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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.115 – 何でもかんでもランカTOP3..紅茶の楽しみ方編

September 1, 2021 at 7:37 am

 

皆さんこんにちは

 

第四講)ランカTOP3 紅茶の楽しみ方編

 

世界中の紅茶ファンに愛飲されているスリランカの紅茶「セイロンティー」、深いコクと程よい渋味が絶妙に調和し、食後のさっぱり感からか、特に重いフランス料理を頂いた後などにブラックで頂く方も多いのではと思います。

 

 

このセイロンティー、さぞかし重厚な歴史があるのかなと思うとさにあらず、意外に最近のものなのです..150年ほど前、丁度、幕末明治維新の頃ですか、スコットランド生まれのジェムス・テーラーさんという方が、ペラヘラ祭りで有名なキャンデー郊外に、紅茶の農園を開拓したのが始まりと言われており、その後リプトンティーで有名なリプトンさんが、紆余曲折を経て大量生産方式発明し世界中に安価な紅茶を広めたのですね..千数百年の歴史を持つコーヒー、緑茶などと比べるとごく最近の事なんですが、瞬く間に広がった「セイロンティー」..若いけれど切れ味鋭い「現代の貴公子」といったところでしょうか😊

【セイロンティーの歴史参考】

◆ Vol.100-前編 ジェームス・テーラーとトーマス・リプトンの紅茶

◆ Vol.100-後編 ジェームス・テーラーとトーマス・リプトンの紅茶

ともあれ、世界中の紅茶ファンをうならせる「セイロンティー」..本場スリランカでは実際どんな楽しみ方があるのでしょうか!?そのへんにググッと迫ってみたいと思います。

 

●紅茶園訪問

スリランカ国内のスーパーや専門店で売られているのは、ほとんどがメーカーでブレンドされた「ブレンドティー」、さすがに本場だけに安くて美味しいのですが、「ミルクティー」で頂くことの多いスリランカ風にブレンドされているのか、ブラックで頂くには・・・と感じる方がいるかもしれません。

そんな時は、シングルエステート・ティーを求めて、紅茶の一大生産地中央高原(ヌワラエリヤ、ハットン)に出かけましょう..コロンボから車で片道6~7時間と結構時間はかかりますが、走り始めて4時間もすると、左右紅茶畑が目立つようになり、途中茶屋もポツポツありますので、休み休み行けば移動も楽しいのではないでしょうか..そしてヌワラエリヤ、ハットンに着く頃には気候は涼しく一面深緑の紅茶畑になっている事でしょう。

またヌワラエリヤ、ハットンに行くにはポッポ~と高原列車を利用することも可能です。コトコトゆっくり紅茶畑を縫うように走り抜ける高原列車は、鉄道ファンであるなしに関わらず大変人気があり、弊社のお勧めです。

ヌワラエリヤ、ハットン近郊には紅茶園が数か所あり、有名な紅茶園であれば事前予約なく誰でも訪問可能です。

まず到着したら高原の爽やかな風を感じながら、高原の水でいれた極上の紅茶を一杯頂くことをお勧めいたします..その後は、紅茶工場見学するもよし、お茶摘み体験するもよし、紅茶畑をお散歩するもよし、紅茶の試飲に参加するもよし、思い思いのお時間をお過ごしいただけます。

また紅茶園で気にった茶葉があれば購入するのも良いかと思います..実際私は毎年高原に出かけ、お気に入りの紅茶園から茶葉を購入しています..ブレンド茶ではなくシングルエステート・ティーと呼ばれる工場でしか手に入らない逸品ですので、片道6~7時間かけても行く価値があるというものです..もっとも涼しい高原が大好きで、あまりの心地よさに紅茶購入と言いながら、一泊また一泊と一週間は滞在してくるのですが😊

*犬課長は紅茶より茶畑のお散歩が大好き💗@Prdro Tea Estate

弊社の一押し紅茶園はヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)近郊の「Pedro Tea Estate」、ぜひヌワラエリヤ訪問の際は行ってみてください。

 

