暑さでヤシの木も元気なく＠ニゴンボ

皆さんこんにちは

暑くなってきましたね。私の住むスリランカは、太陽が真上に来て一年で一番暑く直射日光が肌に痛く感じられる季節となっています。

この時期の水道の蛇口から出る水はほぼ熱湯、、、これは盛っている話ではなく、本当に蛇口を捻り1分位しないと火傷してしまうくらいの煮たった熱湯が出てくるのです（笑）

プールは天然温泉のような温かさになり、毎日風呂に入る習慣のある日本人にとっては、プールが風呂代わりになるのもこの季節、我々はプールに入りながら毎日極楽極楽とプールあがりの冷えたビールだけが楽しみとなっています。

さてこの季節、頭が痛いのが電気料金、、、経済崩壊後、IMFの指導のもと財政健全化の一環として、燃料を始めとする公共料金が大幅に上がり、電気代ももれなく値上げされ、うかうかエアコンもつけっぱなしに出来ないのが悩ましいところ。

経済崩壊以前の我々の1ケ月の電気代が円建てでウン万円、電気代値上げ後は、涼しい時期にかなり節約して同額程度なので、数台のエアコンと数台の日本食の貯蔵してある冷蔵庫が終日フル稼働する4月、5月は、さてさていくらになることやら、、、命の危険を感じる殺人的直射日光と、熱湯の季節を乗りきるには、仕方がないと割りきっているものの、果たしていくらになるのか興味津々といったところです。

更に追い討ちをかけているのが、ガソリン価格、、、日本より高いかもの1リットル185円、ガソリンが高ければ、物流経費が上がり殆どの物価に影響するのは必須、それに消費税などの増税がプラスされ、卵10個入りパックは350円程、食用油1リットルが800円程など、オリーブオイルやコーヒー等の輸入品は更に割高感があり、レストランで軽く外食すると一人軽く5000円以上と、ありとあらゆる物が日本と同じかそれ以上となっています。しかも品質は、相も変わらぬ発展途上国スタンダードで望むべくもありません。

現に我々が日本に一時帰国すると、一番に感じるのは「こんなに良いものが、このサービスで、こんなに安くていいの！」という感覚、コンビニのコーヒーは130円程、お弁当は500円程、定食屋に入っても1000円でお釣りがくる世界、、、しかも店員さんは感じが良いときたら、外国人の皆さんは、日本に行きたがるわけです。

いまや日本は、失われた30年の後、強烈な円安の影響を受けアジア有数の物価の安い国になったのかもしれませんね～

ということで、もう少し歳を重ねたら、スリランカの暑い季節は日本、日本の寒い季節はスリランカに住むのも良いかな！なんて、、、灼熱の太陽の下、気を失いかけながら妄想に駆られる毎日です。

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2024年4月8日　山倉義典