Vol.66 – 家の周りでデング熱大発生!今回だけはヤバイかも!?と思っていたらビンゴ
皆様こんにちは。 日本はそろそろ梅雨入りかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか? スリランカは日本でも報道されておりますが、南西モンスーンの影響でコロンボ以南を中心に激しく雨が降り、土砂崩れ洪水で大きな被害が出ています。多くの犠牲者、行方不明者が出ていますので、出来る限りの救助が望まれています。私の住む空港周辺は、雨は降るものの特には問題なく、犬課長の毎日朝晩2回の外回りが、1回になる程度で通常の生活とほとんど変わりません。今日などは午後から久しぶりの青空がのぞきました。 思い起こせば1年前、5月中旬の大雨で、コロンボに流れ込む川が氾濫し、スリランカの地ビール(ライオンビール)工場が大打撃を受け、工場閉鎖が半年ほど続いたことを思い出します...丸1年経った現在も、後遺症なのかライオンビールの供給が安定しません。 そう言う意味では、毎年同じ時期に大雨が降り、不幸にも大きな災害が起きているようです。 ところで、今回はデング熱のお話し 災難は続くもの...恥ずかしながら私は5月中旬からデング熱を患い、現在も自宅療養中を続けています。 5月5日くらいから風邪の症状が出始め、咳が泊まらなくなり、おまけに持病の腰痛が激しくなり、咳をすると腰に響く状態となりましたが、熱はなく単なる風邪かなと思っていました。が、5月15日夕方から突然高熱が出始め、咳と相まって悶絶の苦しみが始まったのです...翌日の朝、熱が少し下がったので朦朧とする中、近くの私立病院へ直行、お医者さんがあまりの熱の高さに血液検査をする前に、入院手続きを勧めたぐらいですから依然40度以上の熱があったのだと思います。血液検査をするとデング熱ビンゴの当確マーク!血小板、白血球もデング熱特有の値を示しているではありませんか...これは困った!先生は緊急入院の手続きを始めていますが、はなからスリランカの医療を信用していない私としては絶対に入院はいや!...担当の先生には、何やら理由をつけ、当日の入院はなんとか勘弁してもらい「明日の血液検査の結果を待って入院するかどうか決めましょう!」と薬(薬と言っても強いパナドール)を処方してもらい逃げるように家へ戻ったのです。実はデング熱ではパナドール以外の解熱剤は血小板や白血球に悪影響を与えるらしく厳禁らしい!つまり入院してもパナドールを飲んで寝てるだけなのだから、なにも病原菌のウヨウヨいるような病室に入院するより、クリーンな自宅で治療という私の屁理屈は、一応理に適っていると言えるでしょう!?(笑) とはいうものの、体が辛いのと、デングは初めてですので、今後どうなるのか....朦朧とした頭の中で、不安が錯綜します。幸運にも、妻の「在スリランカ日本大使館のドクターに相談してみたら」という一言で、藁にもすがるつもりで先生に相談してみたところ、嫌な顔一つせず本当にいろいろと親身になってアドバイスを下さり、その後毎日病院での血液検査は必要なものの、最悪の事態(入院)は避けることが出来ました。日本大使館の先生にはこの場を借りて改めて感謝申し上げます。 発熱してから4日程高熱が続きましたが、今は平熱に戻っています。ただこのデング熱、後遺症が長く続くことで有名、発熱から3週間目に入った今も体がだるく、なかなか思ったことができない状態なのです。はやく通常に戻りたい!しかし焦りは禁物、ゆっくり一歩一歩、徐々に回復できればなと思っています。 ところで、なぜ冒頭に「恥ずかしながら私は、5月中旬からデング熱を患い....」と書いたのか!?何も恥ずかしい話でないのでは...と思う方もいらっしゃたのではないかと思います...実は、5月8日にインドで出版中の無料日本語雑誌「Chalo」に、デング熱を題材とした以下の内容を投稿していたからなのです。