●アフタヌーンティー

英国植民地時代にスリランカに伝わった、アフタヌーンティーの習慣...私が言うのもなんですが、スリランカ人の紅茶好きは大変なもの...近所の家に行って用件だけ伝えて帰りたいのに、まずは上がってお茶を飲んでいきなさい!急ぎで知り合いのオフィスを訪問すると、仕事もそっちのけで、まずは紅茶を飲んでから話を始めましょうという事になる!...こちらに来た当時は、まず「このペース」よく言えば「優雅さ」に随分調子を狂わされたものです。(笑)..そして何度もこのような経験というか修行を積みながら、最近やっと、スリランカ人には古から大河のようにゆっくり流れる、「スリランカ時間」という独特の時間的感覚があり、それが最も優先されるという事が分かってきました。

良くも悪くものんびりした人々の国スリランカ...ご旅行の方々は限られた時間で、いろいろな事をやりたいとお思いでしょうが、ここはスリランカ時間の流れている国なのです。急がず、ゆっくり、各宿泊地にて一日一回はアフタヌーンティーをお楽しみ頂くお時間をつくって頂き、心ゆくまでスリランカの文化と習慣に浸って頂きたいと思います。

植民地時代のコロニアル調のホテルで頂くアフタヌーンティーは、何とも優雅なお時間、おいしいセイロン紅茶にケーキやサンドイッチを味わうなんとも贅沢なひと時を、お楽しみ頂けると思います。

弊社のお勧めアフタヌーンティーのスポット

  • The Hill Club(ヌワラエリヤ) 英国の古城のような雰囲気のあるホテル、コロニアルでアンティークな調度品に囲まれて頂くアフタヌーンティーはプレミアムな空間。(15:00~18:00)
  • Grand Hotel(ヌワラエリヤ) 英国植民地時代、エドワード提督の別荘を改修したコロニアルなホテル、エントランスに面した広い庭園で頂くアフタヌーンティーは優雅な空間(15:30~18:00)
  • St Andrews(ヌワラエリヤ) 100年以上の歴史を持つ優雅でコロニアルなホテル、100年かけて造られた英国調庭園を見ながら頂くアフタヌーンティーは贅沢な時間(15:00~18:00)
  • Galle Face Hotel(コロンボ) 昭和天皇がスリランカ訪問時にお泊りになられた伝統と格式あるホテル。壮大なインド洋の風に吹かれながら頂くアフタヌーンティーは私の宝物(16:00~18:00)

 

●ティーを「ちょい飲み」

最後に、セイロンティーは大好きなんだけど、紅茶園、アフタヌーンティーはちょっと...という方には、手軽に入ってティーを「ちょい飲み」出来るカフェが良いでしょうか。

スリランカでは紅茶ブランドが直営するティーラウンジから、街中の売店風スタンドまで、何処でも何時でも紅茶を「ちょい飲み」出来るカフェが整っています。

特にビジネスマンの多い商業都市コロンボは、お洒落なカフェが多く、ミーティング、休憩場所、仕事場?として利用されているようです..その中でも紅茶専門店として「七」のマークで有名なディルマ・ティーラウンジ(Dilmha 七-Lounge)*この場合「しち」ではなく「ティー」と読む)では、紅茶を使った各種創作的な飲み物、食べ物を提供しており、普通のティーは飲み飽きたモダン・スリランカンや、スリランカ在住の外国人で賑わっています..モダン・スリランカンはどの様に日常過ごしているのか?観察しに行くだけでもWakWak楽しいかもしれませんね..

 

せっかくスリランカに居るのだから、スリランカン庶民が日常楽しんでいるティーを味わいたいという方は、街中の「ちょい飲み」スタンドへ直行!😊

スリランカでは濃く入れたお茶に、たっぷりの砂糖とミルクを入れたミルクティーが主流で、市中の「ちょい飲み」スタンドでちょっと一休みと、気取らずに頂くのが庶民の楽しみ方..繁華街にはパン屋さんがやっている、「ちょい飲み」スタンドが至る所にあり、入ってネスカフェならぬ「ネスティ―」といえば、このミルクティーが出てきます..しかも日本円で30円程、パンと頂いても100円でおつりがくるほど安いので助かりますね。

水替わりにティーを頂く習慣のあるスリランカ、いろいろなタイプのカフェがありますので、お好みに合わせ「ちょい飲み」をお楽しみください。

2021年9月1日 山倉 義典

 

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