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1泊2日ツアー3 気軽にワンナイト・ツアー (南海岸編)

南海岸ハイライト<1泊2日>
≪ ツアーはコロンボ発、ニゴンボ発どちらでも可能。日程のモディファイにも対応可能です。 ≫

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Vol.70 – 動物と人々が限りなく近くで共生する、奇跡の楽園スリランカ

皆様こんにちは。     スリランカはそろそろ雨期も終わり、好天が続くシーズンの予感と言いたいところですが、今年はどうも、モンスーンの勢力が強いのか、10月の中頃を過ぎても強い雨が長時間降たり止んだりの安定しない気候が続いています。欧米の巨大ハリケーン、少し前のタイの大洪水、日本を直撃する大きな台風などを見ると、世界的に気候が不安定になり、変化が激しくなっているような気がします...これも地球温暖化のせいなのでしょうか。   さて今回は、スリランカの動物と人々の密接なかかわりの話しをしたいと思います。 この国を訪問した人で、スリランカに来て野良犬がいやに多いな~~と思った事はありませんでしょうか。私達の住むニゴンボでは、昼間は木陰、涼しくなる夕方は、道端でゴロゴロしている犬君たちをよく見かけます。そしてどれも、首輪をして綺麗に手入れされている飼い犬ではなく、薄汚れた野良犬君達がほとんど....どうやって生活しているのか?それはもちろん生ゴミ漁りをやっている所はよく見かけます。が、何と言ってもこの国の人達が、残ったご飯やパンを決まった時間に決まった場所で上げている事があげられます。この国は古代から続く仏教国、仏教の教えは「生きとし生けるもの....」ですから、慈悲の心を重んじ、殺傷は厳禁...人と動物の密接なかかわりの核心はこの辺にありそうです。   スリランカの歴史書「マハーワンサ」によれば、紀元前3世紀に現在のアヌラーダプラ周辺(ミヒンタレ)に仏教が伝わり、その仏教を通してシンハラ王朝が繁栄していったと伝えられています。その仏教に欠かせない動物といえば、おなじみのゾウさん...仏教の開祖仏陀は母君が白いゾウの夢を見たのち生まれたと言い伝えられていますし、スリランカにある仏塔の塀や、入口には必ずといってよいほど、ゾウさんが描かれています。また世界的に有名なお祭り「キャンディペラヘラ祭り」では数百頭のゾウさんが仏陀の歯を背中に乗せ雨ごいの儀式をしながら街中を練り歩きます。一説によれば18世紀初頭、キャンディを制圧したイギリス軍は、一時ペラヘラ祭りを中止したが、日照りが続き大干ばつの年が何年も続いたため、ペラヘラ祭りの復活を許したそうです。ペラヘラ祭りの復活した年は、もちろん雨が降り干ばつが解消されたとの事。このようにスリランカの人々とゾウさんは、単なる人と動物という関係を超越し、信仰に裏付けされた崇拝の象徴となっているのではないでしょうか。   また、世界で最初に動物保護区が造られたのは、スリランカの北部アヌラーダプラ周辺だと伝えられています。仏教の教えに「生きとし生けるもの...」というくだりがありますが、仏教を伝えたマヒンダの教えに共感した当時の国王ディーワーナンピアティッサは、即座に趣味の狩りをやめ、自身の狩猟を楽しむ場所であった、アヌラーダプラ周辺を殺傷禁止区域「動物保護区」にしました。その後、仏教の広がり、シンハラ国の繁栄と共にアヌラーダプラ周辺一帯を自然保護区にすると記した石碑まで作られています。以前アヌラーダプラ周辺へTV局のロケハンに同行した時に、実際に住民の人々の動物への慈悲、愛情には驚かされたことが有ります。一帯は森林が多く、ゾウさんをはじめ猛獣と言われる動物達が生息する地域です。夜な夜な食料を求めてゾウさんが徘徊する村があると聞きつけ、取材に行きました。その時に村人が語ってくれた言葉は...「ゾウは悪くない、この土地に後から入り込んだのは人間達です。家を壊されても恨むことはできません」...この言葉を聞き素直に驚き、そして鳥肌が立ちました。