Vol. 147 邂逅フィッシングキャット@スリランカ
目の前に現れてくれたFishing Cat !@Wilpattu
皆さんこんにちは。
最近のスリランカは、気候が良く4月上旬までベストシーズンとなっていて、欧米を中心に多くの旅行者で各観光地は賑わっています。
さて、今回は「邂逅フィッシングキャット」について…
野性動物と時間と空間を共有するのが一番の趣味の私は、スリランカに在住しているアドバンテージを生かし、なんやかんやと視察と言いながら、山へ海へ森へ出かけ、野生動物の観察をさせてもらっています。
今回は「ロリスの生態観察」を合言葉に北部ウィルパトゥ国立公園周辺を散策&視察に行ってきました。日頃の行いなのか、はたまた天はまだこの道楽オヤジを見捨てていないのか、夜の散策たったの2時間程でロリス数匹と、今まで一度も会ったことのなかった、待望のフィッシングキャットに会うことが出来、幸せな時間と空間を共有することが出来ました。
場所は、スリランカ最大の国立公園として知られるウィルパトゥ国立公園で3箇所あるゲートのプッタラム寄りのゲート「Kala Oyaゲート」の南部に広がる一大マングローブ帯。このマングローブ帯はスリランカ最大と言われ、種々多様な生態系を生む言わば「野生のゆりかご」のような場所ですが、哺乳類に限ればエサも豊富なことからロリス、フィッシングキャット、タヌキ、キツネ、サル、リス、コウモリ等の絶好の棲息地域となっているのです。

ロリスもフィッシングキャットも夜行性で単独行動が多いため、なかなか出会えない哺乳類で、特に野生のフィッシングキャットは、その暗殺者性質と俊敏さとから会える機会は激レア・・・レンジャーからラッキーだったら会えるかもと聞いてはいましたが期待はしていませんでした。が主目的のロリス観察も終わりの頃、彼は潮の満ち引きでマングローブ帯に出来た小川の岸で獲物を待っていたのでした。
虫の音が遠くまで通る闇夜のなか、時折近くでジャボジャボと魚の跳ねる音、ライトを当てると岸辺にぼやっと動物らしきものが・・・さらに目を凝らしてみると、そこには泳ぐ魚を凝視し捕食体勢に入っているフィッシングキャットです・・思わずワオッーと声が出そうになるのをレンジャーに窘められ、はやる気持ちをぐっと抑え、彼との静かな空間の共有が始まりました。
体を丸め捕食体勢に入っていたものの、私達の気配を感じてか、マングローブ帯に隠れたり川辺に戻ってきたりの繰り返し約1時間。さすがに食事の邪魔をしては申し訳ないとレンジャーと話し名残惜しかったですが、その場を静かに立ち去ったのです。
そのときの写真がこれ!驚愕と興奮で手ぶれしていますが、我が思い出をご覧ください。

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2025年2月3日 山倉 義典
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