Vol.40 – スリランカ、ちょっと気になるホテル事情!?久しぶりにPart 3
インド洋ミリッサ沖を優雅に泳ぐシロナガスクジラ!バカンスシーズン到来を告げる海の使者(ミリッサ)
皆様
新たな年2014年も、すでに月半ばの成人式も終わり、早1か月が過ぎようとしています。
冬来たりなば、春遠からじ!そろそろ、5月の連休の計画を考えていらっしゃる方も多いことでしょう。
スリランカは欧米人旅行者を中心に、まだホリデー・ムードが続いていますが、さすがにクリスマス・イブやニューイヤー・イブのパーティー追加料金等で高騰著しかったホテル代金のシーズンは一段落し、旅行会社側としてほっとしているところです。
この時期12月~1月初めは、上記のホテル代の高さにも関わらず、多くの日本人のお客様がいらしてくださいました。が、ご自身でインターネットを通しホテルを予約されたお客様でトラブルに遭った方もあり「せっかく楽しみにスリランカにいらしたのに・・」と心配する場面も何度かありました。「例えば、どんな?」と思われるのは、ごもっとも!
*1つは、お客様がご自身でインターネットを通し「経済的な宿」をお選びになった例。
弊社のドライバーが宿泊先の宿を探しても探しても見つからず、ようやくたどり着いた先は、結局「XXリゾート」といったホテル風の名前とは全く異なり、ふつうの家やマンションの一部屋だった。
さらに他のお客様ではインターネットを通し予約して料金も支払い済みなのですが、場所確認のために電話をしても出ない、ようやくたどり着くと宿の名前が変わっている上、何と閉まっている!!なんてことが起こるのです。弊社で手配したわけではないのですが、こうした場合は、お客様の宿確保を最優先にしなくてはなりません。特に夏冬のバカンスシーズンにあたると場所によっては殆どの宿が満室のため大パニック....!!となります。「何とか、代わりの宿がみつかりました・・。」というドライバーの報告に、ほっと胸をなでおろすばかりです。
*2つめは、お客様だご自身でインターネットを通し「ラクジュアリーなホテル」をお選びになった場合。
スリランカでの滞在は楽しめたにもかかわらず、後になって、クレジット会社の請求明細を見て「金額にどうも納得がいかない・・」と、思われるお客様もいらっしゃるようです。
スリランカでは、クリスマス休暇の12月~1月、古都キャンディでのお祭り・ペラヘラ祭の時期、またクリケットの国際試合がある時期など、「発展途上国?安かろう・・!?」のイメージを超え、予想を超えたかなりの追加料金がかかります。
インターネットでの予約の際、そうした事がはっきり明記されていれば、間違いもあまり起きないのでしょうが、実際にはそうとも限らないようです。
上記のようなトラブルがあった場合は、まずはクレジット会社と話を持つのが一番早い解決策であると、お客様にお話ししています。
このようにインターネットでの予約はトレンド化し便利になっていますが、この国では後々のことを考えると、あながち便利だけではないのかも!?今一度要注意!といったところでしょうか。
旅に宿はつきもの。どこに宿泊するかで、その国のイメージも大きく変わってきます。
スリランカはこれからの国。日本や欧米のスタンダードを当てにすると、かなりつらいものがあります。“インド&スリランカ武者修行の旅“のイメージでいらっしゃる方以外は、値段ばかりでなく、スタンダードも加味してくださいね。スリランカを好きになっていただくためにも・・。
そうそう、上記の“武者修行”タイプの方。公共の乗り物は安さが魅力ですが、あまりに事故(主に、スピードの出し過ぎ)や故障が多く問題になっています。どうぞ、お気をつけになって、心身ともに安全で快適な旅を心がけてください。
もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース
** 今だ世間を騒がす偽札事件 **
昨年から続いている偽札事件は今もって解決せず!偽2千ルピー札が犯人逮捕で片付いたと思ったら、今度は偽千ルピー札、年末には偽5百ルピー札事件まで出てくる始末・・。
今年に入って、43枚の偽千ルピー札を所持していた軍兵士が現れたとあって、財布の中の紙幣が大丈夫か気になるところ・・。
“真似”が好きなのは、スリランカ人気質か?!と常日頃、思っていましたが、こうした“真似事”はもちろん論外。
旅行者の皆様は、スリランカ・ルピーに両替の際、レート云々よりも、信用のおける両替所を選ぶことが大切です。
** 観光地の南海岸でなぜこんな事件が? **
スリランカ南海岸で、サーフィンやシュノーケリングなど、マリン・アクティビティで有名な小さな街ヒッカドゥワ(Hikkaduwa)。
この街の2つの教会が8人の僧侶を含む24人の暴徒の襲撃を受け、周囲のキリスト教信者の住民を不安に陥れています。
事態を重く見たアメリカは、在スリランカのアメリカ大使が教会側の関係者と話し合いを持ち、厳しいコメントを出しているようです。
昨年はやはり僧侶によるイスラム信者の建物襲撃事件が起きているだけに、“様々な宗教の人々が調和を持って生きている、穏やかな仏教国スリランカ”のイメージを大切にしてほしい・・。
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2014年1月21日
山倉 理恵子
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