Vol 14 – 役ににたたない!?旅のアドバイス★In Sri Lanka
海岸での休暇(ニゴンボ)
皆様
日本はもう木枯らしが吹いているのでしょうか。寒さと共に師走となり、お忙しい毎日が続くことと思います。
うってかわり、こちらスリランカは、南西海岸のハイシーズンを迎えました!!からっと晴れ上がった気候が続き、黄金海岸(ゴールデン・ビーチ)と呼ばれる海岸沿いが、クリスマス休暇の欧米人で賑わいます。
日本も短いながら、冬休みの季節。「スリランカに行ってみようか・・」とお考えの皆様に、今回はスリーエコ(というより私個人の)独断と偏見の旅のアドバイスを書いてみます。
その1:スリランカで、心の安らぎを求めたいと思っている場合
“人の森を歩くようだ”と言われるインドほどではありせんが、スリランカでも歩いていると「あなたどこの国の人?日本人か?」「名前は何ていうの?」「スリランカにどのくらいいるの?」「ツアーを格安でアレンジしてあげるけど、どう?」と、人と言葉の嵐に見舞われることがよくあります。
会話はせいぜいホテルの人間と必要最低限にし、ぼーっと海でも見ながら時を過ごしたいと、心の疲労がたまっていらっしゃるような方にとっては、あまり好ましくない状況です。でも、解決法はカンタン!
まずは国籍を聞いてきますから「私は韓国人(もしくは中国人)」と答えれば、蜘蛛の子を散らしたように、“取り巻き”がいなくなってしまいます。
一般に日本人は大好き、でも韓国、中国人はスリランカ人に人気がないのです。
その2:スリランカといえばセイロン・ティー。お土産には必ず買って帰ろうと思っている場合
高級紅茶は専門店、エコノミータイプならばスーパーマーケットで。
日本人相手のスリランカ人ガイドさんが「お客さんが土産に紅茶を買いたいというので、紅茶専門店に連れて行くんです。その時は喜んでもらえるんですが、その後で飲み物なんかを買いにスーパーマーケットに寄ると安い紅茶があって「ああ、ここで買えばよかった。何で早く連れてきてくれなかったの」と、怒られるんです」と嘆いていました。
スリランカでは、エアコンの効いた小さめのスーパーで、10種類以上、大型のスーパーでは20種類前後の紅茶が並んでいます。
日本に出回っているものよりずっと安く、かつ香りといい味といい、満足のいく物がほとんどです。お土産用に数がほしいという方は、旅の終わり頃、こうしたスーパーでお買い物をされるとよいでしょう。
便利なティー・バッグより、ティー・リーフがお勧めです。スリランカスタイルの本格的な淹れ方は面倒ですが、茶こしを使うだけでも、即席・本格紅茶が楽しめます。
その3:スリランカ・カレーは試したいけれど、辛いのは苦手という場合
ホテルや観光客相手のレストランで出されるカレーは、ローカル向けのものに比べて、極端に辛さが抑えられています。
ですので、辛いものはドクター・ストップがかかっているという方でもない場合、一度は辛さに対する特別注文は付けずに、オーダーしてみてください。
日本食も、例えば「味噌は控えめにしてください。代わりは塩で・・」などと言うと、満足のいくものに仕上がらないでしょう。チリが最重要調味料の一つであるスリランカ料理も同じことです。
同様に、ココナッツミルクが苦手な方。
夫もその一人で“注文の多い”カレーファンでしたが、ある時めずらしく5つ星ホテルのレストランで食事を取ることになりました。
私のカレー皿を盗み食いした夫は「何だこの味は!!ココナッツミルクが入っているのはわかるが、あの独特のミルク臭さがないとは・・」
とそれ以降、スリランカ料理・A級&永久・グルメファンとなりました。
以上、ご参考になったでしょうか?!
もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース
** スポーツイベントをめぐって、オーストラリアに敗北**
オリンピックに次ぐビッグ・スポーツイベント、コモンウェルス・ゲーム(commonwealth Games)が2018年に開催されます。
開催地を巡ってスリランカとオーストラリアで争っていましたが、今月半ば、オーストラリアのゴールド・コーストに決定しました。
スリランカが初めての立候補に対し、オーストラリアはすでにコモンウェルス・ゲームでは4回のホストを務めています。
開催国決定まちがいなし!の意気込みだったスリランカ政府は「スリランカのような貧しい発展途上国は、経済的に莫大なメリットをもたらす、こうした大きなスポーツ・イベントのホストにはなれないのか。決定が決まれば、我が国のスポーツ史上の大きな幕開けとなっただろうに・・」と、遺憾の意を表明しています。
** 明石特使、スリランカ入り **
スリランカの内戦時、平和交渉に大きく携わった明石特使が11月25日、3日間の公式訪問のためスリランカ入りされました。
日本も建設に携わった、スリランカ初の高速道路・コロンボ(Colombo)=ゴール(Galle)間の開通式典に招かれてのことです。
明石特使はラジャパクサ大統領、野党メンバーとの会談も行うとのことです。
現政権になり、極端に中国よりになったスリランカ。日本との関係がかなり希薄になっている現状で、日本との友好関係を再構築してほしいものです。
** スリランカ初の高速道路が開通 **
上記のニュースでも触れた通り、遅れに遅れていた高速道路がようやく開通します!!
何度も“思わせぶり”な報道があるにもかかわらず、のびのびになっていたニュースであり、スリーエコにとってはトップニュースと言いたいところです。
なぜなら、今まで4時間以上かかっていたコロンボ(Colombo)=ゴール(Galle)間が、2時間以内で結ばれるからです。
ゴールはユネスコ世界遺産の街。一度は訪れてみた所である上、ゴールからさらに南下すると、スリランカの海洋の魅力が見事なほど満喫できるのです。
スリランカの風に吹かれたことのある方もない方も、是非足を運ばれて、この国の「自然の魅力・文化の魅力・人の魅力」を堪能していただければと思います。
勝手ながら、今年のスリーエコ・ニュースは今回までとさせていただきます。
新たな年2012年にお目にかかりましょう。これからもスリーエコ独自の視点でのニュースを発信できるよう、頑張りたいと思います。応援、よろしくお願いいたします。
皆様にとって、来たる2012年がすばらしい年となりますように!!
来年もSRIEKO NEWSをお楽しみに!!
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2011年11月30日
山倉 理恵子
« 前号 (Previous) | 次号 (Next) »