なるほど、この国の大自然は、人間の居住領域と動物の居住領域の住み分けがはっきりしている多くの国のそれとは違い、古の時代から人間と動物の居住領域がかなりの部分で重なり、多くの部分で共存が成り立っている、世界的に類を見ない自然環境なのだと認識した次第です。   話をもっと身の回りに移したいと思います。私の家の周辺にもいろいろな動物たちが生息しています。 身近な所から、ゲコ、蜘蛛、蟻、コウモリ、フクロウ、シマリス、更にオオトカゲ、サソリ、マングース、更に更に毒蛇、ヤマアラシ、シーベット等が家の周りを徘徊しています。蜘蛛は足を広げると10cm弱のものがいて、結構動きが早く、とびかかってくることが有りますのでびっくりです。コウモリは日本の小さいものではなくフルーツバットといわれる大型種、日暮れ時になるとフルーツの木から木へと徘徊を始めるのです。シマリスは朝になると屋根をバタバタと駆け回り、目覚まし代わり....フクロウとゲコは夜の子守歌....そして犬課長こと太郎の遊び相手は、マングース君、毎日庭に現れ太郎を挑発しています...最初は見て見ぬふりの太郎も、あの手この手の挑発に我慢が出来なくなり、追っかけまわすわけです....太郎もかなり健闘するのですが、相手は毒蛇も倒す野生のマングース、すばしっこさでは相手になりません....ただ結構律義なとこもあり先日などは、生まれた子マングースを連れ挨拶に来ていました。今のところ幸か不幸か毒蛇やサソリは庭に入ってきません。オオトカゲ君はたまに庭に現れます...体を左右にゆっくり振りながらゆっくり歩く姿は貫禄十分です。多分食べ物を探し迷い込むのかもしれませんね。この前は太郎に追われ、我が家の雨水を流すパイプの中に逃げ込んでいたので、ひょっとして我が家の見えないどこかにオオトカゲ君のパラダイスがあるのかもしれません...昼間外で遊んで、夜ひっそり住みかに帰っていたりして!? 極めつけは、シーベットのぽん太くんとヤマアラシの宗助くんです。この2匹は行動範囲が広いのか、なかなか会えない隣人なのです。それでもぽん太君は、夜車のライトに目が反射するので分かりますが、あっぽん太君だ!と思っている間に草むらに消えるので、なかなか近くで会うことは稀、逃げ込む草むらは道を挟んで家の目の前、塀と塀に囲まれているので、直ぐに会えそうなのですが、どこかに別の場所に出る事が出来る秘密の通路がありそうです。また宗助君に至っては、空港周辺に住み始めてから2度会っただけ...それも2度とも家の目のごみ箱の前...どうも宗助君は生ゴミが好きらしく、ヤマアラシならぬゴミアラシらしいのです。周りには野良犬、野良猫も沢山いて、総じて生ごみのファンですから、競争率はかなり高い事が予想されます。現に朝の太郎との散歩中、野良犬が荒らしたと思われるゴミ箱の周りには、たまに宗助君の鋭い針が数本落ちていることが有ります。多分夜中に行われた、宗助君と野良犬の生ごみの取り合い合戦の跡ではないでしょうか。 家の周りだけでも、これだけの動物たちに囲まれて生活している私....ゾウさんやヒョウは居ませんが、空港周辺の割にエキサイティングな大自然を楽しんでいます。 しかし、空港周辺にも建設ラッシュが...以前は動物達の住処=空地に続々と家が建ち始めています。私の住むセキュリティーエリアでも8か所に新築中、でんどん動物達の住処が無くなってきています。さしあたって心配なのが、ぽん太君と宗助君の住処...どこにいるのか?引越ししたのか?大変気になるところです。   先祖代々、仏教とその教えを守り動物たちと共存共栄をしてきたスリランカ、「動物達と人々が限りなく密接に共生する類稀なる奇跡の楽園」といってもよいでしょう。 どんなに都市開発が進んでも、先祖代々受け継がれてきたこの美しい楽園を、次の世代へ残していくことが、私たちの使命ではないかと思います。 2017年10月10日 山倉 義典   安全に旅してこそ楽しい旅行、Srieko Holidaysはいつもお客様の安全を第一に考えて旅行のお手伝いをしています。 *高原列車で紅茶畑&紅茶工場巡り大好評 *森の妖精「ロリスツアー」大好評 *「バワ建築の世界」巡り大好評(ホテルもお手頃価格にて宿泊可能)  *「モルディブ水上コテージ&スリランカ旅行パッケージ」好評販売中    