5月15日から発熱開始ですから、潜伏期間を考えると、投稿した時期は既にデング菌が体内に入り、潜伏していた時期と考えられ、何も知らない私は、「自身、体力とラッキーで、なんとか危ない所をすり抜けていますが....」と偉そうに下記の文章を投稿していたため、今になって「恥ずかしながら5月の中旬....」となったのです。 準備に準備を重ねても思い通りにならないのが、物事の道理、今回は、いつも妻から言われている「過信は禁物」がまさに心にしみる言葉となりました。 それでは、5月8日に投稿した間抜けな私の書いた文書を楽しんでください(笑) 5月8日投稿 家の周りでデング熱大発生!今回だけはヤバイかも!? 南アジアの一年で一番暑い時期を迎え、北部インドでは40度を超える日もあるようですが、皆さま元気にお過ごしでしょうか?スリランカは海に囲まれており、さすがに40度以上という日はありませんが、高温多湿の蒸し風呂状態、不快指数200%といったところです。...プールに入っても温泉状態、高原に避暑に行っても人、人、人の大混雑...今年の夏は、スリランカンもさすがに暑いと言っており、私達は、エアコンの効いた部屋以外は行き場を失っている状態です。 さて今回は、デング熱のお話し。 高温&多湿と来れば、大自然のスリランカでは蚊が大発生!日本人には、日本の夏!=「金鳥蚊取り線香」となりますが、当地スリランカでは、蚊取り線香と言えば「忍者」ブランド、暑い時期は、私の家でも「忍者蚊取り線香」が大活躍しています。最近、私の朝一の仕事は、家の入口&窓全て(約10っか所)に蚊取り線香の設置と、部屋の電源すべてに備え付け(約10っか所)の電子蚊取り器のスイッチオン!これだけでもかなりの重労働(笑) というのも、最近家の周りでデング熱患者が4名立て続けに出たからなのです。それも同じ並びの数軒の家の人が...かなりたちの悪いデング蚊が家の周りを徘徊しているようなのです。全員入院中で、一人はICUに入って治療中と言いますから、我が家は恐怖のあまり、一時、窓を閉め切り外出できない状態となりました。我が家は100軒ほどある区画住宅内にあり、スリランカにしては比較的、環境、衛生面が良いと信じていたのですが...周りの住人お話では他の並びでも何軒か発生しているらしく、ついに行政の駆除隊が殺虫剤散布に来るありさまです。早朝から2時間程念入りに白い煙を散布してくれましたが、さて効果は如何に...私的にはかえって蚊が多くなったような気がするのですが!?...今回の発生により閑静な住宅地は一転、デング熱超危険地帯へ変貌したのでした。 思えば、海外在住が長いせいか、身近に蚊が原因で入院した人が数人います。マレーシア駐在時代は、ゴルフ友達がデング熱で、シンガポール駐在時代は、会社の同僚日本人がこれもデング熱で、南ア在住時は、知り合いのレンジャーがマラリヤで入院しました。スリランカでも知り合いの日本人が数人デング熱で...自身、体力とラッキーで、なんとか危ない所をすり抜けていますが、明日は我が身かも...伏期間は2~15日、突然の発熱から始まり、重症型は死に至ることも、くれぐれも予防は厳重にしたいと思います。 *ちなみに予防は蚊に刺されないようにする事だけ。皆様もお気をつけ下さい。 終わり 如何でしたでしょうか?最終行で「くれぐれも予防は厳重にしたいと思います。」と言っておきながらのビンゴでした! 自信過剰が生んだ、まさに「身から出た錆」ですね。(笑) www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。 2017年05月31日 山倉 義典
2017年 5月 3日間 文化三角地帯プチ周遊
