Vol.34 – スリランカの避暑地!!世界遺産中央高地、ヌワラエリヤ
スリランカ世界遺産中央高地、右に高原列車高架橋、奥に広がる山々はホートンプレイン(ヌワラエリヤ)
皆様
5月の連休も終わり、夏休みを心待ちにしていらっしゃる方も多いと思います。
日本の夏休みで思い出すのが避暑地・軽井沢。
と言うことで、今回は“スリランカの避暑地”ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)のご案内です。
スリランカの8か所ある世界遺産の一つ高原地帯中央に位置し、イギリスの植民地時代に総督をはじめ要人の避暑地だったことで、今もコロニアルな雰囲気が残り、別名“リトル・イングランド(Little England)”と呼ばれています。
☆わざわざ南国スリランカの避暑地を訪れる必要性はあるの?
もちろんです!スリランカにしかない避暑地の魅力が広がっています。
中央高地ヌワラエリヤの回りは世界に知れ渡るブランド「セイロン紅茶」の畑が広がっています。グリーン・フィールドの合い間には滝の流れも見られ、景色に変化をつけています。
ティー・エステイトと呼ばれる工場を併設した紅茶会社がいくつかあり、喫茶部を併設しています。爽やかな高原の風を肌に受けながら、本場でセイロン紅茶をお楽しみいただけます。
また2010年7月にヌワラエリヤ一帯の中央高地は、世界遺産に仲間入りしました。
ちょうど世界遺産中央高地を横断するように高原列車が走っていて、高原列車に乗っての「中央高地めぐり」も人気となっています。
☆スリランカの紅茶は、いつも日本で飲んでいるものとそんなに違うの?
違います!日本人に一般的なのはティー・バッグ。茶葉を愛飲される本格派もいらっしゃるでしょうが、ダストと呼ばれる屑茶がほとんど。
「茶(日本茶)は、安物でも淹れ方次第でおいしくなるんだ!」と、庶民派の家庭で育った私も屑茶の大ファンですが、本格茶葉の味を知っているかいないかで、人の一生も多少違ってくるはず。また紅茶を淹れる水によっても、日本と本場のそれでは、味と風味が異なってくるのです。
ちなみにヌワラエリヤ周辺で作られる紅茶は、「ハイ・グロウン・ティー」と呼ばれ、セイロン紅茶の中でも最高級!!上はエリザベス女王や中東の大金持ち向けの紅茶から、下はスリランカの庶民が楽しむ屑茶まで幅広く作られています。
☆何だか行きたくなってきたけれど、ずいぶんと遠そう・・。
確かに山の上とあって、スリランカの空港からかなり時間がかかります。
ただ美女の壁画のシギリヤ・ロック、仏歯寺で有名なキャンディーなど文化三角地帯ツアーと組み合わせることで、問題は一挙に解決!
その上、SRIEKOが得意とする高原列車と組み合わせれば、車のシートに身をうずめてばかりということもなく、変化に富んだ忘れられない旅行となることでしょう。
さらにさらに・・。スリランカの避暑地だからできる、茶摘み体験があります。
日本に帰られご自身で摘んだ茶葉の袋を開けた瞬間、紅茶の風味とともに、様々な旅の思い出が蘇ってくることでしょう。
知ってうれしい!スリランカ・ニュース
** スリランカと中国の友好関係が加速 **
中国からの投資が活発になる一方で、中国政府は、スリランカ商品を中国国内にどんどん輸入することを約束。
スリランカ在の中国人が大幅に増えたせいか、最近の物価高に反比例し、植物油が大幅に安くなったのは歓迎!その上、大手スーパーで中国野菜や豆腐などの食材も容易に手に入るようになったのはうれしい。でも、かつてあんなに頼りにされていた日本との関係が陰って見えるのは寂しいかぎり。
** またもや電気代値上がりの波紋 **
その後もまだ、すったもんだ・・。とうとう労働組合が共産党と組んで、ストライキ決行をちらつかせるなど、政府に圧力をかけています。
7割アップの噂もあるだけに、その後はガソリン値上げなど、様々な価格に影響を及ぼすはずで、当然旅行業界にも悪影響が・・。
最終的には値上げ率を引き下げ「これぐらいなら少しはまし・・」と、国民を落ち着かせるのが政府の常套手段?!
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2013年5月10日
山倉 理恵子
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