2017年 10月 7日間 文化三角地帯周遊

2名様 (日本在住) 先日14日(土)に無事日本に帰国致しました。 滞在中にも妻の体調を気遣って頂き、夫婦共々感謝しております。ありがとうございました。 今回の旅は、ドライバーさんのお人柄もあり、とても楽しいものとなりました。 また、スリランカへ伺う時には、是非御社へご連絡させていたければと思います。... 重ね重ねありがとうございました。

2017年 10月 文化三角地帯&南海岸周遊 6日間

2名様 (日本在住) 国内線ご利用(コロンボ~シギリヤ) 何かとお世話になりありがとうございました。 天候にも恵まれましたが、ドライバーさんにも恵まれ楽しく安心して旅行することができました。フルーツ屋に寄って頂いたり(ココナツジュース、マンゴーを堪能)...カンダラマのホテルもリクエストのお蔭かと思いますが、お部屋は静かに過ごすことができました。 お陰様でとても素晴らしい旅行となりました。本当にありがとうございました。また、スリランカに行く機会がありましたら、ぜひ宜しくお願いいたします。

2017年 9月 4日間 西海岸&南海岸

2名様 (日本在住) スリランカ旅行では大変楽しい時間を過ごしました。人があたたかいと思いました。赤い土と緑の植物と海の色のコントラストが印象的でした。また行きたいです! ドライバーさんも日本語が堪能で、気軽にちょっとしたことを質問したり、スーパーに寄ってもらったりして助かりました。主人はそれほど英語が得意ではないので、日本語が通じる方がいるのはありがたかったです。 あの運転しにくそうな交通状況の中、安全に長距離運転して頂きました。...おかげさまで充実した旅行になりました。

2017年 9月 3日間 文化三角地帯周遊

2名様 (日本在住) 今回はスリランカ旅行のお手伝い頂きありがとうございました。 ただいまチェックインを済ませ空港でくつろいでおります。 天候にも恵まれ(今は大雨ですが)楽しい時間を過ごせました。ドライバさんにも、最後まで丁寧な対応ありがとうございました!と宜しくお伝えください。 自然や遺跡、皆さんの笑顔が大変ステキなスリランカが大好きになりました。また訪れたいと思います!