3名様 (インド在住) この度は大変御世話になり、ありがとうございました。御提案頂きましたお陰で、観光だけでなくホテル滞在も十分に楽しめました。シギリヤロックは確かに大変でした。 階段の途中で娘の足がつったり・・・ドライバーさんにも、いろいろと要望をきいて頂き、有難うございました。...娘も、長い道中、車内で横になって休めました。... 私は30年近く前、まだ学生の頃、コロンボを中心に1ヶ月間近くシギリヤ、キャンディ、ゴール等を周遊したことがあり、家族には、スリランカは本当に緑が輝いているところだと、言い聞かせてきました。今回、家族と共有することが出来て本当に良かったです。...次回はゴール方面に行きたいと思っておりますので、その際にはまた是非、宜しく御願い致します。
2017年 5月 7日間 文化三角地帯、中央高地&南海岸
1名様 (日本在住) スリランカ旅行 たいへん満足しております。...楽しい快適な一週間だったのも、Sriekoさんのプランニングと、ドライバーさんにたいへんよくしていただいたお陰だと思います。...ヨーロッパの統治の名残が色濃い文化かなあと思っていましたが、食べ物も宗教もすごく独特で、いいほうに予想を裏切られました。...特に、スリランカ人の信仰心にはほんとうに予想外に感動しました。 アーユルヴェーダは、終わった後すぐは 悪くないな? くらいの感想でしたが、帰国の飛行機くらいから気づいたのですが、髪とか肌の調子がすごくよくなった感じでびっくりです。...友人にもスリランカを強くおすすめしたいと思います。ありがとうございました。
2017年 4月 5日間 南海岸&文化三角地帯プチ周遊
2名様 (日本在住) スリランカ、本当に良いところですね。今回のんびり旅だったこともあり、一週間ではほんの少ししかその魅力に触れられませんでしたが、時間ができたら是非ゆっくり滞在したいです。その折りにはまたよろしくお願いします。 今回、急な要望にいろいろ対処していただきほんと、助かりました。ホテルもどこも良かったです。スリランカは湖が多く、幻想的な風景が独特ですね。カレーも美味しかったです。ドライバーさんにもよろしくお伝えください!
2017年 4月 4日間 文化三角地帯&南海岸プチ周遊
2名様 (タイ在住) この度はスリランカ旅行をアレンジ頂き有難うございました。予定通り旅行を終えて今朝バンコクに戻ってきました。お陰様で天気にも恵まれ、また予定していた場所も全て観光することができました。 ドライバーさんも山道が多い長時間の運転にも関わらず常に安全運転で安心して移動することができました。今回初めてのスリランカ旅行でしたが、タイやインドなどとも違うゆったりとした雰囲気で家内ともども大変気に入りました。 また機会があれば今回周れなかったエリアも観光したいと話しています。有難うございました。
Vol.65 – 暑いときは、やっぱり高原地ヌワラエリヤ!!
皆様こんにちは。 日本は桜をはじめ種々の花々が咲き乱れ、春爛漫といったところかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。 スリランカは、4月がお正月!!今週は大晦日、正月とスリランカ人にとって一大イベントの一週間、各地で民族大移動となるのです。多くのスリランカ人は、実家に戻り家族と過ごしますが、一部の裕福な人達は、暑さを避けるため家族総出で高原地にバカンスへというのも最近のトレンド!?おかげで、この時期の高現地のホテルは軒並み満室となっています。 というのも、スリランカの4月は、正月とはいえ大変暑いのが恒例、例年3月初旬から暑くなり始め、4月、5月はオーブンの中にいる状態、日中は35度なんてのもザラで、夜はやっと30度を切る程度となれば、年中20度前後の涼しい高原に行きたくなるのも、至極納得できるものです。 更に高原地は涼しいだけではありません!皆さんもご存じのようにスリランカの高原地は、セイロン紅茶の中でも「ハイグローンティー」で知られる高級紅茶の産地になっており、英国植民地時代を彷彿させる、コロニアルな街並みに素敵なホテル...となんとも雰囲気が良いのです。 というわけで、私達も「避暑を兼ね快適な環境の中で、質の良い仕事をしよう!!」をスローガンに、今年も一週間ほど高原現地ヌワラエリヤに行ってきました。 