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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol 01 – SRIEKO NEWS 創刊!ホットなニュースをスリランカから。

July 6, 2011 at 4:03 am

皆様

 

ゴールデンウイークは、いかがお過ごしでしたでしょうか?

お休みの少ない日本と異なり、こちらスリランカは毎月!仏教の休日「ポヤ・デー」があります。

その上、先月4月中ばは、スリランカの新年にあたり1週間にわたる休みムード、次の週はカトリックのイースター・ホリデーと続き、ただでさえ、のんびりかつ、時間にルーズなスリランカ人相手に、仕事はほとんど進まずといった状態でした。

さらに、メイデー休日で5月の幕開け、続いて「銀行休暇」なる、日本人には理解しがたい休みが続きます。

収入が少なく、大多数が質素な生活を送っているとはいえ、その分、時間をもらっているようなもの、日本のような分刻みでのライフスタイルなど、大多数が悲鳴をあげてしまうことでしょう。

ただ、彼らの名誉(?)のため付け加えるとすれば、商店などを中心に、仏教の休日にはカトリックの人たちが働き、カトリックの休日には仏教徒など他の宗教の人たちが働きと、日本の正月のように、国中が休みになってしまうということは、(休みが多い割には)あまりないようです。

仏教徒が大多数(70%以上)を占めるとはいえ、カトリック、イスラム教、そしてヒンズー教(インド人に多い宗教の一つ)と、それぞれ宗教を持ち、その宗教の教えと文化に基づいて生活を送っているからこその、国のシステムといえるのでしょう。

 

皆様に、こうして月に2回、“スリランカ便り”をお送りし、少しずつスリランカの情報・魅力をお知らせし、「スリランカを訪れてみたい」「スリランカを売り込んでみたい」と、思って頂ければと思います。

ご感想やアドバイスを頂戴いただければ、助かります。

 

もっと知りたい! ???のスリランカ・ニュース

 

** いよいよ、スリランカ高速道路7月完成か? **

 

日本のジャイカ(JAICA)を含む海外の資金援助(総額6億ドル)により、2006年から着工を始めていた、南部高速道路(Southern Express Highway)が、この7月にオープンするとの発表がありました。

商業の中心地・コロンボ(Colombo)と南部の海沿いの町マータラ(Matara)をつなぐものですが、まずは、途中の町ゴール(Galle)までが開通するとのこと。今まで4時間かかっていたところが、2時間で走れることになります。

ゴールはユネスコに登録された歴史ある町で、世界的にも名の知れた魅力あるホテルもいくつかあります。

これにより、旅行者の方々が交通事情の悪いスリランカで、より地方都市にもアクセスしやすくなればと思いますが、本当に7月開通かどうかは、???です。

 

** 中東・投資家による東部開発、ホテル環境が徐々に整備 **

 

30年続く内戦のため、ほとんど手つかずだった東部開発が、オイルリッチ(石油産出国)の国々・中東の投資により進んでいます。

スリランカ政府が100エーカーの土地を99年のリースで13の投資家及び投資会社に貸し出すことで、ホテル開発が少しずつ進んでいます。

東部は、今もなほ手付かずの大自然が残っていてシーサイドアクティビティーはもちろんのことベストシーズンが西部とは逆(4月~9月)なこともあり、観光資源としては潜在的な魅力にあふれていますが、外国人旅行者が満足して泊まれるようなホテル設備がほとんど整っていないのが実情でした。

すでに上記投資家たちにより、3つのホテルが完成しているとのこと。スリランカの自然を大切にした”エコ・ツアー“を考慮しながら、さらなる開発を進めてもらいたいものです。

 

** ニューヨークの風と香りがコロンボに上陸 **

 

先月、アメリカ在住のスリランカ人が、コロンボ(Colombo)にコンチネンタル料理のレストランをオープンさせ、コロンボの富裕層の間で話題を集めています。

ニューヨーク・ソーホーのビストロがベースになっており、“メルティング・ポット”(人種のるつぼ)の町から生まれた、南米やヨーロッパなど、各国の料理をアレンジしたメニューが並びます。

もちろんオーナー・シェフがスリランカ人である以上、チリを聞かせた「スリランカ風ラザニア」など、ここでしかいただけない創作料理もメニューに添えられています。

オープンして2週間、出だしは好調で、南部のリゾート地、ゴール(Galle)やベントタ(Bentota)にも出店を計画中とか。日本からの旅行者にも、食事に立ち寄っていただき、ちょっとスノッブな?スリランカの風と味にも触れてみてもらいたいものです。

が、オーナーの生活ベースは依然、ニューヨーク。「スタッフをよくトレーニングし、毎日Eメイルや電話でやりとりしている。加えて3か月に一度はスリランカに来ているのだから、問題なし・・・」とのことですが、ここはニューヨークとは全く異なる、湿ったインド洋からの風が流れるスリランカ。

オーナー不在の店で、いつまでどこまで、今の味とサービスが保たれるかは???。

 

以上SRIEKO NEWSでした。

                                2011年5月9日

山倉 理恵子

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