリヤロック、両方登るのが最近のトレンド・・このビューポイントはなかなかの発見だった😊

*ピドゥルンガラロック登山口・・天気が良ければ、朝早く登りご来光を拝むことも可能。

 

*シギリヤ周辺の熱帯雨林には野生のゾウさんが沢山生息する。これはゾウさんの見張り小屋・・小屋からロケット花火や爆竹で、田畑に食事に来たゾウさん達を追い払うゾウ🐘

 

今回の視察はコロナの後、シギリヤのホテルや観光施設がどういうふうに動き始めたのか?また政府は観光客が増えていると言っているが実際はどうなのか?現地協力会社訪問と、観光地で働く現地の人達に状況をインタビューしながらの真面目な視察・・いつもの「ゆるい」視察と違い、お婆ちゃんのあたしにとっては、そこそこハードだったワン・・でもお姉さんとお兄さんと一緒に居れたから楽しかったけどね😊

 

*通常生活がサファリ状態・・この沿道には多くの民家があり、野生動物と人々は限りなく近くで共生している。

まさに奇跡の楽園と言えるだろう🐘ちなみに今回はジャッカルに会えた😊ラッキー

 

◆2週間前に同じ目的で、南西海岸(ダウンサース)の視察をしているので、その視察と纏めると傾向が分かったワン🐶・・・

●コロナの影響で、資金力に乏しい中級以下のホテル・レストラン等の閉鎖が目についたし、またそういうホテルは売りに出されているけど、なかなか購入先が見つからず放置されたまま。

●高級ホテルはローカル向けプロモーションを行っていて週末ローカルで賑わう所が多いけど、頼みの外国人宿泊者はパラパラといったところ・・外国人宿泊者は、欧米人が中心で一部のロシア人裕福層もちらほら。

●ロシアからの訪問客が急激に増えている(モスクワ-コロンボ間直行便運航開始、徴兵逃れか?・・9月5位、10月2位、11月1位に急上昇)。一般的なロシア人は安宿に泊まり長期滞在をしている模様(スーパーではロシア語をよく耳にし、自炊をする食材を中心に購入)

●観光地でのアクティビティ(ホエールウオッチング・ダイビング・国立公園サファリ・エレファントライド・世界遺産等)は相応に行われている。(まだまだ活況と言うには程遠い状況)

 

*シギリヤロックの野外学習に来た学生達。麦わら帽子にお弁当・お水持参で、頂上でお弁当を広げるのであろうか・・楽しそう😊

 

◆まとめ

●大手オンライン・ホテル予約サイトでは、閉鎖されたホテルが未だに紹介されている事も多々あり、予約の際は注意が必要。またコロナで長期間お部屋が使われていない可能性もあるため、衛生面・設備面・安全面の確認は十分しておいた方が良い・・今は高級ホテルもお手頃価格なので、予算が許せばランクアップして宿泊する方が無難。

●スリランカ訪問者のTOP5常連である、インド、UK、ドイツ、フランス、オーストラリアもそれなりに増えてきているけど、ここ3か月程ロシアからの訪問者が急増との政府発表と現地旅行関係者の実感は合致する。ただし発表の数字以上にロシア人が街で「いやに多いな」と感じられるのは、欧米諸国の訪問者が1~2週間の旅行に対し、ロシアからの訪問者は月単位の滞在者が多いからであろうと、しかも彼らは観光だけが目的ではなく特別な目的が有るかもしれないと現地関係者談。

 

*夕方、一仕事終えたゾウさん達は川で水浴び・・外国人もゾウさんを椰子のたわしでゴシゴシお手伝い・・ゾウさん達、気持ちいいゾウ🐘って言ってます。

 

まあ今回の視察はこんな感じ・・あたしの宿泊したホテルは4つ星で資金力のあるグループホテルだったので衛生面・設備面・安全面で心配不要だったけど、スリランカでは予約したホテルが「こんなはずでは・・」というのが昔から多々ある事・・ましてやコロナ明けでは・・そういう意味では、今は現地の事を良く知っている現地旅行会社に相談してみるのも一つだと思うワン🐶

話は変わるけど、ウクライナと侵略戦争中のロシア、その当事者であるロシア国民が、理由はどうあれスリランカに大挙押し寄せ旅行や滞在を楽しんでいる・・一方、ウクライナ国民はインフラ攻撃をされて、暖房無しで寒さに震えて生活しているというのにね・・その現実を見るにつけ浮世の不条理さを感じて、胸がズキズキ痛むワンワン🐶

 

 

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2022年12月7日 山倉義典

 

 

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