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スリーエコ・ニュース (Srieko News)

Vol.103 – (下)犬課長、野生の王国珍入@ヤーラ珍道中膝栗毛

September 16, 2020 at 10:34 am

 

前回号のあらすじ

そもそも今回の旅行は、私達の好意にしている弁護士先生の一言から始まった!

目的地まで着いたには着いたが、途中は波乱の珍道中..

 

さて時間は短かったですが、距離を走るとそれなりに疲れるもの..今日は絶対に帰りたくないと犬課長と私の意見は一致、ホテル交渉役の妻を嘆願するような眼で見詰めると..優しく笑顔で「わかったわ、時間も時間だしまずは昼食にしましょう!」..

しかし行けども行けども良さそうなレストランはありません。平日かつコロナの影響で、旅行客が皆無ということもあり、どこのレストランも開いていないようです。

さてこまった!と思っていると、「いっそのこと、ヤーラ国立公園ゲート近くのXX△ホテルに行って昼食を頂きましょう!私が頼んでみるから..」と妻が..

XX△ホテルはヤーラ国立公園のゲート近くにある二つある高級ホテルのうちの一つで、まず犬課長の入館は無理..去年犬課長は東海岸トリンコマリーの高級ホテルの宿泊に成功しています(Vol.92-犬課長、東海岸トリンコマリー視察!?珍道中膝栗毛に詳細が記載されています) が今回のXX△ホテルは、その比ではない格上のレベル..無理とはわかっていても、お腹がグ~~!

背に腹は代えられず、ホテル正面玄関で妻を降ろし、正面玄関の見える位置に車を止め、妻の指示した通りの作戦「妻が交渉を始めてちょっと経ってからさりげなく犬課長を降ろし、“大きいけれど静かな大人しい犬”だとホテルスタッフにほのめかす」を犬課長にも言い含め、実行したのでした。

はたして、妻と玄関を出てきたマネージャーさんは、やばそうなパンチパーマ..犬課長に近寄り蹴りを入れられると思いきや、優しい声で年齢と名前を聞き、長い間撫でてくれていました..そして私達は、奇跡的にホテルの野外レストランにて大変美味しいランチにありつけたのです。

妻の交渉力もさることながら、課長の名演技、そして怖そうだったけど犬か好きなマネージャーさんで良かった!..

更にミラクルは続きます..上品で美味しい昼食を堪能した後、支払いを済ませ妻がマネージャーさんにお礼を言いに行った時、信じられない事に、なんとマネージャーさんからサファリキャンプ宿泊(朝食、夕食付)のオファーがあったのです..

実は妻は食事の時、ひそかに宿泊の可否を聞いていたようです..犬課長は大柄ですが静かな老犬で、宿泊客が少なくコテージタイプになっているサファリキャンプなら問題ないと思って頂いたのかもしれません..ただ問題は宿泊料金です..

 

●テントの中にある冷蔵庫、ミニバー

●メインベッド(エアコン付き)

●広いシャワールーム隣には、野外「打たせの湯!?」

 

ここのサファリキャンプは、スリランカに知れ渡る有名キャンプ!もちろん妻も知っていますので、相当ビビリながら料金を聞くと、パンチのマネージャーさんは、「通常のお部屋の料金で構いませんよ~」とニコニコしてお部屋を案内しながら言うではありませんか..妻と私は目を合わせ、歓喜を悟られないように心の中でガッツポーズ!..妻ははやる気持ちを抑え、パンチのマネージャーさんへ「1泊してみて、その先を決めます..」と言っていましたが、私達が土曜日まで4泊はしよう!と心に決めたのは言うまでもありません。😊

 

それからの4泊は、まさに表題の「犬課長、野生の王国珍入」状態..夢のような毎日でした。

 