Vol.69 – 犬課長 村山太郎

皆様こんにちは。   夏の旅行シーズンも終わり、最近のスリランカは、夏の人混みが幻だったのかと思えるほど静かになりました。私の住む空港近くのリゾート地も、最近は旅行客がパラパラ、クリスマス休暇が始まる12月まで一休みといったところです。例年10月頃からモンスーンも弱まりますので、スリランカに来るなら、ホテル価格が比較的安い10月~11月がお勧めです。   さて今回は、私の愛犬自慢!やめなさいと言われようが、何と言われようが、スリランカ・バカ犬No1、犬課長こと村山太郎氏をご紹介したいと思います。 生まれはスリランカの国際空港近くのカターナ、2011年4月2日生まれ、6歳を過ぎたちょっと太めのラブラドールの雌犬で、名前は何故か「村山太郎」..太郎が生まれる前の南ア在住時に、既に近所のおばあちゃんと妻が名前を決めていました(笑)。 弊社Srieko Holidaysの犬課長として、外回りを専門とし、いろいろな所に顔を出しているようですが、毎日直行直帰を繰り返し、忙しそうに見える割には残念ながら営業成績が上がっていません...たまにオフィスに出社しても、寝ている所しか見ないため、弊社の創業者メンバーにも関わらず、未だに昇格の声は掛からず(上昇志向がないようです)   しかし、食にはうるさく、外回りでの外食はほとんどせず、朝食、10時のおやつ、昼食、アフタヌーンティー、夕食と1日5食を基本とし、、特に昼食は、毎日妻の作った専用の丼ぶり飯を一気食い!肌のつや、顔色もよく、毛並みもほどほど...夜は、私達の寝室に誰よりも早く上がり、自分専用のベッドに入り込む..私達が寝る頃には、空調の効いた部屋で、既に夢の中...たまに大きな声で寝言を言うので、びっくりして起こされる事があります。まあ、運動(外回り)、食(5食)、十分な睡眠をバランスよく取れているようで、健康そのものと言ってよいでしょう。   3年ほど前、真夜中に泥棒が入り、お金を含めいろいろなものを盗まれましたが、その時も、いつものように私達と共に爆睡しており、犬特有の野生の聴覚は働きませんでした...翌日、警察の人が家に来て一言!「これだけ荒らされていれば、少しは物音がしたんでしょうけど...犬は居たんですよね...」これには犬課長、さすがにバツの悪そうな顔をしていました。が、立ち直りの早い犬課長は、間もなく一緒に家に来たハンサムな警察犬が気になる様子...この事件で分かったことは、うちの犬課長は頼りにならない事...早速、セキュリティーカメラを設置しました。(笑)   このようにいざという時に、全く頼りにならない犬課長ですが、たまには良い事も。名ボディーガードとして、ニゴンボのある高級ホテルの会員扱い!?を受けています。 見かけは大型犬だけあって威風堂々としたもので、課長をよく知らない人達には、見かけだけで結構恐れられています(笑)。気になる人や犬クン、猫ちゃんには、肩を怒らせて近づいていきますので、かなり怖いのでは...実は鼻をくっつけてクンクンするだけなんですけどね...毎週、ホテルのビーチに出かけ、レストランやビーチのデッキでいつも私達と一緒にいるため、ホテルのウエイターやボーイ、マネージャーも、既に、犬課長=名ボディーガードとして認知しているようです。   ビーチリゾート・ニゴンボ育ちの犬課長は、海が大好き!小さい頃から遠出して北はトリンコマリー、南はゴール、キリンダまで足を延ばし海に漬かっているため、泳ぎが大の得意...チビの頃は肌が弱かったため、お医者様から海で泳がせなさいと言われ、毎週週末に海に連れて行ったものです。おかげ様で今では一度泳ぎ始めると、30分以上はザラ...基本は犬かきなのですが、たまにラッコのように腹を上にしてクルッとすることも…太い尻尾で上手にバランスと舵を取りながら、器用に泳ぐものです...もしも犬の競泳大会があったら、結構優秀な成績を収めるのではと期待をしています。今のところ海で出来ないのは、息継ぎと、潜水くらいでしょうか...一緒に泳いでいて私が潜って姿を消すと、なかなか見つける事が出来ません...10m程離れた所に浮上すると、嬉しそうに全速力で泳寄ってきますが、決して一緒に潜ろうとはしません。もし一緒に潜水できれば、アワビやサザエ取りなど犬海女さんにしたいところなのですが...どうでしょうか?   国内旅行に出かける時も、いつも一緒、後部座席に陣取り、専用ドライバー(私)、専用ナビゲーター(妻)を従えた、長時間の大名ドライブも平気です。 初めて、ゾウさんに会った時、あまりの大きさにビックリし、尻尾を丸めて大急ぎで車に逃げ帰ったキャンディ(チビだったこともあり、車の中に入っても丸くなって怯えていたっけ)...夜に砂浜を散歩していると、突然ウミガメの赤ちゃんの孵化に出会い、嬉しさのあまり走り回ったトリンコマリー・ウプヴェリビーチ(最初はカニの大群かと...私も初めて出会った経験で大感動でした)...高原地で涼しく、紅茶の里として知られ、太郎さんのお気に入りのお散歩コースがあるヌワラエリヤ(ヌワラエリヤの雨は冷たかろうと、妻が日本から太郎へと可愛いレインコートを買ってきてくれましたが、試着しましたところ体型に合わず、只今ダイエット中)...オフシーズンでも波が静かで透明度が高いミリッサやウナワツナ周辺の課長と探した秘密のポイント(また一緒に行きたいね)...そして次の休みにはどこに一緒に行こうかなと、あれやこれや考えています。   「無為徒食」という言葉がぴったりな犬課長こと村山太郎氏ですが、あと何年一緒にいれる事やら...出来るだけ、長生きして欲しいものです。   2017年9月10日 山倉 義典       安全に旅してこそ楽しい旅行、Srieko Holidaysはいつもお客様の安全を第一に考えて旅行のお手伝いをしています。 *高原列車で紅茶畑&紅茶工場巡り大好評 *森の妖精「ロリスツアー」大好評 *「バワ建築の世界」巡り大好評(ホテルもお手頃価格にて宿泊可能)  *「モルディブ水上コテージ&スリランカ旅行パッケージ」好評販売中  

