Error: Contact form not found.

スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.95 – コロナウイルスに見る、スリランカ事情!

February 10, 2020 at 1:08 pm

 

皆様、こんにちは。

 

月日の過ぎるのは早いもので、2020年ももう2月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

日本は、まだまだ寒い日が続いているようですが、こちらスリランカは、例年より一か月ほど早く暑い季節が到来しています。世界中いろいろな場所で気象変動が起きていますが、スリランカも例外ではありません。気候が安定してくれるよう願うばかりです。

 

さて、今回は新型肺炎について!

世界中に新型肺炎(コロナウイルス)の拡散が広がっており、皆さま不安の毎日を送っているのではとお察しいたします。

スリランカでは旧正月当初に一人(中国からの旅行客)感染者が出ましたが、先週の段階で完治してると報告されています。

ある情報筋の話では、見つかった患者は、団体旅行に参加しスリランカに来ており、シギリヤ、キャンディ、ヌワラエリヤ、南海岸を7日程周遊した後、帰国時にコロンボ国際空港での検査で高熱の症状があり、隔離されたとの事で、病原菌をまき散らすだけまき散らし迷惑この上ない話だという事です。この患者さん、スリランカ国内の名所をほぼ周っていますので、他の人への感染があるのでは!?...更に各地で同じような症状の患者が出たという情報も飛び交い、旧正月当初はスリランカ中が新型肺炎の恐怖に震撼しました。結局新たな感染者はなかったのですが、改めて旅行業の難しさを感じた次第です。

当時の状況は、不安とヒステリックがまじりあい、あっという間に薬局からマスクが無くなりました。1枚15ルピーのマスクは、瞬く間に500ルピーとなり、テレビのニュースで悪徳商売には関わらないようにと、注意情報まで出たのには不謹慎ながら笑いました。...幸い私達は、新型肺炎のニュースが出たばかりの頃、妻の機転で直ぐにマスクを購入し、ドライバー、ガイドに配布しましたので、500ルピーのマスクを買わずに済みました。😊

 

以降新しい感染者は報告されていませんし、すでに初例が見つかってから、半月(潜伏期間は14日)以上過ぎていて、他の感染者もいない事から、スリランカ国内に限っては、今のところ新型肺炎ウイルスは撲滅したと考えて良いかと思います。

 

自然災害なので、個人を責めることは出来ませんが、どうもWHOと中国の初期対応のまずさ、その後の情報操作によって、災害はさらに大きくなったのではないかと、皆さんも思っているのではないでしょうか。

まず、どうも情報がおかしいと思ったのは、1月末日本がチャーター便を飛ばして、希望者を武漢から脱出させた時の事です。当時はまだ、世界中の総患者数7000人程、死亡者100人前後でしたが、約200人の日本人帰国者から2名感染者が発見された事には大変驚かされました。武漢に住む日本人ですら感染者1%です。2便、3便目も同じような比率でした。脱出者のほとんどが駐在員でしょうから、多分ローカルの人よりは生活環境の良い所に住んでいて、衛生状態も良かったのではと考えると、武漢に住むローカルはそれ以上の比率で感染しているのではないかと考えるのが、普通だと思います。WHOや中国がチャーター機を巡って「ごねた」のも、感染率が分かるので「ごねた」のかと疑いたくもなります。

 

これはあくまでも私の仮説ですが、武漢に住民が1000万以上といわれていますので、少なくみて1%の感染としても10万人、多分その倍の20万人程の感染者が1月末の時点でいたのではと考えられます。

更に人から人へうつるという事ですから、現時点では50万人を超えているのかもしれません。しかし未だにWHO、中国政府の発表は感染者5万人前後と、一桁違った発表をしているようです。パニックを防ぐため、すべて本当の事を公開すればよいという事ではありませんが、やはりWHO及び当事国の責任と世界中の人々の衛生や安全面から、少なくとも実態の数字は公開してもらいたいものです。

 

ところで今回の新型肺炎、南アジアの諸国、中東などは感染者が少ないと思いませんか?何か理由があるのでしょうか?

東南アジアで以前猛威を振るったSARSの時に日本人、韓国人など極東の感染者が少なかった時、感染しない原因は、味噌じゃないかとか、ワカメをはじめとするヨードではないか、という噂を耳にした皆様もいらっしゃるかと思います。今回はなぜか南インド、中東に感染者が少ないのも食べ物が起因してるかもしれませんね...そう!カレーや香辛料のおかげかも...カレーは栄養効果が高く、体力がつきますので、今回の伝染病には大変効果的かもしれませんねね~~。いづれにしても一刻も早くウイルスを撲滅し、安全な世界が戻ってくることを願うばかりです。

 

スリランカは2018年11月クーデター(大統領による首相突然の解任)、2019年4月の同時爆破テロ(サンデーイースターアタック)、2020年1月の新型肺炎と立て続けに、災難に見舞われており、その影響で外貨収入の柱である旅行業界が大きく沈み込み、経済状態がズタズタになりつつあります。夜明けの来ない夜はないというけれど、そろそろ長い夜が明けても良い頃なのではと思う今日この頃です。ウイルスについて何もわかっていないことが、本当に怖い事だと改めて思う次第です。

 

 

<弊社プロフィール>

安全に旅してこそ楽しい旅行、Srieko Holidaysはいつもお客様の安全を第一に考えて旅行のお手伝いをしています。

 

*インド洋を優雅に泳ぐシロナガスクジラ観察

*「ウミガメの産卵ツアー」大好評

*高原列車で紅茶畑&紅茶工場巡り大好評

*GTフィッシング 

 山倉 義典 2月10日

 

|
お問い合わせ