Vol.145 スリランカ、新政権発足・・・国民大歓迎!
新大統領アヌーラ・クマラ・ディサナヤカ氏@スリランカ
皆さんこんちは。
お元気でお過ごしでしょうか。
9月号は所用が重なりお便りをお休みし大変失礼しました。
スリランカは、先月9月21日に経済崩壊後、初めての大統領選挙が行われ革新派のアヌーラ・クマーラ・ディセナヤケ氏が、第9代大統領に選ばれました。
今回選ばれた大統領は、学生時代から政治活動をしており筋金入りの革新派、就任と同時に待ってましたと今までの国民のうっ憤を晴らすがごとく、次々と矢継ぎ早に政策の方向性を打ち出しています。
思えば内戦終了後、旧ラジャパクサ独裁政権の息のかかった政権が続き、某国の大型融資のもと次々と身の丈に合わない大規模建設を行い、莫大な高利の借金を抱えたままデフォルト・経済崩壊を起こしたのが2022年6月・・・結局当時の大統領ゴタバヤ・ラジャパクサ氏は民衆の反乱が起き国外に逃亡したのは皆さご存じの通りです。

その後、直ぐに暫定大統領としてラニル・ウイクラマシンハー氏(当時首相)が国会承認で大統領に就任、債務再編やIMFの融資交渉、財務体質改善など、ある程度の結果を出していたのですが、なぜ実績も上げていたラニル前大統領が再選されなかったのでしょうか。ここにスリランカ市民の大きな怒りを感じることが出来ます。
一つに、ラニル氏は本来の大統領選任手続きを踏んでおらず(ラジャパクサ独裁政権下の国会で選任)、直ぐに行われるべく大統領選挙を、数々の理由をつけ大統領選挙(国民直接選挙)を伸ばしに伸ばし、その間国民の意志を政策に反映してこなかったことが上げられると思います。実際に収入が変わらぬまま、物価だけ数倍になり国民生活は困窮しています。

また一つに、2019年のイースター同時爆破テロの信犯人の追及を、キリスト教徒を始め多くの国民から期待されていたにもかかわらず煙に巻いて放置した。
更に、前大統領を含む歴代の政権が行ってきた汚職政治の放置・・これについては詳しくは書けませんが、生活に困窮する一般庶民を尻目によくもここまで!という汚職のオンパレード・・度を越した汚職に国民の怒りは相当だったのではないでしょうか。
今回選ばれた、アヌーラ・クマラ・ディサナヤケ大統領は、国民お意をくみ減税政策を掲げ市民の生活改善を掲げての当選、国民の期待が大きいだけに、これからのIMFとの融資交渉に期待したいところです。債務再編も大きなカギになりますが、国民の意志によって選ばれた大統領ですので、自身を持って国民の意見を反映した国創りに進んでほしいものです。
また、11月中旬には新大統領の下、国政選挙が行われる予定です。是非期待したいものです。

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2024年10月3日 山倉義典
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