天気予報

.             <クジランボ天気予報>              コロンボ   キャンディ     シギリヤ ゴール          ヌワラエリヤ      トリンコマリー ジャフナー    

2017年 8月 7日間 文化三角地帯、中央高地&南海岸周遊

4名様 (日本在住) スリランカ旅行では、大変お世話になりました。...スリランカのゆったりとした時間が恋しいです。 ガイドさんのリードのおかげで、すべて希望通りに旅程をこなすことができました。本当に感謝しております。...ガイドとしての知識も豊富で、とてもわかりやすく説明をしてくださりました。サファリで出会ったクマは、とても珍しかったのですね。ジープが群がっていました。ヒョウに会えなかったのは残念でしたが、またスリランカに旅行をする理由ができました。 次回は、都市を絞ってのんびりと過ごしたいなぁと思っております。また、アーユルヴェーダ三昧も魅力的ですよね。近い将来、再訪いたしますので、そのときはよろしくお願いいたします。

2017年 8月 6日間 文化三角地帯&ペラヘラ祭

4名様 (日本在住) 家族ともども元気に旅行を終えることができました。 6日間にわたり、ドライバーさんに大変お世話になりました。安定した技術で、難しい道中を走ってくれて...最後の最後まで、スリランカを満喫することができて、大変満足しております。ペラヘラ祭りでは、Sriekoさんのお知り合いのクィーンズホテルのマネージャーさんんが、よい席を案内してくれて、祭りまでソファで休ませてくれたおかげで、子供も、元気にお祭りを見て、幼いながらも感動したようです。早速、夏休みの絵日記の宿題に書いておりました。...事前の段階から、こまかくアドバイスいただき、本当に感謝しております。...次回は、ヌワラエリヤや東海岸に、ぜひ行ってみたいです。本当にありがとうございました。

