Vol.114 – ランカ流、武漢ウイルスとの付き合い方😊
皆さんこんにちは
危ない、止めてくれ!?という声が大きかったオリンピックも、なんやかんや言いながら後半に入り、メインの陸上競技も始まりました。
日本の金メダル獲得数は現在17個と近年にない大量獲得に湧き、選手同士の真剣勝負をスリランカから応援しています。
しかし困ったのは、どうにも止まらない武漢ウイルスの感染拡大と日本国民の反応..東京、沖縄に続き、首都圏三県と大阪に非常事態宣言が出され、第五波が鮮明になる一方、通勤列車はすし詰め状態という報道を見るにつけ、強制力のない非常事態宣言では、既に「効果の無いもの」になっているのかなと思ったりします。
非常事態宣言自体に強制力のあるスリランカですら、第三波のロックダウン時は、慣れと自重疲れから、俗に言う「不要不急」と言われる外出をしていた人が多かったことからも、人々の我慢の限界をうかがえます..軍の管理下強制力のあるスリランカですらこの状態なんですから、強制力の無い日本では「何おか言わんや」です😊
どんなにデルタ型ウイルスの感染拡大や、一日の死者数が増加し、医師団が次に発生しうる第四波の懸念を示していると報道されていても、結局国民がどう捉えるかによりますしね..スリランカ政府も民意を汲んでか経済を考えてか、本来は強力な感染防止対策を発令すべきところ、真逆の規制緩和を推し進め、今回は今までのパターンになかった方向へ大きく舵を切っているようです。
現に、7月初めにはワクチン接種完了者を対象に、渡航者の入国後隔離制限を大幅緩和、つい最近もホテルの宿泊規制やスリランカ航空の座席制限を緩和しました。これによってホテルの宿泊料や航空券が安くなることが期待できますが、スリランカだけにどうでしょう!どうも感染予防とは逆の事を始めているようなので、今後の様子を見ていきたいと思います。
先週末は、給料日後の週末という事もあり、私達の住むニゴンボの街もビーチもホテルも人人人でいっぱいで、ロックダウンで鬱積したストレスを思い思いに発散していたようでした。
ホテルに滞在している人々は屋内ではマスクを着用していましたが、プールサイドでマスク着用は皆無、ビーチでは半分以上がマスクを外して、スポーツ、お散歩、ピクニックを楽しんでいるという状態です..いわゆる市民は「緩みっぱなし」「浮かれっぱなし」のように私には見えました。
ワクチン接種もある程度(中国シノファーム製が主:一回接種で45%程、二回接種で10%程)進んできているので、都合の良い方に考えがちなスリランカ国民としては、ワクチンを一回でも打てば、安心だと誤解している所が無きにしも非ず..現在のデルタ型の蔓延と市民の気の緩み、ワクチンの大半が中国製シノファームということを考えると、大変危険だと感じています。
*皆さん立派なお腹(カレー腹)っすね~そう言う私もカレー腹😊
ワクチン接種が始まり約半年が経ち、重症化や死亡率低減には有効だけれど、ワクチンを打っても感染はするという事が次第に分かってきており、ワクチン接種完了者でも、キャリアーになりスプレッダーになる可能性があるため、欧米等では「ワクチン接種完了者でもマスクをするように」と注意喚起され始めています。
まあ、開放感に浸っているなか、ガイドラインに沿って、プールサイドやビーチで「マスクしろ」というのも野暮な話なので、なかなか強制はできませんしね..やはり自身としては、「うつらない」「うつさない」を念頭に、消毒、手洗い、うがい、マスクを徹底し、自己防衛していくしかないね!?と妻と話しています。
究極のところ、世界の人々にとって「飢えて死ぬか」、「武漢ウイルスで死ぬか」が懸案するところであり、如何に生きるかを考えれば、武漢ウイルスとの共存を考え、先ずは経済を取り戻すというのも一つの選択なのかもしれませんしね..
そして何よりも、毎度毎度判を押したような形骸化した「非常事態宣言」や「ロックダウン」では、既に国民に受け入れられられなくなってきており、効果の薄い意味の無いものになります..ウイルスとの新たな共存方法を、民意を取り込みながら模索していくのも政府の仕事、これぞスリランカ流感染防止対策というものを期待したいものです..「自棄のやんぱち」になっていなければ良いのですが..😊
しかし中国は本当に罪深い事をしてくれたものですネ。
2021年8月1日 山倉義典
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