Vol.153 ここ掘れワンワン太郎降臨!?@ベントタ
犬課長太郎と良く泳いだベントタビーチ
皆さんこんにちは
いや~今年のスリランカ旅行者は凄い!
欧米のクリスマス休暇とアジアの冬休みの重なる時期も終わり、少し休憩できるかなと思っていましたが、2月なのに欧米人を中心に客足が途絶えません・・私の住むリゾート地ニゴンボのビーチロードも夕方ともなると欧米人の夕涼み客でいっぱいになっています。
地方の観光スポットに出かけても、すれ違う観光バスの数には驚くほど!完全に2019年の同時爆破テロ以前の状況に戻ったようで、どの観光スポットも欧米からの観光客で賑わっており、業界にに携わる者としては益々期待したいところです。

一方、政府の発表では、観光客が来ている割には、歳入が少ないというジレンマに直面しており、世界中にスリランカの魅力が認知されつつも、今後この辺の観光収益の質的改善をしていく余地がありそうです。

さて今回は、月夜のビーチにウミガメがやって来たお話です。
場所は生前の犬課長と何十回と泳ぎに行った美しいビーチが続くベントタビーチ!私たちの住むニゴンボから高速を使って南へ約2時間にあるリゾート地とアクセスが良く、透明度の高い奇麗な海で泳ぎたいという犬課長の希望もあり、日帰りで良く出かけたビーチです。
今回は特に、生前の犬課長と宿泊することが出来なかった、ちょっと高級なホテルと前から気になっていたレストランに絞った視察で数泊でしたが、大きな問題もなく予定通りの快適な視察が出来ました。


そして、思いがけない嬉しい出会いもありました。
月明かりの下、ホテルのビーチで視察の疲れをいやしながら煙草を楽しんでいると、波の音しかしない薄暗い海辺から浜に上がってくる黒い影・・最初は野良犬が丸まっているように見えましたが、ゆっくり明らかにこちらに向かってきます。ビーチには私と妻しかいません。
直ぐにウミガメだと気付きましたが、このウミガメ不思議な事にホテルの明かりに躊躇無く向かってやって来るちょっと変なウミガメです。通常ウミガメは明かりの無い静かな暗い場所に上がって来るのですが・・・
しかも観て観てと言わんばかりに、ホテルのビーチを照らすライトの下で、後ろ足で産卵の為の穴を深く掘り始めたのでした(40センチ程の穴を掘るのに約30分)・・最初の穴は気いらなかったのか、更に1メートルほど離れたところで次の穴を・・結局1時間程たった後、その穴も気いらず、最初の穴に戻りさらに掘り進めそこにゆっくり産卵を始めました。

ウミガメの産卵は一種独特な神秘的な時間が流れます・・このタイミングで人が間近に近づいて甲羅などに触っても問題はありません。
一個一個新たな命を丁寧に産み落とす姿は、約30分から45分と短い間ですが、この世の生きとし生けるものの母性が持つ凛とした姿が印象的です。産卵が終わると砂をかけ、甲羅の自重で砂をパタパタ固め(かなり大きな音が出ます)、そそくさと足早に海へ帰っていきました。
いやに落ち着きのないウミガメだなと思いつつ、わざわざ明るい私達の近くに寄ってきて産卵をしたウミガメ・・その場にいた私達には、明らかに天にいる犬課長(太郎)が会いに来てくれたのだなと感じ取れました。

バカな~!?という方もいるでしょう(笑)・・ただこのような事は今回が初めてではありません・・ヤーラ国立公園でのヒョウ(第一発見者の私達へはヘソテン状態、他のジープが来ると威厳のあるヒョウの振る舞い)、聖地ヤパフーワでの野良犬(いきなり私達の飼い犬のように親しく私に話しかけ甘えて来た、5分後普通の野良犬に戻りどこかに行ってしまった)、そして今回ベントタのウミガメ、どれも犬課長太郎がそれぞれのタイミングで個体に乗り移り、私達と一定の時間邂逅した後、突然に魂が抜けていくように正気に戻るという感じです。
今回のウミガメで言うと、どこに穴を掘ろうかなと浜に上がって来てから産卵が始まる直前まで降臨、産卵が始まって正気に戻ったといったところでしょうか・・正気に戻ったウミガメさんは、なんであんな所に「しもた~」と後悔しているかもしれませんね🐶。

そしてもう一つ、前から気になっていたベントタ駅の近くに並び立つレストラン街・・ベントタビーチをはじめとする高級ホテル街の道から線路を挟んで立っているので、どうやって行くのかと不思議でしたが、今回は時間が沢山有ったので探索がてら行ってみました。
すると何のことはない、レストランに続くさしたる道もなく、高級ホテル街の道からレールを跨いで横断してレストランに行くユニークなスタイルでした!!ただどこのレストランもシーズンだけあって客足は上々(皆さんレールを跨いできたのね 笑)・・家人と海鮮を頂こうという事で、イカ、エビを中心にオーダー、家人は良く冷えた白ワイン私はギンギンに冷えたビールで乾杯をして料理を待っていると、線路脇だけあって通勤列車がゴトゴト、キキキッとすごい音をたてながら数本通過していきます・・ベントタ駅がすぐ隣なので、出発の汽笛も夜空に響きながら、列車の運転手さんも手を振ってくれたりして、鉄道ファンにはたまらない場所なのかなと思った次第です。

私たちは、味よし、値段よし、雰囲気良し、のこの入り口がユニークでレール脇に立つ印象的なレストランを「鉄道レストラン」と名付け日本の皆様にベントタグルメとして紹介したいと思います。
公平性を考え、あまりレストランを紹介しない弊社ですが、お勧めですぜひ行ってみてください!

安全に旅してこそ楽しいご旅行 by Srieko Holidays
2026年2月6日 山倉 義典
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