今回のルートは、往路 カトゥナヤカ~ルワンウエラ~キトゥルガラ~ハットン~ヌワラエリヤ 復路は ヌワラエリヤ~キャンディ~ニッタンブーワ~カトゥナヤカ... もちろん犬課長 村山太郎氏も同行です。 家からヌワラエリヤまでは、約180km、時間にすると約6時間の道のり、日が暮れる前にヌワラエリヤに着きたいと思い、朝10時半に家を出発しました。田舎道を適度に飛ばしながら運転、昨年見つけたルワンウエラまでの近道を進むと...あれ~途中から道がない~~地元の人に聞いたところ、工事中で迂回路があるということでそちらへ...ところが行けども行けども風景は山の中へ道が続くのみ、車一台がやっと通り抜けられるスペース...、対向車が来たらどうしようと考えながら運転すること30分…妻と、「対向車来ないね~~」などと話しながら、二人と一匹は少しづつ不安に...「一本道だから道間違えてないよね!」などと独り言を言いながら...たまに、ぽつっと民家があったりすると、「こんな所に人が住んでいるよ」と話しながら、運転すること1時間、依然対向車なし...どうしよう、山に迷い込んだかな!?真綿で首を締めるがごとく不安がつのり、引き返そうかなと思い始めた5分後...正面200m程の所を車が横切っているではありませんか…そのまま進んでいくと交差点です!!よしよし、ルワンウエラにある交差点かな!?と地元の人に確認しましたが、隣町の交差点だったらしく、そこからルワンウエラまで更に30分...結局、迷子にならずに済んだのですが、近道のつもりが...大きな山を二つ超えた超大周り大自然山岳コースになってしまったのでした。 幸先悪し、一時間強のロスタイムを何とか挽回せねば!と気合を入れてキトゥルガラに向かっていると、今度は妻と犬課長が、おなかが空いただの、トイレにつれて行けだの、ジュースを買うだの、なかなか運転に集中できません、妻と課長をなだめながら、キトゥルガラの見た目が良さそうなレストランへ、しかし外気温依然35度、良さそうに見えたレストランはエアコンなしのサウナ状態…時間は14時近くになってしまったが、昼食はギブアップして、トイレだけ済ませ、ジュースを買い込み、ハットンまで我慢することに...私の道路選択ミスのせいで遠回りをしたけれど、妻も、課長もけっこう協力的...ありがとう! 更に走ること一時間、ハットンの丘陵にある素敵なレストランに到着、気温24度で快適快適!ただ「さあ食事だ!」といかないのが、私たちの辛いところ...問題は犬課長を入店させてもらえるかどうか!?この交渉は、経験と実績(笑)から妻の仕事となっているのですが、今回の交渉結果は◎ウオームウエルカム!犬課長は、静かで、おとなしいという触れ込みで入店の許可が出たのです。 ハットンのレストランでの昼食は至福のひと時でした。涼しいそよ風、静かな丘陵を眺めながらの食事は課長も私達も、心を満たされ、高原に来たんだなと実感!あっという間の一時間が過ぎ、さあ最後のヌワラエリヤまでのドライブ...美しい紅茶畑を縫いながら進むスカイラインという表現がぴったりくる道なのです。ハットンからヌワラエリヤに抜ける道は、スリランカで一番美しく、私の一番大好きな道...窓を全開にし、あっという間のドライブでヌワラエリヤへ夕暮れ前に着いたのでした。 到着は17時半、気温21度。あらかじめ予約しておいた、犬課長OKのホテルにチェックインし、一休みして起きると、周りは既に真っ暗...寒いので、ホテルスタッフに夕食と薪の用意を頼み、暖炉に火が入ると部屋が温まってきました。パチパチと爆ぜる暖炉の横で課長は、すでにうとうと状態(笑)、車には慣れているとはいえ6時間の移動は、課長にとってかなり疲れたようです。妻とワインを傾けて明日の事を話していると...トントン!...食事が運ばれてきたようです。 お部屋のテーブルに、食事の用意をしてもらい、さ~ていただきます!笑えたのは、さっきまで寝ていた課長がいつの間にかお膳についています....