Vol.150 ロリス(Loris)の住む森@スリランカ
皆さんこんにちは
スリランカは夏のハイシーズンを迎え、多くの旅行者が世界遺産、サファリ、海、山へと各観光スポットは大混雑・・・いつものんびりしているスリランカ人も、少し動きが早くなるのもこの季節、いつもこれくらいのスピード感を持って物事が進めば、更に快適な国になるのにな~とぼやいているのは私だけでしょうか。
さて今回は、ひそかなブームを呼んでいる小さなお猿さんロリス(英語Loris/シンハラ語ウナハプルハ)のお話です。
くりくりした大きな目、きゃしゃな肢体、小さな体、そのゆっくりとしたぎこちない動き・・・何とも愛らしい生き物「ロリス」が、このスリランカの森に住んでいます。

日の沈む頃、この小さなお猿さんロリスは、住処である大木の穴から這い出してきて、周りの枝から枝へ音もなくゆっくり静かに移動、全身を覆う毛はセンサーになっており、小さな体ときゃしゃな肢体を存分に生かしながら木の葉に当たらないように闇夜と森の静かさに調和、音もなくゆっくり獲物に近づき素早く昆虫などを捕食します。
まるで忍者が家に忍び込み足音立てずに身を隠しミッションを遂行するかのごとき、派手さはないけれど職人技!・・・ゆえにこの小さなお猿さんロリスは、サイレントハンター、最近ではステルスハンターとも呼ばれています。
夜行性のため、ヒョウなどと同様になかなか観察するのは難しいのかなと思われますが、意外や意外、それなりの装備(長袖、長ズボン、帽子、虫よけ、赤色光の懐中電灯など)と正しい方法(専門家と一緒に行く)で森に出かければ、ステルスハンターと呼ばれるわりに動きがのろい(笑)ので、意外に簡単に会えるのもこの小さなお猿さんロリスの人気なのかもしれません。


ただし問題は夜の森を散策するという事!
毒蛇、毒蜘蛛、毒サソリと、およそ毒のつくほとんどの生物の住処となっていて、更にゾウさんやヒョウなど大型の猛獣が徘徊している熱帯雨林は、特に夜の森林散策は大変危険ですので安易に歩き回るのは厳禁です。
野生動物観察の大好きな私は、各観光スポットの視察に行くたびに、ロリス(Loris)の観察ポイントも必ず確認して観察しており、スリランカの森であればどこにでも居るのですが、私の経験上、北部の世界遺産シギリヤ~ダンブッラの森林帯、北西部のマングローブ帯、南東部のヤーラ国立公園周辺などが、この小さなお猿さんロリスの主要な生息地域ホットスポットになっているようです。
赤色光の懐中電灯を周辺の木々に照らすと、大きな目が光ります。それが、小さなお猿さんロリスです!印象的な出会いですよ~

安全に旅してこそ楽しいご旅行 by Srieko Holidays
2025年8月5日 山倉 義典
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