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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.110 – スリランカ経済と入国規制緩和について!

April 20, 2021 at 4:24 pm

 

皆様こんにちは。

 

スリランカは一年で一番暑い時期を迎えています。先週はシンハラ・タミル正月(スリランカの正月)があり、昨年はロックダウンという自粛を強要された反動か、今年はそれぞれの故郷へ帰りリラックスして、親族全体で正月を思い思いに祝ったご家族が多かったように感じます。

しかし、一方周辺諸国のインド、パキスタン、バングラデシュでは異変種の感染爆発が起きているようで、隣国スリランカとしては影響がないわけはありませんので、感染拡大に対する十分な注意が必要です。

非常に興味深いのは、政府関係のコロナ報道..正月前は「政府はコロナを完全にコントロールしていますご安心ください!」といった楽観的な報道でしたが、正月直後の今週からは一転、一部の地域でロックダウンを行ったり、「ここ1~2週間で感染爆発が起こる事が予想されます」といった悲観的な報道が目立つようになっています。

普段から楽観的な報道が多い政府が、注意喚起を促すのですから、周辺国同様にスリランカもいよいよ本当に危ない状況なのかもしれません。十分注意をしようと思っています。

 

さて、世界各国で感染拡大が止まらず、経済活動を拡大する⇒感染拡大、経済活動を縮小⇒感染縮小と、経済活動の拡大&縮小に比例するかごとく悪循環を繰り返すコロナ感染ですが、既に一年以上も続いており、世界経済の疲弊度は如何ばかりと想像にかたくありません。

産業構造が多様に広がり、お金のある先進諸国はまだ経済的体力が残っているのでしょうが、基幹産業が少なく、中国の借金漬けになっているスリランカ経済はコロナの影響の他に2年前の同時爆破テロの影響も引きずっており、かなり経済は疲弊しています。

顕著にみられる現象としては、外貨不足のために起こるスリランカルピー安..同時爆破テロ前に比べ30%近くルピー安へ動いており、国内では急激なインフレ引き起こしています。

政府はこのルピー安を止めるため、車や他贅沢品など輸入製品を絞り込み、またどうしても輸入しなければならないものについては、支払期限の延長などを徹底して行い、少しでも外貨流出を防いでいますが、焼け石に水状態となっており、遂に3月末に中国とUSD1.5Bn規模の通貨スワップを結びました。また4月頭には、また中国からUSD500Mn(公表されているだけでも中国借金累計はUSD5Bn)の追加の借金を行っている状態で、このままでは増々経済植民地化へ転げ落ちていく状態です。

 

その様な中、少しでも外貨を稼がねば!という事で、今年1月末の空港再開につながるわけですが、どんなにスリランカ一国だけが旅行者の入国ガイドラインを緩和しようが、世界各国の規制緩和が行われない限り、旅行だけになかなかスリランカには来て頂けないのが道理というものです..

現に開港から3か月、政府は「1万人の観光客があった」といっていますが、それを鵜呑みにしても、1日たったの100人平均、その中に観光と言いながら他の目的で入国しているものを加味すると、観光目的で来られている方は、多分1日50人もいないでしょう

私の知る限り、ほとんどの国でワクチン接種に関わらず、帰国時に自国で例外なく2週間の隔離を義務付けられている状況では、どんなにスリランカ一国だけで、ワクチン接種完了者に隔離処置を無くそうが、観光客増加には限界があると思っています。

 

いま政府が行うべきは、前のめりに入国規制を緩和するのではなく、旅行や出張に関して関係国同士で相互の入国&帰国のガイドラインをお互いどう緩和するか、腰を落ち着けて話合う時ではないかと思う次第です。

 

皆様はこの事に関してどう思われるでしょうか?