Vol.68 – 旅行業界の不祥事について思う事

皆様こんにちは。   日本は夏休み真っ最中、もうすぐお盆だという事もあり、そろそろ帰省ラッシュの時期でしょうか!?家族で田舎に帰り、小川で魚を採ったり、セミやカブトムシを採ったりとお父さんは、普段都会ではできない家族との触れ合い計画を、あれやこれやと立てている事と思います。 私達の住むスリランカは、7月から欧米のバカンスが始まる事から、7月~9月は当地を訪問するお客様が多くなります。日本人も最近は、海外駐在員を中心に、夏休みのピークを外し早い夏休みや遅い夏休み取る人が多くなっているせいか、7月の上旬から9月までは多くの人が訪れます。特にゾウさんが街を練り歩くキャンディ・ペラヘラ祭りの約10日間は、お祭りを一目見ようと世界中からの訪問客が増える時期です。私達の会社Srieko Holidaysもこの時期は、繁忙期を迎え、ホテル、お車、アクティビティ等のトレース業務に追われ、おかげさまで充実した毎日!?を過ごしています。   さて今回は、最近の旅行業界についてのお話しです。   ここ2年ほど、「安さ」を売りにしている旅行会社で、良い話を聞きません。 皆さんも覚えていると思いますが、昨年年初に起きた軽井沢のバス事故、コスト削減のため熟練度の低いドライバーを使い、夜の長距離運転の疲れと操作ミスが重なり多くの犠牲者を出した大事故でした。旅行代金も「格安」だったと思います。 今年の3月には、決算期を控え倒産した「格安」を売りにした中堅旅行会社、旅行の申し込みをしていた人々は、支払ったお金が返金されない事もさることながら、せっかくの休み、楽しみにしていた旅行が直前にキャンセル!多くの人が路頭に迷った事は記憶に新しいと思います。 そして直近、D社社員の方の自殺でクローズアップされている厚生省の「ブッラク企業リスト」にも、「格安」で成長してきた大手旅行会社が加えられたとの事。この会社は、以前から社員の知識レベルが低く、旅行客に的確なアドバイスができない事で有名でした。   これだけ不祥事が立て続けに続くと、旅行業に携わる私達としては、「どうした旅行業界!?」と文句も言いたくなるものです。 本来ならお客様の夢と希望を、旅行という形で実現すべき業界が、残念ながらこのような不祥事の連続...楽しいはずの旅行が、お金だけではなく、命まで取られた人もいることを考えると、何とも割り切れないものを感じます。 原因の一つとして、そもそも旅行のツアー価格が安すぎる点があげられます。世界的な景気停滞と言われてから久しく経ちますが、それは先進各国でのお話、世界的に見れば、アジアを中心に経済発展が著しく、求人が増え人件費が上がり、それに伴って物価も上がっているのが実態です。 ところが、この方面のツアー価格は、良くて据え置き、年々信じられない価格の目玉商品が発売され価格崩壊が進んでいます。実際にかかる費用が上がっているのに、販売価格が下がるとは...何ともおかしな話ではないでしょうか?バンコック5日間飛行機込みで4万円以下!なんてツアーもあるくらいです。 なぜ旅行価格がこんなに安いのだろうと思われたことはありませんでしょうか?実は私もその一人(笑)…その裏には、本来一番考えなければならない、安全に快適に品質の良いサービスを提供する「顧客ありき」という基本を忘れ、薄利多売で儲けようとする「企業ありき」の傲慢さが見え隠れします。   この2年ほどで起きた事件も、裏を返せば企業(=経営者)の傲慢さから来ているものばかりではないでしょうか...過当競争によるコストダウンという名の下で行われる過剰労働=ブラック企業化、費用を無視した放漫経営=詐欺まがいの倒産、はたまた価格競争というコストカット(手抜き)=死亡事故...私達は、このままでは、旅行業の存在自体も危うくなるほどの危機感を持っています。 格安ツアーは、企業努力と言えば聞こえはいいですが、どこかで過剰なコストカットをしており、「安い」からにはそれなりの理由があるものです。そのひずみが、どこかに来る可能性があるという事です。 例えばツアー会社の担当者が現地を訪問したことが無く、現地の状況を十分把握しないで、机上でツアーを企画している場合など少なくありません...