課長、さっきまで夢の中だったんじゃないの!? その晩は、当然のごとく犬課長も宴席に加わり、高原野菜を使った料理に舌鼓を打ち、明日から始まる一週間のヌワラエリヤ滞在の話題で暖炉の火が尽きるまで、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。 それからの一週間は、犬課長の朝晩の外回り以外は、その日の気分で訪問先を決める気まぐれ視察を中心に、高原散策を楽しみました。 天然エアコンの中、美味しい紅茶を頂きながら、視察がはかどったことは言うまでもありません。 **** ヌワラエリヤでの私達のお勧めの場所。**** ヌワラエリヤ周辺にはハイキングコースが沢山あります。ナチュラリストと周る高原散策は、忘れられない思い出になる事でしょう。 ゴルフコースを囲むように通っている、Grand HotelからHill Clubへの道は、高原散策には鉄板ルート、小鳥の声に耳を傾けながらゆっくりお散歩。 Grand Hotel、Hill Club、St Andrews、Golf Clubの庭は一見の価値あり。お庭でのハイティーは大人気です。 数ある紅茶工場の中でも、Redro紅茶工場のペコは絶品!香りがシャープで、適度の渋み、ハイグローンティーの中でも最高級かも!? 伝統と気品のあるゴルフ場は、綺麗に整備されていてコンペが無い限り、飛び込みでもプレー可能、貸クラブも整い大変便利です。ただしグリーンは砲台のため難易度は高いです。 **** ヌワラエリヤへの交通 **** お車:風光明媚な場所が多く、気に入った場所を自由気ままに訪問するにはお車がベスト。 高原列車:紅茶畑を縫うようにコトコトゆっくり世界遺産中央高原を横断します。 バス:コロンボ~ヌワラエリヤ間はACバスが出ています。 国内線:繁忙期は、コロンボから国内線が運航する時期もあり。所要時間30分(実に便利です)。 **弊社ではお車と高原列車の組み合わせが大人気です。** www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。 2017年04月14日 山倉 義典
Vol.64 – スリランカの「安定...」について
皆様 年末年始から2月のお客様対応に追われ、随分ご無沙汰してしまいました。 スリランカを訪問して頂いたお客様に深く感謝を致します。 特に今年は、ダンブッラ周辺で行っている早朝のバルーンツアーが好評でした!ご利用された方々は、早朝の澄んだ空気の中、風のゆくまま気のゆくまま、ツアーを楽しんで頂けたようです。 今年の年末年始(11月~2月)は、例年に比べ気候的に過ごし良く、朝晩は気温が下がりエアコンいらずの、すがすがしい日が続きました。お客様も旅行中は大変快適だったのではと思います。 ただ雨がほとんど降らなかったため、北部、南部、東部の水道設備が整備されていない地域では、生活用水をためる溜池が干上がり、地下水も枯渇して、住民に深刻な影響が出ています。 日本人にも旅行先として有名になりつつあるスリランカですが、道路、電気、水道をはじめとする基本インフラ整備は、まだまだこれからの所があり、スリランカの今後の発展には必要不可欠なものであることは、疑う余地もありません。 さて今回は、スリランカにおける「安定…」について考えてみました。 先進国では当たり前の整備された高速網、生活基本インフラ(電気、水道...)の供給、生活物資供給、サービスの供給....全てが安定的に国民へ供給され、国民は当たり前のように生活しています。それがままならないのが、発展途上国と言えばそれまでなのですが、スリランカ政府は、どうも基本となる国民生活を後回しにして、目先の利益となる大型投資物件(高層ビル建設、新規空港建設、新規港湾建設)ばかりに注目して投資をあおり、本来急がなければならない、基本インフラ整備を二の次に考えているきらいがあり、昨今の国民感情を察するに、政府の政策と国民の生活には大きなひずみが出ているように感じてなりません。