参考までにスリランカの入国ガイドラインは4月6日に3回目の更新をしていますので、以下の内容にてご案内します。

 

 

外国からの入国規制の刷新(4月6日発布)😊

 

1.スリランカ政府、保健省は、4月6日外国からの入国者規制内容を下記の内容にて変更いたしました。これにより3月18日発布の入国者規制は無効になります。

● 外国からの入国者規制内容(4月6日 保健省発布)

【概要】

外国からの入国者は国内省庁経由(外国人ビジネス客)、と観光局経由(外国人観光客)に分けられ、それぞれの各省庁から入国許可取得が必要。👉弊社(Safe & Secure代理店)にて許可申請代行手続を致しますので、ご相談ください。

●外国からの入国者はワクチン接種完了者(2回接種済で2回目から2週間経過)とワクチン接種未完了者(ワクチン接種が1回以下又は未接種)に分けられ、隔離期間が変わる。

a)ワクチン接種完了者は到着後、隔離ホテル又はレベル1ホテルにてPCR検査を行い、陰性であれば解放され、ローカル社会へ出て国内ガイドラインに従ったスリランカ人と同じ行動が可能。

2歳~12歳のお子様体動の場合、お子様は到着時PCR検査をご両親と一緒に行います。2歳未満の幼児は健康であれば基本的にPCR検査はありません。

b)ワクチン接種未完了者は到着後、隔離ホテル又はレベル1ホテルにてPCR検査、約10日後前後に2回目のPCR検査、陰性であれば2週間後に解放され、ローカル社会へ出て国内ガイドラインに従ったスリランカ人と同じ行動が可能。

2歳~12歳のお子様体動の場合、お子様は約10日前後のPCR検査をご両親と一緒に行います。2歳未満の幼児は健康であれば基本的にPCR検査はありません。

 

 

2.また、スリランカ政府、観光局は4月7日外国からの観光客規制内容を下記の内容にて変更しました。

● 外国からの観光客規制内容(4月7日 観光局発布)

【概要】

ご入国前必要事項

  • VISA申請はETAにて行い(到着時のVISA申請は不可)、観光局に入国許可申請を行う。👉弊社(Safe & Secure代理店)にて手配可能ですのでご相談ください。
  • 搭乗前96時間以内のPCR検査陰性証明書(英文)が必要です。
  • ホテルの予約(ワクチン接種完了者はレベル1ホテル2泊、接種未完了者はレベル1ホテル13泊)、スリランカ政府が保障するコロナ保険費用支払い、PCR検査費用(滞在にっすによって回数が決まります)支払いが必須となります。👉弊社(Safe & Secure代理店)にて手配可能ですのでご相談ください。またお子様帯同の場合もご相談ください。
  • 空港送迎の手配。👉弊社(Safe & Secure代理店)にて手配可能ですのでご相談ください。

ご入国審査時必要書類

  • パスポート、往復航空券、入国申請書
  • 搭乗前96時間以内のPCR検査陰性証明書(英文)
  • ワクチン完了証明書(ワクチン接種完了者のみ)の英文コピー
  • 記入後の自己申告書(Self Declaration Form)

入国後

😊ワクチン接種完了者の場合

  • 到着後、レベル1ホテルにてPCR検査。
  • 検査結果が陰性なら、ホテルから解放証明書を入手し、ローカル社会へ出て国内ガイドラインに従ったスリランカ人と同じ行動が可能となります。

😊ワクチン接種未完了者の場合

  • 到着後レベル1ホテルにてPCR検査。
  • 検査結果が陰性なら、他のお好みのレベル1ホテルへの移動が可能となります。また政府の許可する観光スポットをバイオバブル下で周遊可能です。
  • 14日以上スリランカに滞在する場合は、11日~14日後に2回目のPCR検査が行われ陰性であれば、ホテルから解放証明書を入手し、ローカル社会へ出て国内ガイドラインに従ったスリランカ人と同じ行動が可能となります。
  • 滞在期間が5日~14日の場合、帰国日の24時間~48時間前に2回目のPCR検査を行います。
  • 滞在期間が5日未満の場合は、2回目のPCR検査はありません。

ただし、日本の場合は現在、帰国前72時間以内のPCR検査が義務付けられていますので、帰国用にPCR検査が必要な場合は、弊社でPCR検査を手配いたします。👉ご相談ください。

 

安全に旅してこそ楽しいご旅行 by Srieko Holidays

2021年4月20日 山倉義典

 

 

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