8月25日初日の夕暮れ時、町へ買い出しに出た帰り道、ホテル近くにて野生のレパード(ヒョウ)とジャコウネコに邂逅、国立公園内でもそうそう会えない猛獣に早速出会い、既に私達は「野生の支配する領域」の中に居るのだな~とワクワクしました。

 

8月26日翌朝は、犬課長をホテルの浜辺へ散歩に連れて行った後キャンプコテージに戻ると、極近いブッシュ帯の中からガサガサ、バリバリと木を倒す野生のゾウさんの気配..実際コテージ近くで野生のゾウさんを発見して大興奮しました(下記の動画参照)..夕方はワイルドボー(イノシシ)と大蛇(キングコブラ?)の出現で更に興奮..コテージは1.5メートル程の高床式の上に作ってあり柵もあるので、ゾウさん以外の動物達には安全と思われます。

 

 

更に8月27日の3日目は、犬課長の散歩に出ようとコテージの階段を降り、10メートルほど坂道を進むと、ごく近くの左側のブッシュから、バリバリと木を倒す野生のゾウさんの気配..本能的に危ないと思い、散歩に行きたがる犬課長を無理やり引きずりながら、コテージに戻り一安心..犬課長をサファリテントに入れて、一度体勢を立て直し、カメラを持って妻と観察に出かけました。

このオスのゾウさんは大変な食いしん坊、コテージの周りに群生しているアカシヤ系の木に夢中で、距離は保っていますが、私達には気付いていないようです..更にコテージのベランダ方向に移動したことから、コテージのベランダから、こちらもゆっくりお茶を飲みながら、ゾウさんの食事を観察することが出来ました。大変ラッキーでした(下記の動画参照)😊

後でホテルのスタッフに写真で確認してもらったところ、このゾウさんは上巻で紹介した四頭の中の一頭で、大人しい「ナッタコッタ」という名前のゾウさんだったことが判明しました。どうして直ぐに見分けられたんでしょうね~しつこく聞き出した結果、そのポイントはどうも尻尾にあるらしい..分かりますかね..♡

そして夜の夕食時は前述のとおり、強烈な驚愕体験でした。

 

 

8月28日の4日目は、午後から今回の重要ミッションの一つであった、ヤーラ国立公園内に入り半日サファリを楽しみ、大型のオスのレパード(ヒョウ)、ゾウさんの群れなどはじめ、沢山の野生動物達が会いに来てくれました。

 

●大型のオスのヒョウ(距離が遠く画像が綺麗でなくすみません)

 

8月29日(土)は、いつもの通り野外レストランでゆっくり朝食を取った後、チェックアウト!

土曜日だけに宿泊客がぐっと多くなり、朝食は滞在中初めての「ビュッフェ」を楽しむことも出来ました。

 

あっという間の5日間、驚愕の体験もありましたが、本当に楽しく心地よくワイルドに過ごすことが出来ました。

食事をする事さえ難しいと思われた超高級ホテルに4泊も、それも最高級のサファリキャンプ..いやはや出来過ぎです。まさに「エビでタイを釣る」というのはこの事でしょうか!?いやいや「棚からぼた餅」と言った方が良いかもしれませんね。

 

 

妻の綿密な交渉戦略もさることながら、犬課長がいなかったらサファリキャンプを勧められなかったことを考えると、まさにミラクル!コロナのビハインドを一気に取り戻した気分になったのも当然です。

これも妻と犬課長、そしてパンチのマネージャーさんのおかげだと思っています。

そうそう、弁護士先生の一言が無ければ、このミラクルは起きなかったと思うと、先生にも感謝しなければなりません。本当に楽しい旅を有難うございました。😊

 

コロンボ国際空港からぐっと近くなったヤーラ国立公園、私達のお勧めNo1です!

 

 

<弊社プロフィール>

安全に旅してこそ楽しい旅行、Srieko Holidaysはいつもお客様の安全を第一に考えて旅行のお手伝いをしています。

 

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9月16日 山倉 義典

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