不測の事態の備え、少なくとも担当者は、自身の責任として現地がどういう状況なのか確認しておく必要があると思うのですが...。このような担当者にかぎって、下請けには現地の状況も把握せず、厳しいコストダウンを要求してくるものです。   発展途上国の多い南アジア(スリランカも含む)、東南アジア、アフリカ等では、日本のように「安い、早い、美味い」は、まず有り得ません。何事も、大河のようなゆっくりとした時間に乗っていますので、むしろ、「高い、遅い、不味い」が普通だと考えたほうが良いと思います。たまに「高い、遅い、美味い」はありますが(笑)...。安全面はもちろん、最悪は人命にかかわる事も有りますので、ツアー選びには、十分注意が必要だと思います。 まずは「日程に無理が無いか」「移動手段、宿泊に安全が確保されているかどうか」「いざとなった時に、現地での対応がしっかりされているかどうか」等々を確認されるのが良いと思います。   旅行には、大きく分けると目的別に3つの種類があると思います。 1つ目は、Srieko News Vol.61でも触れましたが、非日常を求めて海外に出る旅行です。 多分、世界中で旅行されているほとんどの方の旅行は、これに当てはまると思いますし、弊社は、ここに一番力を入れています。 問い合わせのあった段階から、お客様のご希望をもとに、一緒にプランを作成していきますので、スケジュールに無理が無く、安全に楽しく旅行が出来るとお客様に好評です。また、現地旅行会社ですので、ご旅行中に何か問題があった場合、24時間日本語で素早く対応でき、安心してご旅行できると思っています。   2つ目は、専門的な趣味や、目的を持っての旅行。 年に3~4件ですが、趣味や目的を絞ったご旅行をされている方々のお手伝いをしています。 例えは、XX研究会(例えば遺跡、紅茶や植物等々)の人々で、趣味や目的の場所を専門に見て周られる旅行ですので、会の趣旨に合った場所の選定、他に退屈しないよう会の趣旨を外さぬ程度のアクティビィティー等を考え、旅行の企画提案をするのは楽しいものです。 私も妻も、この時は研究会の一員になったつもりで、楽しみながら企画提案をし、旅行をプロデュースしていきます。 更に、TVのロケや各種取材もこのジャンルで、企画提案やコーディネートのスキルは一段高くなりますが、苦労した分、番組や記事を見た時に、「やってよかった」といった充実感があるものです。   3つ目は、私も若い頃にはまっていた、冒険、探検の部類に入る旅行。 30年以上前になりますが、長距離用の自転車に大きなバックを前後両脇に4つ付け、寝袋を積み込んで、季節の良い時に日本中を周ったものです。宿泊は勿論、宿泊する街の駅やバス停(私達はステーションホテルと呼んでいましたが...)当時の私には快適な宿泊所でした。海外に目覚めてからは、日本からの第一目的地までの往復航空券を持ち、バックパックを担ぎながら、公共交通手段を駆使しながら、秘境(キリマンジャロ登山、ビクトリアホール等々)を目指したものです。植村直己氏やヘミングウエー氏に影響され、今考えるとかなり危ない事も有りましたが、冒険家、探検家気分で、若さに任せて怖いもの無し状態で、中東、アフリカ大陸を放浪いたしました。   さすがに探検、冒険旅行は、今のところ弊社が関わることは、ほとんど有りませんが、1つ目、2つ目の旅行は、弊社がお問い合わせ段階から関わる事ですので、常に的確な情報を伝え、安全で快適なご旅行をお客様と作り上げ、更にプラス意外性を含めたサービスをしていければと思っています。   旅行業界の不祥事が続いておりますが、この事を反面教師として気を引き締め、スリランカ旅行なら、現地旅行会社Srieko Holidaysと言われるよう頑張っていきたいと思います。、今後とも皆様のお役に立てるよう、またスリランカの旅行業界発展に協力できればと思っています。     www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。                                 2017年8月10日 山倉 義典

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