昨今、国民の生活に大きなひずみが出ているように感じています。 内戦が2009年に終わり既に丸7年という歳月が経っているにもかかわらず、都市間経済を円滑につなぐべく高速道路は、最大都市のコロンボと第二の都市キャンディの間(120km)ですら計画はあるようですが、建設が進んでいません。また、コロンボや地方主要都市近郊では有名なホテルをはじめとする高層ビル建設ラッシュとなっておりますが、電力供給が安定せず(予告もなく停電になる)、高層ビルのエレベーターが使えないといった状況もしばしば…更に地方では、上水道の整備がほとんど行われていないため、水が不足したらどうするのか?これらの安定供給があってこその、快適なリゾート、高層ビル、高級ホテル、メガモールだと思うのですが...残念ながら今のところ、開発順序が逆転しているのがスリランカの現状です。 生活物資の安定供給に至っては...以前スリランカからビールが消えた話を致しましたが、これなど可愛い話(私個人的にはかなり深刻でしたが...笑)、ある日突然、生活必需品が無くなることも! スリランカに長く住む日本人の知り合いも、スーパーでコーヒーを5袋程買い溜めしている私達に「ここは、物が一度なくなるとなかなか入ってこない」といって笑っておられたのを思い出します。 更に、民間や政府機関のサービスに至っては...複雑怪奇!? 今年の居住VISA更新の時は、開いた口が塞がりませんでした...というのもスリランカに住んで6年、毎年のVISA更新で監督省庁BOI(弊社はBOI企業なので)よりVISA推薦状を貰い、入国管理局でVISAを取得するのですが、今年に限って監督省庁BOIより書類不備のためVISA推薦状が出せないと、VISAが切れる直前に連絡があり、上へ下への大騒ぎとなりました。今年提出書類した書類は前年同様にもかかわらずです...至急動いて事なきを得ましたが、BOI担当官に直接確認したところ、以前の担当官が見落としていた自分達の非を棚に上げ、「提出しないあなたが悪い!」と言われ、唖然としたものです。人の質に依らない提出書類のマニュアルを作れば簡単に防げる問題だと思うのですが...(笑)、一事が万事!他のローカル対象の省庁も同じような状況かと思います。 このように、まだまだ国民の幸せを考えた「安定...」には程遠いスリランカですが、国民は、目立った大きな反政府デモも起こさず、現状とうまく付き合う方法を考えているようです。この辺は、変化をあまり好まない、おおらかなスリランカ人らしさやではないでしょうか。 発展途上国に住んでいると、日本の「安定...」の有り難さが身に沁みます。だから効率的に仕事が進むし、進めなければならない使命感すら芽生えます。日本では予告なく停電や断水が10分でもしようものなら、大変な騒ぎになるのでは....こちらスリランカでは、(外国人以外は)誰一人として騒がず、何事もなかったように10分が過ぎる...大河のようなおおらかさがあります。 「改善無き所に発展なし」とよく言われますが、ひょっとしたら、この国の人達は、発展や豊かになる事を、望んでいないのかもしれません...もしくは発展や豊かになる事は望むけれど、変化や自らの改善したくないのかもしれません。はたして、先を見すえた安定が良いのか?目先にこだわる宵越しが良いのか?事あることが多いこの地において、毎回考えさせられる問題です。 ただ一つお願いしたいことは、政府は私達外国人を含め、もう少し国民の生活第一に考え、少なくとも電気、水道、高速道路の整備は急いでほしいものです。 2017年世界は、IS問題、ブレクジット問題、ウクライナ問題、トランプ政権誕生による諸問題、中国の影響力の増大、北朝鮮の暴走、保護貿易主義の代頭、等々...政治経済とも大きな潮目を迎えており、今後世界はどのような方向に進むのか益々混沌とした問題が山積しています。 ただですら、混沌としているスリランカ丸、持ち前のおおらかさでこの世界の荒波を乗り切れるか!?はたまた、大波に飲み込まれるのか...私達も1クルーとしてこれからも一緒に頑張っていければと思います。 www.sriekov2.loc も宜しくお願いします。 2017年03月07日 山倉 義典
