Vol.21 – スリランカのフルーツ!美味しい時期がやって来ました!!太郎より。
太郎です。今日は高級リゾートホテルのプライベートビーチにお邪魔!?黙っててね...(ニゴンボJetwing The Beach)
皆様
日本は梅雨明けが待ち遠しい頃と思います。
こちらスリランカは、長かった暑い時期も一段落し、夜間は少し涼しく感じられるようになりました。
しかし夏バテというより、微笑ましいほどのんびりしている人たち相手に“スリランカ・バテ”の私。しかし、スリーエコ・ニュースの最新号の締め切りは迫っている。
そこで、今回はわが愛犬・太郎にライターのピンチヒッターをお願いすることにします。
あ、心配はいりません。太郎の語学力は相当のもの。初めて犬を飼うことになった夫は「犬がこんなに言葉を理解するなんて、驚いたなあ。ちょっと、恐ろしい気もする・・」と、漫画ばかり読んで育った自身の少年期を悔いている様子。
前置きが長くなりましたが、早速、太郎に登場願います。太郎ちゃん、よろしくネ!
皆さん、こんにちワン!私、ラブラドール犬で1歳と2か月です。太郎という名前だけど、実は女の子。最近お姉さんから「太郎ちゃんは子犬の時と違って、最近とてもかわいい子になったわね。太郎子ちゃんと呼んだ方がぴったりね!」とほめられます。
お姉さんから日本や日本人の皆さんに、スリランカの紹介をしてね、太郎はスリランカ生まれだからできるわよ、って言われました。だから頑張ってみます。
お姉さんがラクできたら、私うれしいもの。あ、さっきからお姉さん、お姉さんと呼んでいるけれど、私がまだちびちゃんの時「おばさん」と呼んでいたら、「ちがうでしょ」って、1日4回もらえるごはんを3回に減らされたことがあるの。お兄さんも同じ。
「おじさん」って呼び続けていたら、「お兄さんと呼べ!!」って、毎日連れて行ってくれるお散歩に行けない日があったの。
太郎の国ではお姉さんたちよりずっと若い人たちのことでも「オンクル(おじさん)、アンティ(おばさん)」と呼んでいるから、太郎もそれに習っただけなのに・・。
お姉さんたちの国・日本って、表現が難しそうな国だワン。
次に私の大好物・バナナの話をします!私は日本でモンキー・バナナと呼ばれている小さ目のものを1日10本、おやつにもらいます。
お兄さんが毎日、道沿いのフルーツショップで、新鮮で甘いのを買ってきてくれるんです。
たわわなバナナの大きな房、それもいろんな種類のものが店の軒先にぶら下がっているけれど、これは日本では見られない光景だそうです。
「太郎、今日は2本おまけしてくれたぞ」「今日は3本だ、よかったな」ってお兄さんはよく話しているけれど、お姉さんは「それでも外国人価格よ・・」って文句を言っています。
お姉さんはいつも緑色のもっと大きいタイプの物を食べていて、端の方だけ、私に分けてくれます。こんど、まるまる1本、緑色のを食べてみたいなあ・・。お姉さんは言います。
「太郎がお姉さんの国に言ったら、緑のバナナは一日半本、太郎にいつもあげる小さいタイプだと2本あげられるかどうか・・」
バナナの他にパパイヤやマンゴーも時々、分けてもらえます。マンゴーは緑色のがとてもおいしいのよ。お姉さんは産地に因み“石窟寺院・黄金の味マンゴー”て、呼んでいます。
お姉さんは皮と種の部分を分けてくれるので、以前、一口で種ごと食べちゃった。その後
「あの種はどうやって、太郎の体の外へ出るかしら?胃酸で少しずつ解けていくか・・」
「尻から出るには大きすぎるしなあ・・。まあ、太郎は石でもガリガリやっているくらいだから、大丈夫だろう・・」って、お姉さんたち心配そうに話していた。
その日の深夜、私、眠っていたら吐き気がしてきて「ゲ、ゲ、ゲー」ってなっちゃったの。でも「コロン」という音と一緒に、吐き出したのは大きなマンゴーの種だけだったから、お姉さんたちにお掃除の迷惑をかけることはなかったのよ。
それ以来、お姉さんはもうマンゴーの種を分けてくれないの。実がいっぱい付いていておいしいのになあ......
こうしたフルーツは日本にはないか、高いそうなので、太郎、スリランカに住んでいて、本当に良かったと思います。
6月、7月とスリランカのフルーツが一番おいしくなる時期、ドリアン、ランブータン、マンゴスチン、パパイヤ.........ヨダレがたれそう......zzzzzz。
真っ赤に熟れたランブータンだよん
あ、もう紙面がなくなってしまいました。私の国の紹介って、楽しいワン!
もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース
** 国を挙げての蚊・撲滅キャンペーン月間 **
政府はデング熱を引き起こす蚊の撲滅対策に本腰で乗り出しました。
6月25日から7月25日までのひと月をキャンペーン月間とし、陸、海、空軍、警察までもが動員され、各家庭、公共エリアともに、徹底的な駆除を行うとのこと。
同時に一般市民にも、デング熱を引き起こさないための“クリーンな環境”維持を呼びかけています。
(国の対策に頼るのではなく)町内ごとに協力して、どぶさらいでもしたら・・といつも思う街の現実。まずは市民の“この環境で当たり前”の意識撲滅キャンペーンの方が有効では?!
** 無許可のバスが高速で営業 **
昨年、日本の協力で完成した待望のスリランカ初の南部高速道路。登録されている6台の政府系バスと8台の私営バス以外に、無許可のバスが何台も走っていることがわかり、問題になっています。
「Uターン禁止」とか「最低速度を守りましょう」とか信じられない表示が出ているスリランカの高速道路と交通事情。
一般道路では9割方のバスは「そこのけ、そこのけ!“おバス”が通る」と言わんばかりに、クラクションを鳴らしっぱなし、車線など平気で無視しています。
その上、“無許可マーク”がついては、どんな運転になることか・・。
しっかり取り締まってほしいものです。
** ご案内 **
間もなく、SRIEKOのWEBが新しくなります!!
ホットな情報やニュースをさらに詰め込んで、さらに見やすくなるよう、編集作業の真っ最中。
大きな旅行会社にはできない、SRIEKOオリジナルな企画もどんどん載せていく予定です。
7月中旬“新装開店”となる新しいSRIEKO WEB どうぞお楽しみに!!
次回もSRIEKO NEWSをお楽しみに!!
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2012年6月28日
山倉 理恵子
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