Vol.35 – コロンボ国際空港到着~~さて宿泊地はどこが良いか!?
空港近くのリゾート地ニゴンボ海岸(ニゴンボ)
皆様
日本はうっとうしい梅雨の時期となったようですね。でも“梅雨来たりなば、夏休み遠からじ!”まぶしい夏の太陽を思い浮かべながら、夏休みの計画をたてていると、雨模様の景色とは対照的に、自ずと気分も明るくなるのでは?
この夏、スリランカ旅行をご計画の皆様にお役にたてるよう、今回はスリランカの空港近くのリゾート地、ニゴンボ(Negombo)のご紹介です。
☆スリランカ空港到着が、夜遅くなるのですが・・。
というお客様には到着日、ニゴンボでの宿泊をお勧めします。コロンボ(Colombo)宿泊を考えられるお客様もいらっしゃいますが、どんなに渋滞のない時間でも1時間強はかかります。(今現在、建設中の高速道路が完成すれば、多少は改善されるかもしれませんが・・)
翌日、コロンボから西海岸に向かわれるのでもなければ、空港から20~30分のニゴンボに宿泊した方が無理のない日程が組めるのです。
特に、翌日アヌラダプーラ(Anuradhapura)やシギリヤ(Sigiriya)など、文化三角地帯を回ろうとお考えの旅行者にとっては、道路状況もよい上、時間節約にもなります。
☆ニゴンボにはどのようなホテルがあるの?お勧めホテルは?
5つ星ホテルから、安いゲストハウスまで選択肢が整っています。
今年2013年末には、スリランカ最大手のホテル会社が建設中の、ゴージャスなホテルも完成予定で、以前の漁師街からすっかりリゾート地に変貌している感のあるニゴンボ。
一方、別の大手はアメニティー・グッズやミネラル水の用意など余分なものを取り除く一方、会社のブランド名に恥じないしっかりとしたサービス維持という、低価格を売り物にしたホテルをこの6月にオープンし、話題になっています。
「高いのは困るけれど、安いところも心配だし・・」というお客様には、こうしたホテルはまさにお勧めです。
どのレベルのホテルを選ばれるにせよ、弊社SRIEKOでお勧めできるのは、ビーチ・ロード(Beach Road)と呼ばれるホテルやレストランが集まったエリア。
ホテルの外で食事を取られる場合もレストランが集まっていて便利ですし、ビーチはすぐそば。たとえオフ・シーズンのため海で泳げなくても、海辺を翌早朝お散歩すれば、「ああインド洋だ!スリランカに来たのだなあ・・」と旅の実感も湧いてくることでしょう。
☆ニゴンボのホテル選びで注意することは?
上記に明記したように、ビーチ・ロード沿い以外の宿泊先となると、近くでは食事が取れないばかりか「海辺に出るのにトクトク(三輪バイクの乗り物)でXXXルピーも払う羽目になった・・」と、不便・不満ばかりが目立つことになりかねません。
「夜遅く着いて、朝早く出るから寝るだけのようなもの。だから空港に近いというニゴンボならどこのホテルでも・・」というお客様もご注意を!!
インターネット等でご自身でホテル予約をした方が、空港からすぐの街だと聞いていたのに、車で40~50分もかかってしまったということがあります。なぜか?
ニゴンボ出身のスリランカ人が決して「ニゴンボ地域」とは認めないエリア(例えば隣りの街)も、ホテルの説明では「所在・ニゴンボ」と出てくるからです。
もちろん、こうしたエリアは価格帯も“本家本元・ニゴンボ地域”より一般に安くなるので「20分も50分もたいした違いはないわ!」と言うお客様にはねらい目かもしれません。
今、スリランカでは相次ぐ物価上昇により、ホテル代も値上がり大きな問題になっています。タイやマレーシアに比べ、どうしても割高感があり、ご自身で見つけられたホテルにもかかわらず「こんなスタンダードだとは・・」と不満な旅に終わるお客様も少なからずいらっしゃるようです。
2009年に内戦が終わるまでは西側から“最貧国”呼ばわりされていた国。ご自身でホテルの予約をされる方は、値段にばかり引きつけられず、”内容“もしっかり吟味されることが大切です。
知ってうれしい!スリランカ・ニュース
** 雨続きだった5月のスリランカ西海岸 **
6月に入り、ようやく天気が回復し始めたようですが、この時期は観光のオフシーズン。
旅行者にとってホテル代が安くなっているのはうれしいことですが、天候のせいで部屋はジメジメ・・ばかりか、小さなホテルでは宿泊客が少ないせいで、食事に古いものを出したりと、旅行者にとってはうれしくないことの方が多い状況。
都市部の下町地域では、蚊が原因のデング熱も増えているので、旅行者の方はこの時期、衛生状態に注意してください。
** 36階建てカジノビルの建設は妥当か? **
で、政府側は共産党から詰め寄られています。問題はオーストラリアのカジノ王が投資す2016年にオープン予定の案件で、必要以上に税の大幅優遇処置がとられているとのこと。
中国人が増えたせいか、カジノ施設が目立ってきているコロンボ(Colombo)の街。
海外の莫大な投資を期待したい政府側の気持ちはわかるけれど、スリランカ唯一の都会が南アジアのどこぞの街のように、怪しげになってしまわないか心配。
www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。
2013年6月5日
山倉 理恵子
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