2017年 3月 7日間 文化三角地帯&南海岸(バワ建築の世界)
1名様 (日本在住) この度は本当にお世話になりました。昨夜無事に帰国致しました。 とても暑かったですが、幸い?インド経由だったのと移動中は車で寝かせて頂き(笑)目的のバワ建築含め、とても楽しめました。お気遣いのお電話もありがとうございました。...スリランカ、また必ず訪れたいです。興味を持っている友人も多くおりますので、御社のことも紹介しようと思っております。1週間の滞在で全て私の希望が叶ったのは、御社のおかげです。改めて感謝申し上げます。...またお世話になることもあると思いますので、よろしくお願い致します。
2015年 3月 10日間 スリランカ経由、モルディブ水上コテージ4泊
3名様 (日本在住) 素敵な旅をありがとうございました! 手配して頂いた飛行機、リゾート送迎、水上コテージ、オールインクルシブどれも滞りなく、とても快適でした!予約して頂いたClub Rannalhiは島も小さ過ぎず大き過ぎずでしたし部屋も3人でも狭すぎの感じもなく、大きなボトムグラス、外もぐるっと回れる開放感でステキでした!バスタブがあったら尚良かったです(^_^*)、移ったPrestage Ocean Villasの水上コテージは広々し、もう1泊したかったー!...歩いて行けるビーチで充分に綺麗な魚もたくさん見れましたし、とてもとても満足なステキな時間を過ごす事が出来ました! 本当にありがとうございました!また近い将来必ず行きます!その時にはまた是非よろしくお願いします。
2017年 2月 2日間 ホエールウオッチング・ツアー
3名様 (マレーシア在住) この度は急な旅の手配のお願いでしたが、ありがとうございました。 おかげさまで、クジラ、イルカ、エイ、ウミガメとたくさんの海の生き物に出会えました。特にクジラは船の真横で見ることができて、とても貴重な経験ができた1日となりました。...マレーシアや他の東南アジアの国々と似ているようで、島国だからなのか、どこか違う雰囲気のスリランカの旅は二度目もとても楽しかったです。私どもの任期もあと少しなので、また行ける機会があるかわかりませんが、お友達にも是非オススメしていきたいと思います!
2017年 2月 5日間 スリランカ全土疾風の旅
2名様 (日本在住)
体調もよく、先ほど無事帰国致しました。象さんのグループも、そしてヒョウもどちらもジープの目の前を横切るという、とてもとてもラッキーなサファリになりました!!サファリは想像以上に近くで見れて夢が叶いました。...移動中に、時々買っていただいたマンゴー、スターフルーツ、エッグホッパー、とうもろこしなどが本当に本当にホテルよりずっとおいしくて、ツアーとは違う楽しみができて大満足です。...こんなに大充実の旅行ができたのもSrieko Holidaysさんとドライバーさんのおかげです。
スリランカ旅行に行く人がいればSrieko Holidaysを強く薦めたいと思いますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。ドライバーさんにもどうぞよろしくお伝え下さい。本当にありがとうございました。
*** お客様は素敵なお写真を送ってくれました。 *** ☞写真をクリック
2017年 2月 気球(バルーン)ツアー
2名様 (ベトナム在住) おはようございます! 今回は色々と手配いただき、ありがとうございました!私も夫も感動のあまり言葉を失ってしまいました、それくらい素晴らしい体験になりました! また機会がありましたら、是非スリランカに戻ってきたいと思います。あと数日の滞在を楽しもうと思います!早朝からありがとうございました!